「鋳物ホーロー鍋」ってどんな鍋?メリットは?活用のコツとおすすめレシピ
素材のよさを引き出し、料理をおいしく仕上げてくれる、鋳物ホーロー鍋。
今回は、鋳物ホーロー鍋の特徴やおすすめのレシピなどをご紹介しています。
鋳物ホーロー鍋を使ったレシピは、調理時間が長くかかるものが多いですが、一度食べればその味の違いに驚くはず!鋳物ホーロー鍋は、おうち時間が増えて料理にも時間をとれるようになった今だからこそ、使ってみて欲しい調理道具です。早速チェックしてみてくださいね。
鋳物ホーロー鍋ってどんな鍋?活用のコツは?
<鋳物ホーロー鍋の主な特徴>
・熱伝導がよい。
・保温性や蓄熱性に優れている。
・耐久性がある。
・ガス火、IH、オーブンに対応し、活用できる料理の幅が広い。
鋳物ホーロー鍋は素早く鍋全体を均一に温め、食材から出た水分は鍋底で加熱されることによって水蒸気となり、食材を包み込むように鍋の中で対流します。
ホーロー鍋からの熱伝導と蒸気の対流によって、食材にムラなくゆっくり熱が伝わるため、素材のよさが引き出されておいしく仕上がります。
煮物はもちろん、蒸し調理やソテー、無水調理などさまざまな料理に活用できますよ。
鋳物ホーロー鍋を使ったおすすめ料理(1)無水調理で作るカレー
【材料(4人分/22cmホーロー鍋使用)】
・牛肉…300g
・しめじ…1袋
・トマト…4個
・玉ねぎ…3個
・にんじん…1本
・さつまいも…中1本
・ローリエ…1枚
・カレールー(お好みのもの)…適量(4〜5皿分程度)
【作り方】
①玉ねぎは2個はみじん切り、1個は薄切りにする。しめじは小房に分け、トマト、にんじん、さつまいもは乱切りにする。
②鋳物ホーロー鍋にトマト、玉ねぎ、にんじん、さつまいも、しめじ、牛肉の順に重ねて入れ、ローリエをのせ、蓋をして弱火で1時間程度加熱する。
③火を止め、カレールーを溶かし入れ、とろみが付くまで混ぜながら弱火で加熱する。
カレーは食材を変えていろいろアレンジできます。アレンジする場合も、トマトや玉ねぎなど水分を多く含む食材を入れるようにしてくださいね。
鋳物ホーロー鍋を使ったおすすめ料理(2)鶏肉のソテー
【材料(4人分)】
・鶏もも肉…2枚
・塩…適量
・こしょう…適量
・にんにく…1個
・オリーブオイル…大さじ2
・ローズマリー…1本
【作り方】
①鶏もも肉は余分な水気と脂肪を取り除き、全体にフォークで穴をあけ、塩、こしょうで下味をつける。にんにくは半分に切って芯を取り除き、つぶす。
②鋳物ホーロー鍋は蓋をして中火にかけ、外側が触れないくらい熱くなるまで、しっかり予熱する。
③オリーブオイルを入れてなじませ、にんにくを加え、よい香りがするまで加熱する。
④鶏もも肉の皮面を下にして入れ、焼き色がつくまで焼き、裏返してローズマリーをのせ、蓋をして弱火で20〜30分蒸し焼きにする。
強火での予熱は、鋳物ホーロー鍋が割れる可能性があるため、〜中火までの火加減にしてください。
鋳物ホーロー鍋を使ったおすすめ料理(3)焼き芋
材料はさつまいものみ。鍋に合わせた大きさのものを選びます。さつまいもが重なると火の通り方が変わり、出来上がった焼き芋の食感も変わってしまうため、鍋の中に重ならずに並べられる大きさ、本数で調理するのがおすすめです。
鋳物ホーロー鍋に大さじ1〜2の水を入れ、クッキングシートを敷いて、さつまいもを並べます。蓋をして40分〜1時間程度、弱火でじっくり加熱していきます。さつまいもの大きさによって時間が変わるため、竹串がすっと通るくらいに加熱時間を調整してください。