(3ページ目) ママ・プレママ部の記事一覧
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どうやって作られるの?おいしい「母乳」と食事の関係 母乳はどうやって作られるのか?母乳は赤ちゃんにとって初めての食事です。そんな母乳はどうやって作られるのでしょうか?母乳はママの血液から作られます。妊娠することでエストロゲンが増加し、乳腺が発達します。赤ちゃんが乳頭を吸って刺激することで脳に「母乳を作って」という指令が出され、ママの血液が乳腺で母乳に作り替えられて赤ちゃんの元に届きます。また、産後はプロラクチンというホルモンが活性化されることで母乳の生成も増加します。「赤ちゃんに吸ってもらう」ことが母乳作りには大切なんです。母乳と食事の関係ママ自身、食事によって血液がサラサラになったりドロドロになったりと変化しますよね。それと関係して母乳にも変化が起こります。ママの食べたものによって母乳の味や濃度は変わると言われています。赤ちゃんがおいしいと思うのは、少し青みがかった白色をしているさらっとした母乳です。あっさりとした甘味のものが好まれやすいです。反対に、ドロドロとしている母乳や、しょっぱさがあるものは飲むのを嫌がることもあります。辛い料理と母乳の関係についてはこちらの記事でご紹介します。食事の影響や赤ちゃんの好みは個人差もあるので、ぜひ自分でも母乳を味見して変化を感じてみましょう。栄養のある母乳にするためにはでは、食事で何を気を付ければいいのか気になりますよね。母乳の量や質に影響するのは「脂肪」と言われています。脂肪分を多く摂取すると母乳の分泌が早く起こるため、詰まりやすくなったり、乳腺炎の原因にもなりやすいです。脂肪だけでなく糖分の多いお菓子類、刺激の強いとうがらしやスパイスにも注意が必要です!赤ちゃんが好む栄養のある母乳にするためには、栄養バランスの摂れた食事が最適です。母乳には、エネルギー、水分、タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、鉄分、ビタミンなど体を作るために必要な栄養素がたくさん含まれています。これらを補うためには偏った食事ではいけません。オススメは「和食」です。身近な食事ではありますが、魚介類や穀物、野菜などしっかりと摂って欲しい食材をバランスよく摂れる食事なんです。あれもこれも我慢!となるとストレスになってしまうので、母乳の状態を見ながら食べるのはOKですよ。授乳中は赤ちゃんがママと同じものを食べているという気持ちになって食事を選んでみてくださいね。(テキスト: 上野 知佐) 2016/09/04 17:00 ママ・プレママ部
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これって飲んじゃいけないの?妊娠中の飲み物とその注意点 妊娠中の水分摂取妊娠中は体内の血液量が多くなり、より多くの水分が必要になります。特に夏は汗をかいて水分が失われてしまうため、喉の渇きを感じることも増えてきます。水分をしっかりと摂取することで新陳代謝が促進され、血液の流れが良くなるため、妊娠中の悩みに多い便秘の改善にも役立ちます。妊婦さんにおすすめの飲み物妊婦さんにおすすめの飲み物はたくさんあります。水分補給の基本としては、「水」と「麦茶」です。麦茶は食物繊維やミネラルが豊富に含まれていることもおすすめポイントです。しかし、流産の危険もあると言われているハトムギが入っている麦茶は避けるようにしましょう。他にもおすすめなのは、鉄分やカルシウムを含む「ルイボスティー」、血行促進や便通改善効果のある「タンポポ茶」や「タンポポコーヒー」、免疫力UP効果のあるビタミンCを含む「ローズヒップティー」、ビタミンやミネラル、葉酸を含む「ゆず茶」があります。どれもカフェインが入っていないので安心して飲めますね。どの飲み物も体を冷やさないために常温で飲むようにしましょう。飲むのを控えたほうがいい飲み物妊婦さんには食べ物と同じで飲み物にも注意して欲しいものがあります。まずは「アルコール」。アルコールは胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも送られます。赤ちゃんにはアルコールに対する免疫はないので、体外に排出するのにママの2倍もかかってしまいます。排出するまで赤ちゃんは酔っぱらった状態になっていると言われています。低体重や神経発達に影響を及ぼす可能性もあり、流産の確率が上がるというデータもあります。もし、どうしても飲みたい!という時はアルコール0.00%のアルコールフリーのものを適量飲むのはOKです。次に「カフェイン」。カフェインは赤ちゃんの中枢神経を興奮させる作用や発達遅延の可能性があります。明確な基準はありませんが、コーヒーは1日1~2杯程度ならOKと言われています。コーヒー以外にもウーロン茶やココア、栄養ドリンクなどにもカフェインが含まれているので注意が必要です。アルコールやコーヒーなどが大好きな方も多いと思います。ですが、妊娠中はお腹の赤ちゃんのためにも我慢が必要です。妊娠中に新しいお気に入りの飲み物を見つけてみてはいかがでしょうか?妊娠中に良い食べ物とおすすめの栄養素はこちらの記事に確認しましょう!(テキスト: 上野 知佐) 2016/08/31 07:00 ママ・プレママ部
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基礎知識を身につけよう!妊娠中にいい食べ物ってあるの?摂りたい栄養素&注意点 妊娠中にいい食べ物まずは、良質なタンパク質を含む豆腐や大豆製品です。肉に比べて脂質も少なく低カロリーなので妊娠中は特におすすめです。次に、ビタミンやミネラルがたっぷりな緑黄色野菜です。特に旬のものは栄養価が高いので、積極的に取り入れましょう。最後に食物繊維を多く含むきのこ類です。低カロリーでうまみ成分が含まれているため、薄味でもおいしく食べられます。妊娠中の便秘改善にも役立ちます。妊娠中にいい食べ方もあります。それは「回数を分ける」ことです。つわり中や後期で胃が圧迫されて食べられないなど妊娠中は食べられない悩みが多いです。「食べられるものを食べられるだけ」と心がけましょう。摂りたい栄養素とおすすめ食材妊娠中に積極的に摂って欲しい栄養素があります。1つめに「葉酸」。