大人こそ食育を!食事の「選び方」「作り方」「食べ方」の基本ポイント
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2017/04/19 07:00
健康・ダイエット
食育は教育の基本とされる「知育・徳育・体育」に加え、教育の基礎に位置づけられています。食育とは、食に関する知識とバランスの良い食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです(※1)。この力は毎日元気に生きる力でもあり、赤ちゃんから高齢者まで全ての人に必要なものですね。「食育」というと、子どもの教育と捉えがちですが、大人にとっても重要です。
大人の食育とは
体は食べたものでつくられます。私は大人の食育とは、今の体に必要な食事と、食事の情報を選択し判断できる力を備えることと考えています。年代や生活スタイルによりそれぞれの人に合う食事は異なりますが,今回は生涯に渡り抑えておきたい基本ポイントを「選び方」「作り方」「食べ方」に分けて紹介します。
選び方
スーパーでカゴを持ち売場に立っている時、何を選びますか?ぜひ「旬の食材」をカゴに入れましょう。春は菜の花、筍、アスパラガス、鰆、ホタルイカ等です。旬はその食材にとって一番おいしく、栄養価が高い時期です。価格は安くなります。季節を感じる食材は体だけでなく豊かな心も育んでくれますね。
ちなみに、苦手食材を克服したい人は、その食材の旬の時期に食べることがお勧めです。真のおいしさに気付き、食べられるようになるかもしれません。
作り方
献立の基本は「主食・主菜・副菜」の3点です。
・ 主食:ごはん、パン、麺など。体と脳のエネルギー源です。
・ 主菜:肉、魚、卵などメインのおかず。筋肉や血液の材料です。
・ 副菜:野菜、きのこなどの汁物やサラダ。腸内環境を整える、風邪をひきにくくするなど体の調子を整えます。
簡単に作りたい日なら、ごはん、アスパラと豚肉のオイスター炒め、余り野菜のみそ汁などはいかがでしょうか。
食べ方
食卓に料理が並び、さあ食べよう!という時は「よく噛んで」食べましょう。噛むことは消化を助け、栄養素の吸収を良くします。また、噛むと脳の満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎ防止にもなります。もちろん家族や仲間とおいしいねと会話をしながら、笑顔で味わうことも大切ですね!
毎月19日は「食育の日」です(※1)。忙しく過ぎる毎日ですが、月に1回、子どもだけでなく大人も自分の食生活を「選び方」「作り方」「食べ方」から振り返ってはいかがでしょうか。
※ 1:『政府広報オンライン』「「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/3.html(2017.03.12アクセス)
(テキスト:管理栄養士 松原 郁実)
大人の食育とは
体は食べたものでつくられます。私は大人の食育とは、今の体に必要な食事と、食事の情報を選択し判断できる力を備えることと考えています。年代や生活スタイルによりそれぞれの人に合う食事は異なりますが,今回は生涯に渡り抑えておきたい基本ポイントを「選び方」「作り方」「食べ方」に分けて紹介します。
選び方
スーパーでカゴを持ち売場に立っている時、何を選びますか?ぜひ「旬の食材」をカゴに入れましょう。春は菜の花、筍、アスパラガス、鰆、ホタルイカ等です。旬はその食材にとって一番おいしく、栄養価が高い時期です。価格は安くなります。季節を感じる食材は体だけでなく豊かな心も育んでくれますね。
ちなみに、苦手食材を克服したい人は、その食材の旬の時期に食べることがお勧めです。真のおいしさに気付き、食べられるようになるかもしれません。
作り方
献立の基本は「主食・主菜・副菜」の3点です。
・ 主食:ごはん、パン、麺など。体と脳のエネルギー源です。
・ 主菜:肉、魚、卵などメインのおかず。筋肉や血液の材料です。
・ 副菜:野菜、きのこなどの汁物やサラダ。腸内環境を整える、風邪をひきにくくするなど体の調子を整えます。
簡単に作りたい日なら、ごはん、アスパラと豚肉のオイスター炒め、余り野菜のみそ汁などはいかがでしょうか。
食べ方
食卓に料理が並び、さあ食べよう!という時は「よく噛んで」食べましょう。噛むことは消化を助け、栄養素の吸収を良くします。また、噛むと脳の満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎ防止にもなります。もちろん家族や仲間とおいしいねと会話をしながら、笑顔で味わうことも大切ですね!
毎月19日は「食育の日」です(※1)。忙しく過ぎる毎日ですが、月に1回、子どもだけでなく大人も自分の食生活を「選び方」「作り方」「食べ方」から振り返ってはいかがでしょうか。
※ 1:『政府広報オンライン』「「食べる力」=「生きる力」を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/3.html(2017.03.12アクセス)
(テキスト:管理栄養士 松原 郁実)