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なぜ辛い物は夏でいい?夏バテ対策のためのおすすめ料理

15,323view 2015/07/30 18:00 健康・ダイエット
なぜ辛い物は夏でいい?夏バテ対策のためのおすすめ料理
熱いものや辛いものを食べると体が熱くなり汗をかくことからわかるように、辛い食べものには発汗作用があります。ではなぜ辛いものは夏にいいのでしょうか?

辛いものを食べると体温が上がりますが、汗をかくことにより一時的に皮膚の表面温度が低下し清涼感・爽快感を得ることができます。また、辛味成分が消化器を刺激することによって、消化液や唾液の量が増え食欲が増進します。夏はどうしても暑さで食欲が落ちやすくなりますが、辛い食べものを食べることで食欲の低下を防ぎ、夏バテを予防することができるのです。

「カプサイシン」を含む料理を選びましょう!

まずは、辛い料理の代表といえばカレー。特にカレー粉、カイエンヌペッパー、レッドペッパー、コリアンダー、シナモンなどの香辛料をたくさん使ったインドカレーには、摂取すると代謝を促進し汗をかく作用があります。市販のカレールーと違い油を使わないので、胃もたれの心配もありません。

とうがらしに含まれる辛味成分「カプサイシン」は、摂取すると交感神経を刺激しアドレナリンの分泌を促すため、心拍が早くなり血圧が上昇し汗が出ます。唐辛子を使ったおすすめ料理はトムヤンクンなどのエスニック料理や、ペペロンチーノ、麻婆豆腐などです。また、普段食べている料理に一味唐辛子や七味唐辛子を振りかけたり、料理の時に少し加えて作ることで手軽に摂ることができます。

ほかにも、コチュジャンや柚子胡椒などの唐辛子を使った調味料を使って炒め物や和え物を作ったり、スンドゥブやチゲ鍋、ビビンパなどのキムチを使った韓国料理もおすすめです。ただし、辛いものは胃を痛めることがあるため摂りすぎには注意してください。

(テキスト: 桑原 典子)

この記事の作者

桑原 典子 さん
桑原 典子

管理栄養士・健康運動指導士・フードコーディネーター
北海道文教短期大学食物栄養学科卒業後、病院・クリニックなどの医療機関を中心に勤務。
現在は働く女性に向けた美容と健康について、雑誌やウェブを中心に情報を発信している。

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