胎児の神経管閉鎖障害発症リスクを低減させるために必要です。ほうれん草やモロヘイヤ、いちごなどがオススメです。2つめに「タンパク質」。身体の主成分となる栄養素です。卵、豚肉、鶏肉、さんま、いわし、チーズなどがオススメです。3つめに「鉄分」。妊娠中の鉄欠乏性貧血を予防します。牛赤身肉、ほうれん草、かつお、あさりなどがオススメです。4つめに「カルシウム」。ママと赤ちゃんの骨や歯をつくります。大豆食品、ヨーグルトなどがオススメです。妊娠中の食事で気を付けること妊娠中だからと言って特別な食事は必要ありませんが、気を付けて欲しいこともあります。まずは「食べる量」。昔から言われる「赤ちゃんの分も2人分食べないと!」これは注意です!現代では食生活も変化し、十分な栄養を摂れるのでむやみに食べ過ぎてはNG。量より質を重視しましょう。次に「魚の種類」。魚に含まれる水銀が赤ちゃんに影響を及ぼすことがあると言われています。※1 マグロやキンメダイ、マカジキなどは注意が必要です。ですが、サケ、アジ、サバ、イワシ、カツオなどは心配ないのでOKですよ。最後に「生もの」。生肉、生卵、生魚は食中毒の原因となってしまいます。妊娠中は免疫力が低下するため、普段は大丈夫でも食中毒にかかるリスクも高くなってしまうのです。チーズにも妊娠中に避けていただきたいものがありますのも意識しましょう。いい食べ物や気を付けることを知って、「妊娠中だから」と気負わ過ぎずにお腹の赤ちゃんと一緒に食事を楽しみましょう。妊娠中におすすめの飲み物と避けたい飲み物についてはこちらの記事でご紹介します。(テキスト: 上野 知佐)※1 『厚生労働省』 「これからママになるあなたへ」http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/051102-2a.pdf 2016/08/19 07:00 ママ・プレママ部
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注意したい熱中症!ママにチェックして欲しいポイントと対策は? 熱中症って赤ちゃんの方がなりやすいの?気温が上がってくるとニュースなどでも「熱中症」という言葉を聞くことが多くなりますよね。熱中症とは、高温多湿の環境下で体温が上がり、体内の水分や塩分が失われたり、体内に熱がこもってしまう状態のことを言い、めまいや吐き気、頭痛、けいれんなどの症状が現れます。大人でも熱中症になる人は多くいますが、赤ちゃんは大人よりも熱中症になりやすいと言われています。それは、体内の水分量が多く、体温調節がまだ未熟なため体に熱がこもりやすいからです。また、赤ちゃんは言葉で自分の状況を伝えることができないために、熱中症だと気付くのが遅くなってしまう危険もあります。赤ちゃんの初期症状とは?熱中症になると初めに次のような症状が出てきます。顔が赤い、顔や体が熱い、元気がない、機嫌が悪い、いつもより母乳やミルクなどの水分を欲しがる、おしっこの量が少ない(おむつが乾いている)、おしっこの色が濃いなどです。外出したり、少し動くだけでも赤ちゃんの体温は上がりやすいので、体温だけでなく他の状態も常にチェックするようにしましょう。体が小さい分、初期症状からあっという間に症状が悪化することもあるので注意しましょう。ママにやって欲しい熱中症対策熱中症にならないようにするために気を付けて欲しいことがあります。まずは、「水分補給」。ポイントは少しずつこまめにあげることです。赤ちゃんから欲しがる前に時間を見ながらあげるようにしましょう。汗をたくさんかきそうな時にはベビー用イオン飲料を使用しても良いですね。次に、「衣服の見直し」。暑いからといって薄着にしていると冷房が効いた部屋やお店に入った時に冷えてしまいます。上着を持ち歩いてその都度調節してあげましょう。汗をかいた時のために着替えも用意しておくと良いですよ。また、帽子も必須です。日光が当たる時には被らせましょう。帽子の中は汗をかいて熱がこもりやすいので、たまに脱がして風を通してあげることも大切です。その他にも、室内は風通しを良くしたり、お出かけの時は適度に休憩を入れるなども必要です。これらの対策は赤ちゃんだけでなく、ママ自身の熱中症対策にもなります。少しの意識で対策できる熱中症。ママも赤ちゃんも元気に楽しく夏を乗り切りましょう!(テキスト: 上野 知佐) 2016/07/28 07:00 ママ・プレママ部
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おいしい食材でバーベキューを楽しみたい!でも妊婦さんには危険がいっぱい? 妊娠中もバーベキューはして良いの?夏が近づいてくると色々なイベントが楽しみになってきますよね。バーベキューもその1つではないでしょうか。ですが、妊娠中にバーベキューをしても良いのか悩むところ。妊娠中にバーベキューをしてはいけない?そんなことはありません!何に注意すれば良いのか、気を付けて欲しいことは何か、ポイントをしっかり押さえれば楽しめますよ!注意したい「トキソプラズマ」バーベキューをする時に1番気を付けて欲しいのが「トキソプラズマ」という寄生虫です。トキソプラズマは生肉によって感染することが多いと言われています。大人は罹ってしまっても軽い風邪程度で済むことが多く気付かないこともありますが、妊婦さんが初めて感染した場合にはお腹の赤ちゃんに影響が出てしまいます。流産、低体重、脳炎、水頭症、視力障害などの影響が出る恐れがあると言われています。100%赤ちゃんに感染するわけではありませんが、影響があるかもと思うと怖いですよね。熱に弱く、65℃以上で死んでしまうと言われているため、食材は中心部までしっかりと加熱して食べるようにしましょう。また、トキソプラズマの宿主としては猫がメジャーです。バーベキューは外で行うことが多いので、木や土、砂場などにも注意が必要です。食べ物を扱う前後、食べる前には十分な手洗いうがいを行うようにしましょう。これだけは守って欲しいポイントまずは、トキソプラズマ予防のためにも「しっかりと食材の中心まで加熱すること」です。十分な加熱はトキソプラズマだけでなく、夏場に多い食中毒の予防にも効果的です。また、生肉用と食べる用の箸は絶対に分けましょう。準備中のポイントは、肉を切った包丁やまな板を洗わずに他の食材をそのまま切らないこと、そして器具はしっかりと洗浄することです。バーベキューは夏場の熱い時期に行うことが多いです。そのため、熱中症や脱水症になる可能性も高くなります。特に妊娠中は新陳代謝が上がり汗をかきやすくなったり、体温調節がうまくいかずに暑さを感じやすくなったりします。日陰で休んだり、こまめに水分を取ったりするようにしましょう。無理せず、ポイントをしっかりと守ってバーベキューを楽しみましょう。(テキスト:上野 知佐) 2016/07/13 17:00 ママ・プレママ部
