薬膳 止咳潤肺湯 レシピ・作り方
- 1時間以上
- 500円前後
材料(2-3人分)
- A 川貝母 (センバイモ) 11g
- A 雪梨干/雪梨 23g
- A 南北杏 (キョウニン) 16g
- A 北沙参/沙参 (キタシャジン) 28g
- A 桔梗 (キキョウ) 10g
- A 桔餅/橘餅 (キッパン) 31g
- 骨つき肉 (鶏肉) 300-600g
- タマネギ(なくてもよい) 2個
- 人参(なくてもよい) 1/2本
- レンコン(なくてもよい) 一節(15cm程度)
- きのこ (しめじ等。なくてもよい) 1パック
- 水 1.5L
- 塩 小さじ1(お好みで増減)
作り方
-
1
3L鍋に水1.5L、Aの生薬を全て入れる。
今回は野菜たっぷりのスープにする為、水量を本来(骨つき肉とだけ煮る場合)の2.5Lから減らしています -
2
タマネギは丸ごとか半分に、人参は大きめの乱切りに。レンコンは輪切りにする。きのこ(しめじ)は適当に割いて(切って)おく。
※このレシピにとらわれず、お好きな野菜ときのこで大丈夫。 - 3 野菜(タマネギ、人参、レンコン、きのこ)と骨つき肉(鶏肉)を先の鍋に入れ、強火で沸騰させる。
-
4
灰汁をとる。
蓋をして極弱火(IH10段階の2)で1時間煮る。
※このスープは煮る時間が他のスープより短いので注意。 - 5 火を止め加塩する。出来上がり。
-
6
川貝母
鎮咳、去痰、排膿作用により、煩熱、喉海、目該、咳味、口渇などに応用される。川貝は、潤肺、去疫、鎮咳の作用が強いと言われている。 -
7
雪梨干(中国梨)
体液の保湿、乾燥の保湿、熱の除去、痰の解消、血液の栄養補給、筋肉の促進などの効果があると言われている。 -
8
南北杏
南杏と北杏を1:1で混ぜたもので、北杏は杏仁 (bitter almond)、南杏は甜杏仁(テンキョウニン sweet almond)という。潤肺止咳、便秘などに応用。 -
9
北沙参/沙参 (キタシャジン)
慢性の咳嗽・乾咳・痰が少ない・津液不足(軽度の脱水)などの肺陰虚の咳嗽に効くと言われている。 -
10
桔梗
気管分泌促進、唾液分泌促進、鎮静、鎮痛、去疫、抗炎症、抗アレルギー作用、末梢血管拡張作用などがあると言われている。 -
11
橘餅
柑橘の実を砂糖で煮詰め、砂糖で覆ったもの。沖縄のお菓子でもある。鎮咳、潤肺に効くと言われている。 -
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今回参考にしたのはこちら:蜂标止咳润肺汤 —120G
漢方とは日本で独自に発達した中国伝統薬のこと。生薬の漢方名と中国名が異なることも多いです。 -
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生薬効能は富山大学和漢薬データベースをできるだけ参照し、不足情報はその他のサイトから収集しました。
https://www.inm.u-toyama.ac.jp/database/
きっかけ
シンガポールでは、安価な漢方スープセットが容易に手に入り、レシピは不要ですが、出国後も生薬を自分で組み合わせて再現できる様、配合記録目的でレシピ化しました。
おいしくなるコツ
土鍋があると最高ですが、無ければ筆者の様にステンレス鍋で。圧力鍋は、早く出来ますが味は落ちます。
- レシピID:1380017003
- 公開日:2021/08/07
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