節約お弁当♪キャベツの豚巻き&韓国風卵焼き【プロが教える簡単おうちごはん#43】
新生活がスタートする4月は、気持ちも心機一転、何か新しいことに挑戦してみよう!という気分になりますね。
そこでこの春は、新しいお弁当おかずに挑戦してみませんか?
と言っても、特別な食材を使うわけではなく、普段からよく使用する食材や旬の食材を使うだけ。
頑張りすぎなくても、ちょっとした工夫をするだけで、いつものお弁当に新しさがプラスされます。
また、新しい生活が始まると、何かと出費が増えるなんてこともありますよね。
今回ご紹介するレシピは「節約」もテーマにしているので、ぜひ参考にしてみてください!
春らしい彩り豊かなお弁当で、気分も春爛漫です♪
節約したいときのお弁当おかずはどう作る?
節約するコツは、主菜副菜どちらかの食材の数を絞ること!
例えば、メインおかずを1つの食材だけで作ってみましょう。
ちょっと見た目が寂しいなと思ったら、ごまや海苔、刻みねぎなどをかけると変化が出ます。
また、隙間おかずに使えるひじき煮やきんぴら、和え物やサラダは、決まった食材で作る必要はないため、余っている食材をベースにして作りましょう。
食材は3種類程度使ってアレンジしながら作ると、冷蔵庫整理にもなる上に彩りもプラスになり、一石二鳥です。
そして作り置きできる料理は多めに作っておくと、時間やガス代の節約にもつながりますよ♪
また、旬の食材はリーズナブルなことが多く色味もキレイなため、積極的に旬のものを取り入れるのがおすすめです。
「キャベツの豚肉巻き甘辛炒め」と「コッケランマリ」のポイント
1品目のメインおかずは「キャベツの豚肉巻き甘辛炒め」です。
旬のキャベツは、この季節は比較的手頃なお値段のうえ、葉が柔らかいため豚肉に巻くのに適しています。
外葉や芯も無駄にせず、余すことなく使うことができ、彩りも良くなりますよ。
もう一つのおかずは、韓国風の卵焼き「コッケランマリ」です。
卵を卵白と卵黄に分け、卵白部分に花型で抜いたスパムやソーセージをあしらって巻いた、可愛らしい彩りの卵焼きです。
お弁当箱の中がぐっと華やかになりますよ♪
今回は、ご家庭で常備していることも多いロースハムを使用して作ります。
「キャベツの豚肉巻き甘辛炒め」「コッケランマリ」レシピ
【材料:2人分】
・キャベツ…250g
・豚薄切り肉(ロース、肩ロースなど)…約8枚(150g)
・塩胡椒…適量
・小麦粉…適量
・(A) 醤油、みりん、酒…各大さじ1
・(A) 砂糖…大さじ1/2
・(A) おろし生姜、にんにく…各少々
・サラダ油…適量
【作り方】
1. キャベツは一枚ずつはがし、大きい状態のまま重ねて耐熱皿におき、ラップをかけて600Wの電子レンジで1分半加熱し、上下を返して再び1分加熱する。加熱後すぐに水につけて冷ましてから水気を切る。6cm幅に切り、芯部分はそぎ切りにする。(そぎ切りした部分が大きい場合は、千切りにする。)
2. 大きいパーツのキャベツを1〜2枚重ね、芯や半端な大きさのキャベツを内側に置いて巻く。豚肉を広げ、手前に巻いたキャベツを置いて巻く。これを8個作り、塩胡椒で下味をつけてから小麦粉をうすくまぶす。
3. フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を肉の巻き終わりを下にして並べて焼く。焼き目がつくまで時々向きを変えて7分ほどかけて焼き、混ぜ合わせたAを加えて煮からめる。
【ポイント】
キャベツだけを巻いた際に、手で握って水気を軽く絞ってください。お弁当に詰める時は、半分にカットして断面を見せるようにするときれいです。
【材料:2人分】
・卵…2個(L)
・ロースハム…2枚(※くっついた状態のまま使用)
・刻み葱…3g
・(A) 牛乳…大さじ1と1/2
・(A) 塩…少々
・(B) 牛乳…大さじ1/2
・(B) 塩…微量
・サラダ油…適量
・マスタード、ケチャップ…お好みで
【作り方】
1. ロースハムは2枚重ねた状態(はがさないこと)のまま、花の抜き型で8個以上花を作る。花を抜いて残ったハムはみじん切りにする。
2. 卵一つをボウルに割り入れ、もう一つは卵黄と卵白にわけ、卵黄は全卵が入ったボウルに、卵白は別のボウルにいれる。全卵のボウルにはAとハムのみじん切りを加え、卵白だけのボウルにはBと刻み葱を加え、それぞれよく混ぜる。
3. 卵焼き用フライパンにサラダ油を熱し、黄身が入った卵液の半量を注ぐ。底全体に広げ、固まり始めたら巻く。巻き終わったら端によせ、サラダ油をキッチンペーパーを使ってフライパンにぬり、残りの半量を同じように焼く(通常の卵焼きを作る要領)。
4. 3を端によせ、3と同様にサラダ油をぬる。中央あたりに、花形のハムを並べ、ハムの隙間から卵白のボウルの中身をそっと流し入れる。底全体に卵白が行きわたり、固まり始めたら巻く。巻き終わったら取り出し、ラップ等に包んで冷めるのを待ち、好きな大きさに切る。お好みで花の中心にマスタード、ケチャップで芯を描く。
【ポイント】
卵白はほぐれにくいですが、塩を少し加えることでほぐしやすくなります。
ハムは火が通りやすく、火が通ると縁が丸まってきてしまいます。それを防止するためにハムを2重にしていますが、丸まってくると、卵白がハムの下に滑り込んで花の形がキレイに出にくくなるため、一旦火を止めるか、火から離して並べてください。
ついでに冷蔵庫整理までできたら、嬉しいですよね。
お弁当作りも節約も、楽しみながら工夫していきましょう♪