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妊娠中のカフェインはなぜNG?コーヒーや紅茶、1日どのくらいならOK? カフェインって赤ちゃんに良くない?妊娠中はカフェインを控えましょうと指導されたことがある方も多いのでは?コーヒーや紅茶が代表例として思い浮かぶと思いますが、日常的に飲んでいる方も多い飲み物ですよね。カフェインは胎盤を通りやすく、お腹の赤ちゃんに移行してしまいます。なので、ママが飲んでいる濃度と同じくらいのものが赤ちゃんにも入ってしまうのです。カフェインには中枢神経を覚醒、興奮させる作用だけでなく、子宮内の赤ちゃんの発達が遅れるリスクもあると言われています。また、カフェインは分解に時間がかかるため、それだけ長く体内に留まっていることになります。赤ちゃんの場合、代謝機能が未熟なのでより体内に溜まってしまうのです。妊娠中だけでなく、母乳にもカフェインは移行すると言われているので産後も注意が必要ですね。ママ自身にもリスクがあった!ママにとってもカフェインがオススメできない理由があります。体内のカルシウムを尿と一緒に排出する作用があるため、骨粗しょう症のリスクが上がります。また、鉄分の吸収も阻害するため、妊娠中に積極的に摂取して欲しいカルシウムや鉄分が吸収されにくくなってしまう恐れがあるのです。1日どれくらいならOK?カフェインを含む飲み物は絶対ダメ!というわけではありません。コーヒーは1~3杯/日、紅茶は2~3杯/日くらいであれば問題ないと言われています。飲まないことがストレスにならないように適量を守り、主治医にアドバイスをもらうようにすると良いですね。コーヒーや紅茶以外にもコーラ、ココア、栄養ドリンク、一部医薬品にもカフェインが含まれていることを知っていましたか?気付かずに飲んでいることもあるので、注意が必要ですよ。代用になるものってある?現在は妊婦さんのためにノンカフェインやカフェインレスのドリンクが多く販売されています。特にコーヒーや紅茶類はマタニティーコーナーにも多く置かれていますね。その他にも、タンポポコーヒー、ローズヒップティー、ルイボスティーなども妊婦さんが安心して飲めますよ。カフェインは赤ちゃんにとってもママにとっても注意が必要なものです。自分の好みのノンカフェインドリンクを探して楽しめると良いですね。(テキスト: 上野 知佐) 2016/06/24 07:00 ママ・プレママ部
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もちもち食感でおいしいお餅やお団子!でも子どもが食べても良いの? お餅、何歳からOK?日本で様々な料理やお菓子で使われているお餅。もちもちの食感がおいしいですが、事故が多い食材の1つでもあります。では、子どもにはいつから食べさせて良いのでしょうか?目安としては3歳を過ぎてからと言われています。歯が生えそろい、噛むのが上手になるのがこの頃です。また、座って最後まで食べられるなど大人の言うことを理解して実行できるようになるのもポイントです。離乳食期の赤ちゃんや完了期の1歳半前後の子ではまだまだ噛む力も弱く、飲み込むのも未熟なため、お餅は危険です。食べさせる時のポイント口の中が乾いているとお餅は張り付きやすく、飲み込みにくくなるため、水分と一緒に食べるようにしましょう。次に、小さく切ってあげること。丸呑みは危険です!喉に詰まらない程度の大きさにしてあげましょう。お餅の危険は粘度にあります。小さくしても粘度は変わらないので、食べづらくないかなどお子さんの状態を見て決めるようにしましょう。最後に、よく噛むこと。よく噛んで唾液と混ぜることで粘度が下がり、飲み込みやすくなります。食べやすくしていても喉に詰まらせる危険があるので、ママが近くで食べ終わるまで見守ってあげるようにしましょうね。お餅の代わりにオススメなものは?大人がお餅を食べていると子どもも食べたがりますよね。そんな時にオススメなのが、すいとんやごはんを潰して丸めたものです。どちらも手軽に作ることができますし、見た目もお餅に似せることができます。もちろん大きさは子どもが食べやすいようにしてあげてくださいね。他にも、水の代わりに豆腐で作った白玉もオススメです。豆腐で作ることによって粘り気が少なくなるんですよ。大人が食べてもおいしいので、おやつにもどうぞ。また、もち麩と言ってお餅のような食感のお麩もあります。そう言った食材を利用するのも良いですね。大人でも喉に詰まらせる、むせるなど食べるのに注意が必要なお餅。あえて危険なものを子どもに食べさせる必要はないので、あげる時には自己責任ということも覚えておきましょう。(テキスト: 上野 知佐) 2016/06/16 17:00 ママ・プレママ部
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赤ちゃんに「はちみつ」はNGだと知ってた?その理由は? はちみつがダメな理由とは使いやすく、自然そのままの食品で甘味も優しいので安心安全と思われがちな「はちみつ」ですが、1歳未満の赤ちゃんに与えるのは実はNG!その理由は、「ボツリヌス菌」という食中毒を起こす菌が含まれている可能性があるためです。ボツリヌス菌は熱に強いため、そのまま食べるのはもちろん、加熱して食べることも1歳未満の赤ちゃんには危険です。自宅では使用しなければ安心ですが、外食時や市販の食品には原材料としてはちみつが含まれていることもあるため、1歳未満の場合はできるだけチェックしてあげましょう。もし食べてしまったら?もし、ボツリヌス菌を含んでいるはちみつを食べてしまったら・・・乳児ボツリヌス症という感染症になってしまう可能性があります。稀な感染症ではありますが、消化器官が未熟で、腸内細菌の環境が整っていない1歳未満の赤ちゃんには危険です。