旬の鮭を味わう♪秋鮭の南蛮タルタルソースがけ【プロが教える簡単お家ごはん#33】
この時期、スーパーにたくさん並んでいる旬の味覚、「秋鮭」。
産卵間近の秋鮭は身が引き締まり、脂が少なくあっさりしているため、そのまま焼いて食べるよりも、バターや油を使う料理がおすすめです。
今回は甘酢だれにからめた鮭に、濃厚なタルタルソースをかけていただく「秋鮭の南蛮タルタルソースがけ」レシピをご紹介します。
※同じ南蛮でも、南蛮酢に漬け込んだ酸っぱい“あの料理”ではありませんよ!
知っておきたい「鮭」が持つ栄養素
さらに面白いことに、鮭は白身魚でありつつも、青魚に多く含まれるDHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸も含まれています。
これらには血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなどの働きがあるとされており、生活習慣病が気になる方は特に積極的に取り入れたい栄養素です。不飽和脂肪酸は体内で合成することができない必須脂肪酸のため、食事から摂取する必要があります。
鮭は、小骨や臭みが少なく、調理もしやすいためお子さんにも食べやすい魚のひとつです。旬のこの時期にこそ、積極的に食卓に取り入れてDHA,EPAを補いましょう!
「秋鮭の南蛮タルタルソースがけ」のポイント
甘酢を絡めて焼いた鮭に、タルタルソースをたっぷりかけていただきましょう♪
玉ねぎを加えず卵だけで作った濃厚でマイルドなタルタルソースは、さっぱりした秋鮭を濃厚な口当たりにしてくれます。
お子さんもよろこぶこと間違いなしです!
「秋鮭の南蛮タルタルソースがけ」レシピ
・秋鮭…2切れ
・塩、胡椒…少々
・薄力粉…小さじ2
・(A)醤油…大さじ1
・(A)砂糖…大さじ1
・(A)酢…大さじ1
・サラダ油…適量
<タルタルソース >
・ゆで卵…2個
・(B) マヨネーズ…大さじ2
・(B) ヨーグルト…大さじ1
・(B) 塩、胡椒…少々
・(B) 砂糖…小さじ1/3
・パセリ…適量
【作り方】
1.[タルタルソースを作る]ボウルに粗みじん切りにしたゆで卵を入れ、(B)を加えて混ぜ合わせる。
2. 秋鮭は5等分程度に切り分け、軽く塩、胡椒をふる。ポリ袋に入れ、薄力粉を加えて袋をふってまぶす。
3. フライパンにサラダ油を熱し、2を入れる。軽く底面に焼き色がつくまで4分程度焼いたら上下を返し、蓋をして2〜3分焼く。
4. フライパンの余計な油をキッチンペーパーで軽く拭き、(A)を注ぎ入れ、汁気が少なくなるまで煮からめる。器に盛り付け、1のタルタルソースをかけ、刻んだパセリを散らす。
【ポイント】
調味料を加える前にフライパンの油を軽く拭くことで、より臭みがなくなり、おいしく仕上がります。
また、タルタルソースはマヨネーズだけで和えるとハイカロリーになりがちですが、マヨネーズの一部をヨーグルトに置き換えることで、手軽にカロリーダウンできます。(ヨーグルトがなければ、マヨネーズのみでも構いません。)
甘酢だれで煮からめた鮭は、それだけでもごはんのおかずになりますが、タルタルソースをかけると見た目も華やかになり、お子さんも喜ぶご馳走に♪
さっぱりした秋鮭に合う、濃厚タルタルソースをたっぷりかけてお召し上がりくださいね。