咸蛋（塩卵）不使用の奶黄（カスタード）月餅 レシピ・作り方

作り方

1. 1 〈準備〉
   容量50gの月餅型使用。
   プレートの文字の意味は「カスタード」で、「奶」は牛乳、「皇」は卵の黄身の「黄」と同音なため、代用されている。

   

2. 2 〈カスタード餡を作る〉
   ＊の材料を耐熱ボウルにふるい入れる。
   牛乳を加えて泡立て器で溶き、卵黄を加えて混ぜる。
   電子レンジ強（800W）で1分加熱後、取り出してよく混ぜる。

   

3. 3 さらに30秒加熱して取り出す。
   1cm角に切ったバター、バニラオイルを加え、ゴムベラで練るようにしながらよく混ぜ込む。

   

4. 4 ラップを貼り付けて常温で冷ます。
   ゴムベラで練りほぐし、4等分して丸める※。
   
   ※ラップで茶巾包みにするとよい。

   

5. 5 〈生地※を作る〉
   ボウル（餡を作ったものをそのまま使用）にバターを入れ、ゴムベラでクリーム状にする。
   蜂蜜とコンデンスミルクを加え、よく混ぜる。

   

6. 6 薄力粉をふるい入れてひとまとまりにする※。
   
   ※気温が高くて生地が軟らかい場合、適宜冷蔵庫で冷やしながら作業するとよい。

   

7. 7 4等分して丸める。
   
   ※生地の配合は、粉：シロップ類：油＝3:2:1ですが、粉＝シロップ類＋油になれば、5:3:2や8:5:3でもOK。

   

8. 8 〈包餡する〉
   生地をラップではさみ、底の平らな皿等で直径約7～８cmの円になるように押し伸ばす。

   

9. 9 上のラップをはずし、餡をのせる。
   おまんじゅうのように皮を伸ばしながら包む※。
   
   ※今回、比較的皮が多め（厚め）になっていて包みやすいが、慣れない場合、皮の割合を増やしてもOK。

   

10. 10 ちなみに、通常は皮：餡＝１：2.5位、本場では1：4位の超薄皮の場合もあり（「超薄皮檸檬月餅」レシピID:156001197）。

    

11. 11 〈成形する〉
    十分に打ち粉の強力粉（分量外）をまぶし、型抜きする。
    直後は粉が浮いた状態なので、オーブンを予熱する間、生地のオイルと馴染ませる。
    粉気が残っていたら霧を吹く。

    

12. 12 〈焼成する〉
    予熱したオーブン中段で200℃約12分焼く（よい焼き色がつくまで）※。
    
    ※皮生地に火が通ればよいので、餡が噴き出したり、皮が割れたりする場合、早めに取り出しても。

    

13. 13 少し膨らんだ状態になる（冷めると少し落ち着く）。

    

14. 14 〈仕上げる〉
    取り出して、トップにみりんを刷毛で塗る（粉気が消え、つやが出る）。
    粗熱が取れたら再度塗る（底と側面も）。
    ある程度乾いたら、ラップで包んで冷蔵庫で保存する。

    

15. 15 カットした様子。
    翌日以降、皮と餡が一体化して味が馴染む。

    

16. 16 〈参考1〉
    「香港テイストの甘じょっぱい奶黄（カスタード）月餅」
    （レシピID：1560009995）
    
    柔らかいクリームではなく、白あんベースのしっかりとした食感＆塩味を再現。

    

17. 17 〈参考2〉
    折込みパン用自家製カスタードシート
    https://cookpad.com/recipe/4070970

    

18. 18 〈参考3〉
    奶皇曲奇餅（カスタードクッキー）
    https://cookpad.com/recipe/4064653

    

19. 19 〈参考4〉
    食パンで包んで「なんちゃって奶皇包（カスタード饅頭）」

    

20. 20 https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/202209100000/

    

21. 21 〈参考5〉
    「カラメルソースがとろ～り♪流心布甸（プリン）月餅」
    レシピID:1560017281

    

22. 22 〈備考（2022.9改訂）〉
    餡のプリプリした食感が気になっていたので、原因と考えられるコーンスターチを省略し、全て薄力粉に。
    弾力はありながら、歯切れがよくなっています。

    

23. 23 https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/202209120000/