1歳以上になると腸内環境が整ってきて体内で菌が繁殖する可能性が低くなるため食べても大丈夫だと言われています。乳児ボツリヌス症は1歳未満の赤ちゃんが罹ってしまうと便秘になる、元気がなくなる、おっぱいやミルクの飲みが悪くなるなどの症状が出てきます。気付かずに食べてしまっていたということもあるため、このような症状があったり、様子が気になる時は病院で診てもらいましょう。はちみつの代用品は?1歳未満でも離乳食に少し甘味を付けたい時がありますよね。そんな時はメープルシロップや砂糖を使うようにしましょう。メープルシロップはボツリヌス菌が含まれている危険もなく、天然のものなので赤ちゃんにぴったりです。液体なので使い勝手も良いですよ。砂糖ももちろんOKですが、1点注意があります。それは、黒砂糖やきび砂糖は避けた方が良いということです。これらは精製されていないため、はちみつのように「ボツリヌス菌」が含まれている可能性があるのです。砂糖を使う際には上白糖など精製されたものをごく少量にしましょう。身近な食材でも気を付けなくてはいけないものがたくさんあります。子どもを守るためにもしっかりと覚えておくと安心ですね!(テキスト:上野 知佐) 2016/05/20 17:00 ママ・プレママ部
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親子で楽しもう!日本の行事と行事食を大切にしたいわけ 行事食って何?日本には様々な行事があります。それぞれの行事はしっかりと意味を持ち、昔から伝えられいてるものです。そんな行事と一緒に考えて欲しいのが「行事食」。行事食とは、季節ごとの行事やお祝いの日の特別な料理のことを言います。家族の幸せや健康の願う意味が込められているんです。旬の食材を使うことが多く、地域によって材料や調理法が変わるものもあります。子どもと一緒に行事を楽しみながら、食べ物に感謝する心も学んでいきましょう。日本の行事と行事食1年中たくさんの行事があります。主な行事とその食を知っておきましょう!1月のお正月 ・・・ おせち料理とお雑煮2月の節分 ・・・ 恵方巻きやいわし、福豆3月3日の桃の節句 ・・・ ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ、菱餅5月5日の端午の節句 ・・・ 柏餅やちまき7月7日の七夕 ・・・ そうめん9月の十五夜 ・・・ 月見団子11月の七五三 ・・・ 千歳飴12月の冬至 ・・・ かぼちゃ、小豆粥12月31日の大みそか ・・・ 年越しそばこの他にも多くの行事があり、それぞれに行事食も伝えられています。どれだけ知っていますか?親子で行事を楽しもうせっかくの行事、親子で楽しんで過ごしたいですよね。そんな時はお手伝いをしてもらいましょう。行事に合わせた飾りつけを一緒にやる、その日のメニューを一緒に考える、スーパーで食材を選ぶ、切る、ちぎる、混ぜる、盛り付けるなど簡単にできることでもOKです。子どもに興味を持ってもらえるように盛り付けに工夫するのも良いですね。行事食は旬なものを取り入れることも多いので、おいしい状態の食材を食べることができます。いつもは食べられないものも特別感があると食べてもらえることもあるかもしれません。行事といっても決められた通りにきっちりとする必要はありません。けれど、行事の時に食べたもの、におい、思い出は子どもの心に残ります。これからも長く受け継いでもらうためにも親子で一緒に行事を大切にしていきましょう。(テキスト:上野 知佐) 2016/05/05 17:00 ママ・プレママ部
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「食育の日」子どものための、家族みんなの「食育」とは 食育とは?毎月19日は「食育の日」。食育の「育(いく)」と「19(いく)」の語呂合わせから19日が食育の日と内閣府によって定められています。学校など色々なところで耳にする「食育」。食育とは、「健康的な生活を送るために食を通して知識、選択する力を学ぶ」ことです。子どもに向けてのことだと思いがちですが、食育は大人になっても続いていくものです。食育はいつから始める?食育は生まれた時から始まっています。「おっぱいがおいしい」「ママにくっついて飲むと安心」。まだ話せない赤ちゃんでも食事(授乳やミルク)の時間はあります。目を見ながら授乳する、話しかけてあげる、これが食育のスタートです。離乳食が始まれば、1つ1つの食材の味、形を自分で確かめられるようになります。手づかみ食べも赤ちゃんにとっては勉強している最中なんです。さらに、スプーンやフォークを使って食べること、食事中は座ることなども学びます。その後、箸の使い方を覚えたり、「いただきます」や「ごちそうさま」と挨拶をしたり、好き嫌いが出てきたり・・・と食を通して様々な感情やマナー、食材について学んでいきます。食育で大切なこと食育で大切なこと子どものために家でできる食育、それは「笑顔で食卓を囲むこと」です。栄養があるから好き嫌いせずに食べなさい、もっと綺麗に食べなさいと注意することも時には必要ですが、人が生きていくために不可欠な食事は楽しみながらしてもらいたいものです。そのためには、子どもに「食事の楽しさ」を教えてあげるようにしましょう。「今日の○○はおいしいね。」「これは○○が入っているんだよ。」特別な会話でなくて大丈夫です。家族みんなが笑顔で食べる、それがとても大切です。食事作りのお手伝いをしてもらうこともオススメです。魚は元々どんな顔や姿をしているのか、野菜はどうやって切るのか、一緒に体験しながら学びましょう。野菜やお米がどのように作られているのかなどを調べてみるのも面白いですね。食育と聞くと難しく思いますが、何か特別なことをしなくてはいけないわけではありません。普段の食事でできることをすれば良いのです。「ごはんの時間が楽しみ!」と思ってもらえるように。食べられることが幸せであることを忘れずに。(テキスト:上野 知佐) 2016/04/19 07:00 ママ・プレママ部
