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毎日の料理をエコに!資源をなるべく無駄にしない料理のコツと便利グッズ

6,710view 2022/03/30 09:00 料理上手
毎日の料理をエコに!資源をなるべく無駄にしない料理のコツと便利グッズ
こんにちは!管理栄養士の植草真奈美です。

最近「SDGs」という言葉をよく聞くようになり、環境への思いやりとしてさまざまなエコ活動が取り上げられていますが、
とても身近なところから始られるのが「エコ・クッキング」です。

今回は、毎日の食生活の「買い物」「調理」「食事」「片付け」のそれぞれのシーンでできるエコな考え方&心がけや、繰り返し使えるエコなキッチングッズを紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。

エコ・クッキングとは

エコ・クッキングとは
「エコ・クッキング」とは、身近な食生活の中で取り組むエコ活動のことです。

食材の生産から輸送、販売、食事、片付けまで、すべてのプロセスで資源やエネルギーが使われています。
買い物や調理など毎日の料理や食事に関わるところで、少しでもエコを意識することが、環境に配慮したエコ・クッキングに繋がります。
普段の食生活の中で、できることを取り入れてみませんか?具体例をご紹介します。

◎買い物
地産地消を心がけ、地域で収穫された食材や旬の食材を選ぶことで、栽培や輸送に使われるエネルギーが少なくなります。
また、必要量だけ買うことで、食品のロスも防ぎやすくなりますね。

◎調理
野菜の皮をむかずに使ったり、しいたけの軸、ブロッコリーの茎など捨ててしまいがちな部分も料理に使うことで、食材をムダなく使うことができ、ごみの削減につながります。
また、鍋やフライパンなど使用する調理器具の大きさに合わせた火力で調理を行ったり、パスタと野菜を同じお湯で同時に茹でる、鍋やフライパンの底の水滴を拭き取ってから火にかける、蓋を活用するなど、調理の仕方を工夫すると、使用エネルギーを減らすことができますよ。

◎食事
食事では食べられる量を取り分けたり、作りすぎないように気をつけましょう。
残った料理はリメイクして次の日に楽しむなど、食べ残しを減らせるといいですね。

◎片付け
片付けでは、水を大切に使うように配慮しましょう。水おけを活用して汚れの少ない食器から洗ったり、パスタの茹で汁などを洗い物に活用すると、節水につながります。
また、油汚れの食器は重ねない、汚れを洗う前に拭き取るなど工夫することで、食器洗いに使用する洗剤の量を減らすことができますよ。

使い捨てずに繰り返し使える!エコなキッチングッズ3選

ラップやポリ袋などよく使うキッチングッズを繰り返し使えるものに変えることも、エコ活動になりますよ。

エコなキッチングッズ(1)繰り返し使えるラップ「ミツロウラップ」
ミツロウはミツバチが巣を作るための材料として、働き蜂が作り出す天然のロウです。このミツロウをコットンなどに染み込ませたものが、ミツロウラップと呼ばれています。
ラップと同じように器にふたとして使えることはもちろん、余った野菜などを包んで保存することも可能です。
熱に弱いので電子レンジでの使用はできませんが、洗って乾かすことで繰り返して使うことができるため、使い捨てのラップを使うよりも環境に優しいんですね。

エコなキッチングッズ(2)冷蔵、冷凍保存も加熱調理もこれ1つ「シリコーンバッグ」
保存から加熱調理までできると話題なのが、シリコーン素材でできた保存容器です。洗って繰り返し使えるので、ポリ袋など使い捨て容器の代わりに取り入れたいですね。
シリコーンバッグの大きな特徴は、保存だけでなく、調理にも使えること。高熱にも耐えられるので、電子レンジだけでなく、オーブンでの調理も可能です。
湯煎に対応している商品もあり、活用の幅が広いのも魅力です。

柔らかい素材なのでたたむことができ、コンパクトに収納できることや、食洗機で洗うことができるのも嬉しいポイントです。
使い捨てずに繰り返し使える!エコなキッチングッズ3選
エコなキッチングッズ(3)お菓子作りにおすすめ「シルパン・シルパット」
お菓子を作る方におすすめしたいのが、クッキングシートの代わりに使えるシルパンとシルパットです。
グラスファイバーにシリコーンコーティングを施したオーブンマットで、洗って繰り返し使えます。
こちらは、エコなだけでなく、均一に火が通り、クッキングシートよりもお菓子がおいしく仕上がるのも魅力です。

「シルパン」は網目状に穴が開いているマットで、余分な水分や油分が落ちるので、サクサクに焼き上げたいクッキーやパイ、タルトなどにおすすめです。
「シルパット」は全体がシリコーンコーティングされているので、マカロンやダックワーズなどの柔らかい生地を焼くのに向いています。

エコで仕上がりもおいしくなるので、お菓子をよく作る方にはぜひ、使って欲しいキッチングッズです。
とても身近なところから始められるエコ・クッキング。今日からすぐに取り入れられることもあるので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

この記事の作者

植草真奈美 さん
植草真奈美

管理栄養士・フードコーディネーター。保育園で栄養士の実務経験を積んだのち、大手料理教室へ。本社商品開発部でレシピ開発を担当後、ヘルスケア事業部の立ち上げに携わる。独立後はレシピ開発やコラム執筆をはじめ、セミナー講師、実業団への栄養指導のほか、離乳食メディアの監修なども手がける。

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