糖質制限より簡単?糖質の取り方に注意してダイエット!
「糖質制限」よりおすすめの方法
なんといってもやはり、バランスのよい食事をとることがオススメです。糖質に限らず、何かを多くとったり、極端に減らすことは、栄養のバランスをとるのが難しくなってしまいます。厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準」では、糖質(炭水化物)60%、脂質25%、たんぱく質15%が理想的なバランスとされています。
これは、ざっくりとした説明になります、理想的なバランスの食事とは、一汁三菜のような、ごはんなどの主食と、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜や汁物といった食事です。栄養バランスが整い、色々なビタミンやミネラルを過不足なくとることができます。ちなみに、体型や年齢にもよりますが、主食のごはんの量は150g(女性用の茶碗1杯)程食べてもダイエットには問題ありません。
大事なのは「食べる順番」!
糖質を食べる時には「インスリン」に注意するのがポイントです。インスリンは、血糖値を下げるホルモンですが、たくさん出ると、糖が脂肪になってしまったり、急激に出ると余計な食欲がより出てしまうという危険があります。それを防ぐためには、食事の際に、初めの一口でごはんなどの糖質を取らないことです。野菜や、たんぱく質が中心のおかずから食べることで、インスリンが急激にでるのを防ぐことができます。
また、お菓子やジュースなどの糖類の多いものを食べると、急激に血糖値が上がった後に急降下し、余計に甘いものを食べたくなる悪循環になります。これらのものは、基本的には控えたほうがよいでしょう。
同じ糖質でも、精製度が高いほど消化やインスリンの関係で太りやすくなります。ごはんなど、粒のままのものは消化が遅く太りにくく、ついで、小麦粉のような粉類、一番太りやすいのは砂糖などの糖類です。果物は果糖が多く太りやすいとも言えますが、ビタミンや食物繊維も豊富なので、1日に片手にのるくらいの量でしたら食べても大丈夫です。
糖質を恐れすぎずに、上手に付き合っていきましょう!
(テキスト:岡田 あや)