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毎日忙しい人は要注意!疲れやストレスは不妊に関係あった 不妊の原因って?なかなか妊娠できない・・・そう悩んでいる方。ストレスが溜まっていたり、疲れていたりしませんか?それが不妊の原因になっているかもしれません!心と身体の疲れはホルモンバランスの乱れに繋がります。月経周期が乱れたり、排卵が行われなかったりすることもあります。妊娠するためにはホルモンバランスがとても重要なのです。また、ストレス解消のためにする人も多い喫煙やアルコール摂取。これらも不妊の原因となると言われているものです。女性だけでなく、男性も同じですよ。妊娠するために・・・どうしたら良い?まず、不妊は女性だけの問題ではありません!夫婦で一緒に考えて話し合い、行動することが大切です。疲労回復の基本は「休養・食事・運動」です。質の良い睡眠をとるためにはお風呂でしっかりと身体を温めたり、寝る直前に携帯電話やパソコンの画面を見ないようにするのも効果的です。普段体を動かすことのない場合は休日に夫婦で外出してみるのも良いでしょう。そしてバランスの良い食事。3食しっかり食べましょう!忙しくて食事のバランスを考えるのがストレス・・・そんな時には毎日きっちりでなくてOKですよ。野菜をたっぷり入れたスープを何食かに分けて食べたり、時間のある時にたっぷりと作り置きできるものを作っても。疲れに良い栄養素とは疲れた時にオススメな栄養素、それは「クエン酸」と「ビタミンB1」です。クエン酸は疲労によるダメージを回復するために必要と言われています。グレープフルーツやレモンなどの柑橘類、梅干しやお酢など酸っぱいものに多く含まれています。ビタミンB1は体を動かすエネルギー源である炭水化物をエネルギーに変えるために必要です。質の良い睡眠にもオススメの栄養素です。豚肉や大豆、レバーに多く含まれています。ビタミンB1の吸収を助ける玉ねぎ、ねぎ、にんにく、にらなどと一緒に食べると効果的です。また、疲労回復に効果的な食材にトマトがあります。クエン酸や抗酸化作用の高いリコピンなども含まれているからです。豚肉と玉ねぎを一緒に炒めて、お酢を使って味付けし、トマトを付け合わせる・・・これだけで疲労回復効果UPなメニューができあがりますよ!(テキスト:上野 知佐) 2016/04/03 17:00 ママ・プレママ部
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ドキドキのお弁当生活スタート!作り方のポイントって何? 4月は幼稚園、小学校と新生活が始まってドキドキな時期ですね。それと共にママの悩みの1つとなるのがお弁当作り。遠足など特別な時は気合を入れて作ろうと思えますが、毎日のことになると少し憂鬱・・・なんて方もいるのでは?楽しくおいしいお弁当作りをマスターしましょう!まずは子どもの成長に合ったお弁当箱選びから。お弁当はカロリー=容積と考えて良いので、1日の必要摂取カロリーの1/3くらいを目安にしましょう。小学校低学年であれば500ml位のものでOK。幼稚園であれば400ml位です。「主食3:主菜1:副菜2」のルールでバランスがバッチリ!お弁当も食事と一緒で栄養バランスが大切です。基本は「主食3:主菜1:副菜2」です。主食はごはんやパンなどで全体の半分に。主菜は肉や魚、卵類で全体の1/6に。副菜は野菜や海草などで全体の2/3に。できあがりを見て「野菜多めの肉魚卵少し」がバランスの良いお弁当です。おかずを組み合わせる時のオススメは、まずは「調理法を分けること」。炒める、揚げる、和える、茹でる、煮ると色々な調理法があります。おかずがすべて炒め物になるよりも主菜は揚げ物であれば副菜は和え物にするなどがオススメです。次に「味を組み合わせること」。甘味、辛味、塩味、酸味などおかずは違う味付けにしましょう。最後に「色を鮮やかにすること」。茶色っぽくなってしまうことが多いのですが、意識して赤、緑、黄、黒、白、茶を組み合わせましょう。難しい時はプチトマト、ブロッコリーを入れるだけでもOKですよ。冷凍食品は?野菜を増やすには?お弁当作りの味方「冷凍食品」は使用して良いの?もちろんOKです!ですが、おかずがすべて冷凍食品になってしまうのは栄養バランスも偏るので1品にしておくと良いでしょう。冷凍食品は味付けが濃いものが多いので、他のおかずは薄味に。野菜をしっかりとはわかっていても十分な量を入れられていない・・・そんな時には主食や主菜と組み合わせて全体の野菜量をUPさせましょう。チャーハンや炊き込みご飯、丼ものを主食にする。野菜の肉巻、卵焼きにプラスして主菜にするといった工夫もオススメです!毎日同じになってしまうのも悩みどころ。そんな時は使う食材は同じでも味や調理法を変えてみましょう。使い勝手の良い卵も、卵焼き、オムレツ、卵とじなどアレンジすると飽きにくいですね。お弁当作りは面倒・・・そんなことはありません!コツを掴んで楽しく作りましょう♪(テキスト:上野 知佐) 2016/03/28 17:00 ママ・プレママ部
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知っておきたい子供の食物アレルギー!気を付けたいこと、代用アイディアは? 「食物アレルギー」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際にお子さんがアレルギーを発症しているママもいるのでは?近年食物アレルギーは増加傾向にあります。食物アレルギーは乳児に最も多く、この時期に発症したものは成長と共に治りやすいとも言われています。反対に学童期から成人以降に発症する食物アレルギーの場合は治りにくく、長く続くことも少なくありません。この時期に発症する食物アレルギーの例としては、甲殻類、果物、魚類、そば、ピーナッツなどがあります。乳幼児と卵・牛乳・小麦アレルギー乳幼児の3大アレルゲンと言われているのは「卵・牛乳・小麦」です。身近な食材ばかりですよね。これらの食物アレルギーになった場合、多くは原因となる食材を食べない「除去法」で対応することになります。ですが、卵、牛乳、小麦は普段の食卓で登場する機会の多い食材ですし、様々な食品に含まれているので1つ1つ細かくチェックしなくてはいけないのが大変ですよね。少量でも発症することもあるので、市販の加工品を購入する際には成分表示をしっかりと確認しましょう。代用食材を活用しましょう!普段の食事で手軽に代用できるものがあります。① 卵卵がメインの料理はすべてNGです。ハンバーグなどのつなぎには片栗粉やすりおろした芋を使用しましょう。お菓子の場合はふくらます働きがあるのでベーキングパウダーで代用します。