「グルテンフリーダイエット」とは?そのオススメな理由は?
グルテンとは、小麦やライ麦などの麦類に含まれているタンパク質の一種です。「グルテンフリーダイエット」では、これらのグルテンを摂取しないように、パン、パスタ、ラーメン、うどん、クラッカー、クッキー、ケーキなど小麦を避けた食生活を送ります。主食がご飯の日本では、簡単に始めやすく、無理なく続けることができますね。
小麦を避けることによるメリット
グルテンフリーダイエットでまず期待できる点は、小麦メインの食事で多く取りがちな、脂質や糖類などの摂取量を無理なく減らし、カロリー摂取を抑えられることです。
例えば、パンには、多くの場合、バターや植物油脂などが含まれていたり、糖類などが添加されています。また、パスタを食べる際も、オイルを多く使ったりして高カロリーになりがちです。クッキーやケーキなども脂質と糖類などがたくさん入っているので、これらを避けるだけでもダイエットになることは容易に想像できますね。
また、ご飯が主食になると、主菜、副菜、というような定食スタイルになりやすく、食事バランスが整いやすくなります。ご飯は小麦と違い、脂質や糖類がなくてもそのままで美味しく食べられるという点もダイエット向きといえるでしょう。
厳密に避けなくてもOK
主食をご飯にしただけでは、グルテンフリーにはなりません。例えば、肉や魚を焼く際に小麦をかけることもありますし、とろみのついたスープやカレーなどにも小麦粉が使われていることが多いです。このため、外食や加工品などでは注意が必要です。とはいえ、少量でもグルテンをとってしまったらダイエットが失敗するわけではないので、主食と間食で摂取しない、程度のルールでも問題ないと考えられます。
また、いきなりグルテンを避けるのがつらい場合は、2日に1食は小麦を食べてもOKなど、自分なりに頻度を決めて進めてもよいでしょう。もちろん、グルテンフリーダイエットでは、小麦を避ければすぐに痩せるというわけではなく、やはり、食べ過ぎや栄養バランスには注意が必要です。
ごはん以外のメインは?小麦以外の麺類も!
麺類が食べたいと思ったときは、蕎麦やビーフン、春雨などは、グルテンが含まれていないので、これらのレシピに挑戦してみるのもよいでしょう。なお、米粉パンは、グルテンを添加して作っているものもあるので注意が必要です。
(テキスト: 管理栄養士 岡田 あや)