夏が旬!【ゴーヤ】の苦味を自分好みにコントロールするには?
11,115view
2020/07/08 09:00
季節・話題
こんにちは、管理栄養士の合田麻梨恵です。
夏に栄養価の高くなるゴーヤ。独特の苦味がありますが、このゴーヤの苦味は苦手な方と好きな方に分かれますよね。
この記事では、お好みでゴーヤの調理法を選べるように、ゴーヤの苦味を減らして美味しく味わう方法と、逆に苦味を活かして味わう方法をお伝えしていきます。
自分好みに苦味をコントロールして、健康的なゴーヤ料理を楽しみましょう!
ゴーヤの苦味を取る下処理の方法
「どうしてもゴーヤの苦味が苦手で…。」「苦味がなかったら子どもも一緒に食べられるのに…。」という方におすすめの方法を3つご紹介します。方法(1)、(2)、(3)の順で下処理をしていくとどんどん苦味を感じにくくなります。お好みの苦味に調整して調理してみてくださいね。
(1)塩で揉む:ゴーヤ1本に対して、小さじ1杯の塩で塩もみを行います。
(2)砂糖と塩で揉む:ゴーヤ1本に対して、砂糖小さじ2杯と塩小さじ1/2杯で揉みます。
(3)下茹でする:(1)または(2)をおこなった後、鍋いっぱいの水を沸騰させて、約10秒下茹でをします。
ゴーヤの苦味をあえて残す方法
先ほどとは反対に、「ゴーヤの苦味が好きだから残したい!」という方にオススメの方法をご紹介していきます。こちらも3つポイントがあります。
(1)塩もみ、塩・砂糖もみをしない:上記でもありましたが、この2つの下処理を行うと苦味がとれるためです。
(2)厚めにカットする:ゴーヤに含まれている苦味成分が厚めにカットすることで流出しにくいためです。
(3)よく炒める:ゴーヤはよく炒めると苦味が増すと言われているためです。
ゴーヤの苦味が苦手な人&好きな人向けのおすすめゴーヤ料理
ゴーヤの苦味が苦手な方へのオススメ料理は、「ゴーヤチャンプル」です。
理由は、苦味を少なくする下処理である塩もみと下茹でをおこない、苦味を和らげることができるため。
逆に苦味が好きな方へのオススメ料理は、「ゴーヤの肉詰め」です。
ゴーヤを厚めカットで調理することで苦味の流出を防ぐためです。慣れてきたら、ご自身で苦味を調整して好みの味に仕上げてみてくださいね!
詳しいレシピは下記でご紹介!
【苦味が少ないゴーヤレシピ1】簡単ゴーヤチャンプル
下処理の段階で、塩もみ・下茹でを行うことで苦味を減らすことができます。それでもまだ苦味を感じる場合は、塩と砂糖で揉んでみたり、可能な限り薄くカットしたりすることをオススメします。
【苦味が少ないゴーヤレシピ2】ゴーヤとみょうがのごま酢和え
塩・砂糖もみで苦味を少なくする下処理をしたレシピ。塩と砂糖でもんでから15分ほど置くことが、苦味をとるポイントです。シンプルな料理ですが、しっかりと味付けされているのが美味しさの秘訣です。
【苦味が少ないゴーヤレシピ3】さっぱり!ゴーヤ素麺チャンプル
食欲が沸かない時でもスルスル食べられるメニューです。炒り卵の黄色とゴーヤの緑色、素麺の白色の鮮やかな見た目が食欲をそそります。炒めすぎると苦味が出てくるので注意!
【苦味を堪能するゴーヤレシピ1】ゴーヤの肉詰め
ゴーヤを3cm幅の厚めに切ることで苦味を残して調理します。1cm幅程度くらいの薄さだと苦味が流出しやすいので、薄くなりすぎないようにすることと、塩もみ・下茹でを行わないこともポイントです。
【苦味を堪能するゴーヤレシピ2】5分で!ゴーヤとツナのサラダ
仕事や家事で忙しい時、パパッと作れる時短メニューのご紹介です。ゴーヤに味の濃いツナとマヨネーズを混ぜることで、絶妙なほろ苦さに。盛り付け時にトマトを飾ることで食欲をそそる見た目に仕上がります。
この記事の作者
合田 麻梨恵 さん
和食ライフスタイリスト・管理栄養士
大学在学中に世界各国の料理を食べ歩く中、和食の魅力に目覚める。卒業後は大手ベンダー商品開発を経て独立。和食で心と身体を健康にする「和食栄養学」の考え方を普及するため、和食ライフスタイリストとして活動中。
和Health料理教室・和食ライフスタイリスト養成講座運営、一般社団法人ライブフーズ理事。他商品開発、メディア出演、セミナー講師としても活躍中。