栄養面では卵は「たんぱく質」なので魚や肉、大豆などのたんぱく質源で補いましょう。② 牛乳クリーム系の料理、パンケーキなどは豆乳、ココナッツミルクで代用できます。栄養面はカルシウム不足を補うために小魚、海藻、豆腐などを食べさせるようにしましょう。③ 小麦パン、麺類、お菓子などは米粉や片栗粉を使用しましょう。栄養面は炭水化物の摂取のためにお米を主食の中心にします。雑穀粉なども取り入れると幅が広がりますよ。アレルゲンとして多い食材を使った定番メニューの代用アイディアを1つご紹介します。卵料理の定番「オムライス」の場合には、チキンライスは通常通りでOKです。上に乗せる卵の代わりにペーストしたかぼちゃに片栗粉を混ぜて薄く焼いたものを乗せます。味は全く違いますが、見た目はオムライスになりますよ。食べたいものが食べられない・・・そんな悩みも多いですが、お子さんもママもみんなで楽しく食事ができるように上手にアレルギーを付き合っていきましょう。(テキスト:上野 知佐) 2016/03/05 07:00 ママ・プレママ部
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子どもが風邪や熱で食欲がない時。一番大切なのは○○補給! 子どもが風邪を引くと大人ではびっくりしてしまうような高熱が出ることもしばしばあります。もともと平熱が高いこともあり、熱が上がりやすいのです。熱があっても元気で食欲もあれば様子を見れば良いですが、食欲がなくなるとママは心配になりますよね。風邪の時ほど栄養をしっかり摂って欲しい!けれど、食べられないのに無理にあげるのも・・・と悩むママも多いのでは?風邪で食欲がない、何も食べられない時には無理して食べさせずに食べられるもの、飲めるものだけでもOKです。そんな時に一番大切なのは「水分補給」!子供は体の水分量が大人よりも多いので、水分が不足すると脱水状態になりやすいのです。食べられなくても水分はママが意識して与えるようにしましょう。おしっこの色がオレンジ色など濃くなっていたら要チェック!水分が足りていないので、こまめな水分補給を心がけましょう。水分補給の注意点体が弱っていて食べられなくても、風邪であればずっとその状態が続くわけではありません。栄養面はあまり気にしなくても大丈夫です。ただ、水分補給には注意点があります。消化機能が弱っている状態なので、胃腸を刺激しないような水分を摂るようにしましょう。熱があると冷たい方が心地よいですが、常温の方が負担がかからないのでおすすめです。熱があると汗で水分と一緒にミネラルも失われてしまうので、塩分も必要です。スポーツドリンクを利用するのもOKですよ。しかし、市販のものは糖分が多いため子どもには甘すぎます。水で薄めたり、自分で手作りするようにしましょう。同様にジュースも要注意!絶対ダメではありませんが、水分補給がジュースばかりにならないように気を付けてください。水分補給がしっかりとできるようであれば、ゼリーやスープなど喉越しの良いものもおすすめです。少しずつ食欲が戻ってきたら温かく栄養価の高い消化しやすいものを準備しましょう。脂っぽいものは胃腸の負担になるため避けた方が良いです。体力の回復に必要なタンパク質をしっかりと摂りましょう。また、体を温める効果のある根菜類、消化を助ける大根、殺菌効果や血行促進効果のあるねぎなども加えると良いですね。まだ消化機能は万全ではないので、おかゆや雑炊にまぜると食べやすくなります。食べられない時にはまずは水分補給を!体の回復を待ってから栄養たっぷりのごはんを作って食べさせてあげてくださいね。(テキスト:上野 知佐)【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2016/02/17 17:00 ママ・プレママ部
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子どもが大好きな甘いお菓子はいつからOK? 子どもって甘い食べ物が大好きですよね。それには理由があるんです!人が生まれてから最初に出会う味覚が母乳やミルクの味である「甘味」です。人は「甘味は安全」と生理的に判断しているんです。そのため、甘い食べ物は子どもに好まれやすいのです。ですが、チョコやアイス、ジュースにあめなどの甘いお菓子に含まれる砂糖や甘味料の摂りすぎによって「虫歯」「肥満」「低血糖」などが起こる可能性もあります。子どものためにも甘いお菓子の食べ過ぎには注意したいですよね。いつから甘い物を食べさせていい?では、甘いお菓子はいつから食べても良いのでしょうか?「いつからOK」という明確な基準は定められていませんが、1歳以降で良いのではと言われています。1歳を過ぎると大人のごはんに近い状態のものを食べられるようになります。また、3回の食事がしっかりと摂れるようになってくる時期もあります。運動量も増えて体の成長に必要なエネルギーが増えるので、おやつが必要となってきます。おやつ=甘いものというイメージが強いかもしれませんが、おやつは子どもにとって食事で足りなかったエネルギーを補給する「補食」の役割なので甘いものである必要はありません。もしお菓子を与える場合には、手作りするかベビー用のものを用意しましょう。2歳頃まではベビー用のお菓子がおすすめです。「甘さ控えめ」に心がけましょう甘いものに慣れてしまうとだんだんとより甘さを求めるようになってしまいます。小さいうちはまだ内臓機能も未成熟なので、大人と同じものでは負担がかかります。大人と同じものをあげるのはなるべく控えたいですが、もしあげる場合には丸々1個ではなく、ママと分けるようにするなど糖分だけでなく塩分や脂肪分、添加物の摂りすぎにも注意してください。子どもは大人よりも甘味を感じやすいので、「大人が甘くておいしい」と感じるものは、「子どもには甘すぎる」と思ってくださいね。市販のお菓子を選ぶ時にはママが食べて甘さを確認してからあげるようにしましょう。また、成分表示の原材料は使用重量順に書かれているので、砂糖が一番先に書かれているものは甘味が強いものが多いです。市販のお菓子も全くダメではありませんが、絶対必要なものでもありませんので控えめにした方が良いですね。甘いものはいつからどのくらいの量ならOKと決められているわけではありませんが、できればさつまいもや果物などの自然な甘みのものがおすすめです。(テキスト:上野 知佐) 2016/02/04 17:00 ママ・プレママ部
