【小麦粉の上手な使い分け方法】薄力粉、中力粉、強力粉…適した料理とおすすめレシピ
料理に欠かせない身近な材料のひとつ、小麦粉。
小麦粉は薄力粉、中力粉、強力粉の3種類に分けられ、それぞれの特性に合わせて適した料理があります。
この種類の違いや使い分け方法が、いまいちよくわからない…という方も意外と多いかもしれません。
今回は、小麦粉それぞれの特徴や小麦粉を上手に料理に使うポイントをお伝えします。
また、楽天レシピに投稿されたレシピの中から、小麦粉を使ったおすすめレシピもご紹介しています。
ぜひ、ご家庭でも小麦粉を使った料理を楽しんでみてください。
小麦粉の種類とその特徴が知りたい!それぞれ適した料理は?
小麦粉のたんぱく質は水を加えてこねることで、「グルテン」と呼ばれる粘りや弾力を持つ物質になりますが
このグルテンの含有量によって出来上がる生地のコシの強さが変わります。
そのため、薄力粉や中力粉、強力粉にはそれぞれ適した料理があります。さっそく見ていきましょう。
・薄力粉
・たんぱく質含有量:6〜9%
家庭でもっとも使われている小麦粉です。たんぱく質が少なく柔らかい仕上がりになるため、ケーキやクッキーなどのお菓子のほか、天ぷらなどの料理にも使えます。
・中力粉
・たんぱく質含有量:9〜11%
薄力粉と強力粉の中間くらいの性質をもつ小麦粉です。日本では主に、うどんなどの麺類を作るときに使われています。
・強力粉
・たんぱく質含有量:11〜13%
たんぱく質の含有量が多く、こねることで強い粘りや弾力性が出ます。そのためパンやピザ、餃子の皮などに使われることが多いです。
◎小麦粉の上手な保存方法
小麦粉は湿気に弱く、においがつきやすい性質を持っています。
開封後は、においの強いものの近くを避け、密閉し、涼しく、乾燥した場所で保管しましょう。
また、家庭で1番使いやすく、スーパーなどで手に入りやすい小麦粉は薄力粉です。
どの小麦粉を買うか悩んだら、まずは薄力粉から使ってみましょう。
天ぷら以外にも、から揚げの衣やお好み焼き、ソースのとろみづけやパンケーキなど、家庭での料理に幅広く使うことができます。
小麦粉(薄力粉)の上手な使い方
今回は、ご家庭でも使いやすい薄力粉の上手な使い方をご紹介します。
・肉や魚を薄力粉でよりおいしく
野菜の肉巻きやムニエルなど、肉や魚を使ってフライパンで焼く料理では、薄力粉をまぶすひと手間で、料理がグッとおいしくなります。
薄力粉をまぶすことで旨みを閉じ込め、素材がパサつくのを防ぐほか、香ばしい焼き目をつけたり、調味料を絡みやすくしてくれます。
薄力粉は素材の水分を吸いやすいため、焼く直前にまぶすのがポイントです。薄く、全体に均一にまぶすようにしましょう。
・「混ぜすぎない」がサクッ、ふわっとした食感をつくる
薄力粉は混ぜるとグルテンが作られ、粘りや弾力がでてきます。
天ぷらの衣を作るときは菜箸で切るように混ぜて、少し粉気が残るくらいで混ぜるのを止めるとよいでしょう。
混ぜすぎるとベタッとした生地になり、揚げた時の食感も悪くなってしまいます。
・お菓子づくりは「切り混ぜ」がカギ
クッキーを作るときは薄力粉を加えたら切るように混ぜ、生地同士をくっつけるときは上から押すようにします。
こねるとグルテンができ、サクッとした食感ではなくなってしまうので気を付けましょう。
ケーキの生地を作るときも、薄力粉を加えたらゴムベラで切るように混ぜて、生地に薄力粉を馴染ませるようにしましょう。
グルテンができると、生地の膨らみが悪くなってしまうので注意が必要です。
小麦粉を使ったおすすめレシピ(1)
できたてのサクッとした食感は、手作りだからこそ味わえるおいしさです。
生地は混ぜるだけなので手間が少なく、揚げ焼きなので、料理が苦手な方にも作りやすいですよ。
お弁当のおかずや作り置きのおかずにもぴったりです。
小麦粉を使ったおすすめレシピ(2)
お好み焼き粉ではなく薄力粉を使うことで、味や食感など自分好みの生地を作ることができます。
お好み焼きはいろいろな具材を合わせられるので、アレンジの幅も広いですよね。
もちっとした食感を楽しみたいときは、薄力粉を中力粉や強力粉に変えて作るのもおすすめです。