薬膳 六味湯: 脾臓 肺の活性、清熱潤肺 レシピ・作り方
材料(2-3人分)
- A 玉竹 (ギョクチク) 19g
- A 百合 (ビャクゴウ) 20g
- A 桂元肉 (ケイゲンニク) 18g
- A 蓮子 (レンシ) 21g
- A 芡实 (ケンジツ) 21g
- A 正准山(山薬)(サンヤク) 20g
- 水 1.5L
- 骨つき肉 (鶏肉) 600g
- タマネギ(なくてもよい) 2個
- ニンジン(なくてもよい) 1/2本
- レンコン(なくてもよい) 一節(15cm程度)
- きのこ(しめじ等。なくてもよい) 1袋
- 塩 小さじ1(お好みで増減)
作り方
-
1
3L鍋に水1.5L、Aの生薬を全て入れる。
今回は野菜たっぷりのスープにする為、水量を本来(骨つき肉とだけ煮る場合)の2.5Lから減らしています -
2
タマネギは丸ごとか半分に、人参は大きめの乱切りに。レンコンは輪切りにする。きのこ(しめじ)は適当に割いて(切って)おく。
※このレシピにとらわれず、お好きな野菜ときのこで大丈夫。 - 3 野菜(タマネギ、人参、レンコン、きのこ)と骨つき肉(鶏肉)を先の鍋に入れ、強火で沸騰させる。
-
4
灰汁をとる。
蓋をして極弱火(IH10段階の2)でX時間煮る。 - 5 火を止め加塩する。出来上がり。
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6
玉竹
消炎性滋養、強仕作用により、虚弱体質者の口渇、咳戚、発熱自汗、多汗、多尿、遺精などに効くと言われている。 -
7
百合
滋養、強壮、消炎、鎮咳、止渇、鎮静作用により、陰虚症の発熱、咳嚇、吐血、不眠、多夢などに効くと言われている。 -
8
桂元肉 (竜眼肉などとも呼ばれる)
倦怠感、疲労感、動悸、不眠、もの忘れ、食欲不振などに効くと言われている。 -
9
蓮子(蓮の実)
細菌性下痢、慢性下痢、嘔吐、食欲不振に応用される。 -
10
芡実
鬼蓮の実。
痛風、腰痛、精液漏出、尿失禁、頻尿、慢性下痢、大腸炎に応用される。 -
11
山薬(乾燥ナガイモ)は漢方名。中医薬では准山(ジュンシャン/ワイサン)と言う。
食欲不振、強壮、下痢の改善に効くと言われている。 -
12
今回参考にしたのはこちら:蜂标六味汤料 —118G
漢方とは日本で独自に発達した中国伝統薬のこと。生薬の漢方名と中国名が異なることも多いです。 -
13
生薬効能は富山大学和漢薬データベースをできるだけ参照し、不足情報はその他のサイトから収集しました。
https://www.inm.u-toyama.ac.jp/database/
きっかけ
シンガポールでは、安価な漢方スープセットが容易に手に入り、レシピは不要ですが、出国後も生薬を自分で組み合わせて再現できる様、配合記録目的でレシピ化しました。
おいしくなるコツ
土鍋があると最高ですが、無ければ筆者の様にステンレス鍋で。圧力鍋は、早く出来ますが味は落ちます。
- レシピID:1380017005
- 公開日:2021/08/08
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