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新玉ねぎで春を味わおう!辛味を取る方法とおすすめ新玉ねぎレシピ

13,048view 2021/03/10 09:00 季節・話題
新玉ねぎで春を味わおう!辛味を取る方法とおすすめ新玉ねぎレシピ
こんにちは!管理栄養士の小嶋絵美です。

3~4月頃になると店頭で見かける「新玉ねぎ」は、柔らかくみずみずしい食感と優しい甘みが特徴。春の食卓に欠かすことのできない味わいです。

サラダからメイン料理まで幅広く活躍してくれる新玉ねぎ。せっかくならその魅力を余すことなく楽しみたいですよね。
そこで今回は、新玉ねぎを長持ちさせる保存方法から、辛味を取る方法、さらに今すぐ試したくなる最新のおすすレシピまでご紹介します!

新玉ねぎってどんな玉ねぎ?普通の玉ねぎの違いは?

「新玉ねぎ」とは、一般的な玉ねぎを1カ月ほど早めに収穫してすぐに出荷するものを言います。
実は、皮が茶色い一般的な玉ねぎは収穫してから畑で2日ほど天日干しをしたあと、風通しの良い環境に吊るしてさらに2週間以上も乾燥させて保存性を高めたものです。
一般的な玉ねぎと比べ、新玉ねぎは柔らかく、甘くてみずみずしい特徴があります。

栄養面では、新玉ねぎと通常の玉ねぎに差はありません。どちらもカリウム、ビタミン B1、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。
ちなみに、玉ねぎを切ったときに目が痛くなるのは「硫化アリル」という揮発性の高い辛味成分が含まれているからです。

新玉ねぎのおすすめの食べ方は?辛味はどう取る?

生で食べるとシャキシャキしておいしい新玉ねぎは、サラダやマリネに最適です。でも、心配なのは辛味ですよね。
新玉ねぎはフライパンやグリルでじっくりと加熱したり、電子レンジ加熱することで甘くなり辛味を取ることもできますが、加熱なしで辛味を取る方法もありますよ。

《加熱なし!新玉ねぎの辛味の取り方2パターン》

1.スライスしたあとに放置する
新玉ねぎを薄くスライスしたあと重ならないように皿に広げて放置します。目安は30分以上。
こうすることで辛味成分が多少減ります。カリウムやビタミンCを逃がさない方法です。

2.塩もみしてから水に浸す
新玉ねぎを薄くスライスして塩を少々ふりかけ軽くもみ2分ほど置いたら、たっぷりの水に浸して5分ほど放置。そのあと、ざるにあげ水気をキッチンペーパーでよく切ります。
水溶性の栄養素が流れてしまうので、長時間浸さないようにしましょう。

新玉ねぎの保存方法

新玉ねぎは水気に弱いため、まずは水分をしっかり拭きとり乾燥させてから保存しましょう。
長持ちさせるコツは保存する場所によって変わります。保存状態によっては、目安より早く傷むことがあるので注意してくださいね。

・冷蔵庫(保存目安:3~4日ほど)
新玉ねぎをひとつひとつ新聞紙で包み、ビニール袋に入れたあと冷えすぎないよう紙袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

・冷凍庫(保存目安:1~2週間ほど)
スライスした新玉ねぎを薄く広げてラップに包むか、保存袋に入れて冷凍します。冷凍する場合、解凍すると食感が失われるため加熱調理の際に使用してください。

・常温(保存目安:1~3週間ほど)
風通しがよく湿度の低い場所で常温保存ができます。保存状態が良ければ一番長持ちする方法です。

旬の味を満喫♪新じゃがと新玉ねぎの粒マスタードサラダ

新玉ねぎと新じゃがいも、2つの旬の味を一緒に堪能できるリッチなサラダレシピです。ラディッシュやきゅうりも入って色鮮やか。粒マスタードが味のアクセントになりますよ。

ピリ辛!居酒屋風・新玉ねぎのオニオンスライス

お店の味を再現した人気レシピ。新玉ねぎのシャキシャキの食感がクセにる一品です。練からしを使ったピリ辛な味付けもポイント。新玉ねぎは水にさらして辛味を取りましょう。ねりからし、しょうゆの分量はお好みで調整を。

無水調理でおいしい!新たまねぎのレンジ蒸し

新玉ねぎを丸ごと楽しめる贅沢な一品です。電子レンジで無水調理するので、素材の旨味と栄養素がぎゅっと詰まっています。さらに、味噌マヨ味が新玉ねぎの甘みを引き立てますよ!

電子レンジで簡単!新たまねぎのベーコン乗せ

おつまみにもおすすめな新玉ねぎレシピ。ベーコンの旨味とバター醤油の味付けが食欲をそそります。みずみずしい新玉ねぎを使うことで、通常の玉ねぎでは出せないとろっと食感に仕上がります。

弱火でじっくり♪とろ~り甘い新たまねぎのステーキ

主な材料は新玉ねぎ、塩、こしょうだけ!約10分で作れる時短レシピです。調理のポイントは、新玉ねぎを少し厚くスライスして、弱火のフライパンでじっくり丁寧に両面を焼き上げること。そうすることでとろ~り甘くなりますよ。

この記事の作者

小嶋絵美 さん
小嶋絵美

フードライター×管理栄養士。好きな食べものは野菜とフルーツ。食べものと栄養について分かりやすく丁寧に伝えることを大切に、コラム執筆を行う。「食材をシンプルにおいしく」誰にでも作れる簡単レシピを提案している。

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