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妊娠中のカフェインはなぜNG?コーヒーや紅茶、1日どのくらいならOK?

133,126view 2016/06/24 07:00 ママ・プレママ部
妊娠中のカフェインはなぜNG?コーヒーや紅茶、1日どのくらいならOK?
カフェインって赤ちゃんに良くない?

妊娠中はカフェインを控えましょうと指導されたことがある方も多いのでは?コーヒーや紅茶が代表例として思い浮かぶと思いますが、日常的に飲んでいる方も多い飲み物ですよね。

カフェインは胎盤を通りやすく、お腹の赤ちゃんに移行してしまいます。なので、ママが飲んでいる濃度と同じくらいのものが赤ちゃんにも入ってしまうのです。カフェインには中枢神経を覚醒、興奮させる作用だけでなく、子宮内の赤ちゃんの発達が遅れるリスクもあると言われています。

また、カフェインは分解に時間がかかるため、それだけ長く体内に留まっていることになります。赤ちゃんの場合、代謝機能が未熟なのでより体内に溜まってしまうのです。妊娠中だけでなく、母乳にもカフェインは移行すると言われているので産後も注意が必要ですね。

ママ自身にもリスクがあった!

ママにとってもカフェインがオススメできない理由があります。体内のカルシウムを尿と一緒に排出する作用があるため、骨粗しょう症のリスクが上がります。また、鉄分の吸収も阻害するため、妊娠中に積極的に摂取して欲しいカルシウムや鉄分が吸収されにくくなってしまう恐れがあるのです。

1日どれくらいならOK?

カフェインを含む飲み物は絶対ダメ!というわけではありません。コーヒーは1~3杯/日、紅茶は2~3杯/日くらいであれば問題ないと言われています。飲まないことがストレスにならないように適量を守り、主治医にアドバイスをもらうようにすると良いですね。

コーヒーや紅茶以外にもコーラ、ココア、栄養ドリンク、一部医薬品にもカフェインが含まれていることを知っていましたか?気付かずに飲んでいることもあるので、注意が必要ですよ。

代用になるものってある?

現在は妊婦さんのためにノンカフェインやカフェインレスのドリンクが多く販売されています。特にコーヒーや紅茶類はマタニティーコーナーにも多く置かれていますね。その他にも、タンポポコーヒー、ローズヒップティー、ルイボスティーなども妊婦さんが安心して飲めますよ。

カフェインは赤ちゃんにとってもママにとっても注意が必要なものです。自分の好みのノンカフェインドリンクを探して楽しめると良いですね。

(テキスト: 上野 知佐)

この記事の作者

上野 知佐 さん
上野 知佐

管理栄養士・幼児食アドバイザー
1988年生まれ。昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。
社員食堂での勤務を経て、特定保健指導、妊婦さんや産後ママ向けのダイエット指導を行う。現在は、自身の妊娠を機に妊婦さん向けレシピや離乳食、幼児食、母乳育児ママ向けレシピをブログにて発信中。

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