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野菜が嫌いな子供のために!簡単にできるおすすめテクニック 「子供の野菜嫌い」この悩みを抱えているママは多いのではないでしょうか。子供が野菜を嫌いになりやすい原因が味覚にあります。大人に比べて子供は「苦味」「酸味」に敏感なんです。野菜には苦味や酸味があるものが多いので、「おいしくない」と感じてしまうのです。無理やりに食べされるのは逆効果だった!野菜もごはんもお肉もお魚も・・・色々な食材をバランス良く食べるのが1番なのですが、好き嫌いがあるとなかなかそうはいきません。嫌いなものだけ残ってしまうことも多いですよね。ですが、「野菜を食べないと栄養が偏るから!」と無理に口に詰め込んだり、残すことを怒っていませんか?それは逆効果です!トラウマになってしまったり、野菜を見ただけで嫌になってしまうこともあります。成長と共に克服する場合もありますが、食べてくれないからとそのままにしているといつまでも野菜嫌いは治りません。まずは何が嫌なのか聞いてあげること。そして1口でも食べてみるように促し、食べられた時にはたっぷり褒めてあげましょう。キーは「食べてもらう」工夫嫌いな野菜を克服するために、まずは「食べてもらう」工夫をしましょう。まずは、細かく刻んで混ぜる方法です。ハンバーグやオムライス、チャーハンなど小さくしたりすりおろすことで野菜を食べてもらう方法です。ケーキや蒸しパンなどのおやつにも応用できます。ですが、これは野菜自体の味がわからないため「食べさせる」には良い方法ですが、「好きにさせる」のは難しいです。きちんと何が入っているのか伝えるようにしましょう。次に、味付けを子供に合わせること。ケチャップやマヨネーズ、カレーなど子供の好きな味付けにする方法です。注意して欲しいのは、食材の味を消さない程度の味付けにすることです。どうしても食べてくれない・・・そんな時は嫌いな食材に似た栄養素を持つ食品を取り入れるのもOKです。例として、ピーマンやブロッコリーはイチゴやキウイ、オレンジなどの果物でビタミンCを補えます。ですが、常に代用食品では好き嫌いは治りません。色々な野菜、果物などを取り入れてバランス良いメニューにしましょう。野菜が嫌いな子供はとっても多いです!なぜその野菜が嫌いなのか、好きな食感や調理法はあるのか、少しでも食べたら毎回褒めてあげる、といったように子供に寄り添ってあげることが大切です。少しずつ嫌いな野菜が減っていくと良いですね。(テキスト: 上野 知佐) 2016/01/16 17:00 ママ・プレママ部
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食べたくても食べられない・・・ツライつわりの時にはどうしたら良いの? 妊婦さんの50~80%が経験する「つわり」。吐きづわり、食べづわり、眠りづわりなど色々な種類があります。つわりの原因ははっきりとはわかっていないそうですが、ホルモンの影響などもあります。特に吐きづわりは食べられるものが限られることが多いです。水分も受け付けない、食べたものをすべて吐いてしまうような重度な場合には、点滴や処置が必要になるので主治医に相談しましょう。つわりでもしっかり摂りたい栄養素つわりでなかなか食べられない時にも意識して摂って欲しい栄養素があります。まずは「葉酸」です。つわり中だけでなく、赤ちゃんが欲しい人には積極的に摂って欲しい栄養素でもあります。つわりを抑える効果があると言われていて、ほうれん草などの緑色の野菜や納豆に多く含まれています。次に「ビタミンB6」です。これは嘔吐を抑える効果があります。玄米、バナナ、アボカド、ナッツに含まれています。そして「ビタミンB1」です。つわりの点滴にも使用されています。不足すると疲れやすくなったり、イライラしたりします。豚ヒレ肉、豆類だけでなく市販のスポーツドリンクにも含まれているため、食べられない時に取り入れるのも良いですね。最後に「たんぱく質」です。嘔吐を繰り返して弱っている胃の働きを正常に保ってくれます。肉や魚、豆類、卵などに多く含まれています。「全然食べられないですが・・・」ですが、栄養を摂りたいけれども全然食べられない、食べられるものだけでも大丈夫なの?というのも気になるところですよね。答えは・・・・大丈夫です!妊娠初期には赤ちゃんはママの身体に蓄えられている栄養で育つことができるそうです。「赤ちゃんのためにも頑張って食べないと!」と気負う必要はありません。無理に食べて吐いてしまうと水分も失い、体力も低下します。また、ストレスもつわりの原因と言われているので、つわりの時は「無理せず食べられるものを」でOKです。つわりがつらい時でも食べやすい食材もあります。トマト、梅干し、レモン、かんきつ類、ポン酢など酸味のあるものは食べられる妊婦さんも多いです。また、アイスや野菜スープなどのど越しが良いものもおすすめですよ。つわりには個人差があるように食べられる食材も人それぞれですが、参考にしてみてください。一時のことだとわかっていてもツライのがつわり・・・少しでも気持ちと身体が楽になるように食べられるものを見つけて無理のないように過ごしてくださいね。(テキスト: 上野 知佐) 2016/01/05 17:00 ママ・プレママ部
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子供が大好きソーセージ!でも食べ過ぎは危険ってホント? 子供も大人も好きな人が多いソーセージやハム、ベーコン。ごはんやお弁当を作る時にちょっとプラスすると便利な食材ですよね。これらは加工肉と呼ばれています。ソーセージやベーコンの以外にも、生ハム、コンビーフ、焼き豚、レバーペーストなどもそうです。加工肉があまりオススメできない理由には、塩分が高いこと、脂肪が多く含まれていること、添加物や保存料が多いこと。特に発色剤というおいしそうに見せるための色を付ける添加物が問題視されています。加工肉は食べ過ぎに注意!発色剤は亜硝酸ナトリウムという物質が使われていて、この物質には健康を害する恐れがあると言われています。ソーセージなどの加工肉を食べたからといって必ず病気になるわけではありませんが、子供に食べさせる機会の多い食材なので、無視できませんよね。