「麦ごはんダイエット」で美味しく健康的に痩せよう
麦ごはんダイエットとは、主食を白米と麦を混ぜた麦ごはんに変える方法です。大麦はダイエットに良い食品で、ぷちぷちとした食感で美味しく、噛みごたえもあるので、食事を楽しみながら健康的に痩せることができます。
正しいやり方と栄養
大麦と白米の割合は、大麦が多いほど結果に繋がりやすいので、大麦:白米1:1がオススメですが、慣れないうちは1:3の割合にして、徐々に大麦を増やしていくとよいでしょう。1日2~3食を食べるのが理想ですが、1食の場合は、朝ごはんの時に食べるのがおすすめです。
大麦の栄養は、白米に比べて低カロリーでβグルカンという水溶性食物繊維がとても豊富です。このβグルカンがダイエットに良い食物繊維で、食後の血糖値の上昇を抑える働きや、コレステロールを下げる働きがあり、腹持ちがよくおなかが空きにくいなどの効果も期待できます。
美味しく炊くには?
炊き方は、白米の場合は水が同量ですが、麦の場合は2倍の水が必要になります。押麦は、平たくなっていて吸水しやすくなっていますが、30分~2時間、できれば一晩しっかりと吸水して炊くと、もっちりとした美味しい麦ごはんが炊けます。
大麦ともち麦との関係は?
近年話題になっているもち麦は、丸い見た目で、味はもち米のようにもちもちしているのが特徴です。また、βグルカンが大麦よりも多く、カロリーも低いのでよりダイエット向きといえます。
注意点と失敗例
麦ごはんダイエットで注意したい点は、なんといっても食べ過ぎに注意することです。いくら白米よりも太りにくいとはいえ、ごはんもおかずもたっぷり食べてしまってはカロリーオーバーになってしまいます。よく噛んで食べることを意識し、腹八分目を心がけましょう。また、急激なダイエット法ではないので、すぐには変化が見られないかもしれませんが、ダイエットはゆっくり行うことが大切なので、焦らず続けることがポイントです。
おすすめレシピと食べ方
麦ごはんだとより美味しいものといえば、麦とろごはんです。また、カレーや丼物など、咀嚼回数が減りがちなものを麦ごはんにして食べると、噛む回数が増えるのでおすすめです。また、麦はごはんだけでなく、茹でてサラダに混ぜる、スープに入れる、ハンバーグや麻婆豆腐などに混ぜる、など色々使えるので、試してみるのもよいですね。
(テキスト: 管理栄養士 岡田 あや)