今日からできる!いつもの料理をおいしいままで減塩するコツ
今回はおいしいままで減塩するコツを3つご紹介します。
■香味野菜や香辛料をきかせる
わさび、しょうが、みょうが、大葉、パセリ、ハーブ、唐辛子、カレー粉、粗挽きこしょうなどです。香りのよい食材が入ると薄味でも気にならなくなります。香味野菜は細かく切ると食材の細胞が壊れ、香りがより一層豊かになります。みそ汁にすりおろししょうがを加える、ハンバーグに刻んだ大葉やみょうがをトッピングするなど、いつもの料理に1つアクセントを加えてはいかがでしょうか?
■だし汁を活かす
だし汁にはうま味成分が多く含まれています。昆布はグルタミン酸、かつお節はイノシン酸、干し椎茸はグアニル酸です。他に海苔には、いまあげた3つの成分がバランスよく含まれています。海苔はおにぎりや手巻き寿司など、お米との相性も良く、日本人には欠かせない食材ですよね。パスタなどの洋食でも海苔を加えると、海苔のうまみ成分といい風味が減塩に一役かってくれますよ。
うま味成分は単独で使うよりも複数を組み合わせると相乗効果が生まれ、おいしさが飛躍的にアップします。そうすることで、塩分が少なくてもしっかりとした味を感じられます。
■旬と鮮度の良い食材を使う
“良い食材”というのは、“価格が高い食材”というわけではありません。“旬と鮮度が良い”ことです。旬と鮮度が良いものはその食材の味が一番おいしい時であり、栄養価が高く、価格は安くなります。春先ならたけのこや新ジャガ、初夏ならトマトやカツオです。
食材そのものがおいしいと、調味料を抑えることができます。例えば、みそ汁には旬野菜をたっぷり入れてはいかがでしょうか?具だくさんのみそ汁は具が多い分、汁が少なくなるので、味噌の量を抑えられるというメリットもあります。
単に調味料を減らすだけでなく、香り・だし・旬と鮮度を上手く活用して減塩しましょう!
(テキスト:松原 郁実)