なんでもそうですが、「食べ過ぎ」がいけないのです。毎日毎食のように食べているのはNG。1回に大量に食べるのもNG。子供も喜ぶし、調理が楽ちんだし、やっぱりお弁当にソーセージを入れたい!そんなママも多いのでは。そんな時に気を付けてほしいポイントがあります。栄養成分表示をしっかり確認しましょう!加工肉を購入する時に、原材料をチェックする習慣を身につけましょう。特に添加物や保存料の種類を確認してみましょう。なるべく少ないものを選ぶようにすると良いですよ。最近では添加物や保存料を使わない商品も多く販売されています。食事に登場する機会の多い食材だからこそ体に優しいものを選びたいですね。1番のオススメは手作りすることです。ベーコンやハムは調理が難しいですが、ソーセージや焼き豚は比較的簡単に作ることができます。自分で作るものが1番安心安全なので、たまに作ってみてはいかがでしょうか?(テキスト:上野 知佐) 2015/12/23 07:00 ママ・プレママ部
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風邪を引いちゃった!そんな時どうする?妊娠中、授乳中の薬との付き合い方 妊娠中、授乳中に風邪を引いてしまった!そんな時どうしたら良いのでしょうか?いつもならすぐに薬に頼ってしまうところですが、赤ちゃんのことを思うといつも通りではいけないのかな?と思う方も多いのではないでしょうか。分からない時にはお医者に相談!妊娠中は、安定期以降に胎盤を通して赤ちゃんに薬の成分が移行すると言われています。妊娠初期に「妊娠に気付かずに飲んでしまった!」「大丈夫だろうと家に常備してある市販薬を飲んだ」そんな事もあるかと思います。赤ちゃんに影響が出てしまうのではと心配になりますが、多くの薬は特に影響のない物が多いです。ですが、「すべての薬が安全」であるわけではないため、妊娠がわかったら必ずどのような薬をいつ飲んだのか医師に報告するようにしましょう。安定期以降は健診で定期的に病院に通うので、不安なことはしっかりと相談しましょう。授乳中は、ママが飲んだ薬の成分が母乳中に分泌されます。そのため、赤ちゃんに有害となる薬でないことが重要になります。影響のないものが多いのであまり心配ありませんが、生後間もない時期や、薬の種類によっては授乳の中止と判断されることもあるので、医師の指示に従いましょう。妊娠中・授乳中の薬との付き合いのポイント妊娠中・授乳中の薬との付き合い方には大切な3つのポイントがあります。1つ目、産婦人科に相談すること。2つ目、飲み方、量は医師の指示に従うこと。3つ目、自己判断をしないこと。妊娠しているから、授乳しているからと言って絶対に薬を飲んではいけないことはありません。ちょっと風邪っぽいから飲んでおこう・・・など不必要に、また必要以上に飲むことはいけません!ですが、ママの体調が悪くて辛い時には頼ってもOKですよ。風邪防止に心がけましょうでは、風邪を引かないようにするための予防には何が良いのでしょうか?風邪は免疫力が低下しているために起こります。なので、免疫力をUPさせることが重要です。免疫力をUPさせるのにオススメなのはビタミンC!柑橘系の果物が思い浮かぶのではないでしょうか?もちろん他の果物でも良いですよ!他には、大根、緑黄色野菜、じゃがいも、しょうが、にら、たまねぎ、はちみつ、豚肉、卵、にんにくなどもおすすめです。これからの時期は気温も下がり、風邪を引きやすくなるので大根や野菜たっぷりのお鍋、ホットはちみつレモンなど体を温めるメニューはいかかでしょうか?(テキスト:上野 知佐) 2015/12/05 07:00 ママ・プレママ部
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お腹の赤ちゃんに影響も!「妊娠糖尿病」にご注意を 「妊娠糖尿病」とは、妊娠してから血糖値が高くなったりする糖代謝異常の事を言います。妊娠前から糖尿病の人、明らかな糖尿病の場合は含みません。名前は似ていますが、普通の糖尿病とはまったく別のものと考えましょう。妊婦さんの1割が陥る状態妊娠糖尿病は約1割の妊婦さんがなると言われているくらい可能性が低くないものです。妊娠したことによって起こるので、産後は通常に戻ることが多いと言われています。妊婦健診で血糖値が高めだったり、尿糖が続けて出ている場合、ブドウ糖負荷試験を初期・中期に行い、その結果によって診断されます。そのため健診結果は毎回自分できちんと確認するようにしましょう。気になった点があればその都度質問するようにしてください。なぜ、妊娠することで糖尿病になりやすいのでしょうか?通常は、インスリンというホルモンが分泌されることで血糖値がコントロールされています。しかし妊娠中は胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが分泌されるなどインスリンが効きにくい状態になってしまいます。その為、妊娠中は血糖値が高くなりやすいのです。おなかの赤ちゃんまで悪影響も!では、妊娠糖尿病になるとどのような影響があるのでしょうか。ママは、妊娠高血圧症候群、羊水過多、胎盤早期剥離などが起こる可能性があります。また、赤ちゃんは巨大児、発育不全、低血糖などになる他、流産や死亡などとても怖い影響があることもあります。ママ自身の為にも、赤ちゃんの為にも気を付けたいですよね。妊娠糖尿病になりやすい人もいます。リスクが高くなると言われているのは、「肥満の人」「血縁に糖尿病の人がいる」「35歳以上の高齢出産」です。心当たりのある方は妊娠がわかったら主治医に相談すると良いでしょう。なってしまったら、食事や体重に注意!妊娠糖尿病になってしまったら・・・何に気を付けたら良いのでしょうか?まずは、食べ過ぎなどによる急激な体重増加をしないこと、糖分を摂りすぎないことです。食後の血糖値の急上昇・急降下を防ぐ必要があるため、1日5食にするなど、1日の摂取カロリーを回数に分けてとることも推奨されています。糖尿病だからと言ってただ糖質を減らせば良いわけではありません。ママの体、赤ちゃんの成長の為にも糖質は必要です。ごはんはしっかりと、また鉄分の多い食材やきのこ、野菜類、タンパク質を積極的に食べるようにし、お菓子類や香辛料の多い物、加工肉などを避けるようにしましょう。(テキスト:上野 知佐) 2015/11/26 17:00 ママ・プレママ部