(4ページ目) ママ・プレママ部の記事一覧
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低体温は妊活の敵!体の中からポカポカ温めましょう! 女性の悩みで多いのが「冷え」。冷えにも2種類あります。1つ目は「低体温」。平熱が36℃未満の場合を言います。体温が1℃下がると基礎代謝が約12%下がると言われています。基礎代謝が下がると太りやすくなったり、免疫力の低下にも繋がってしまいます。2つ目は「冷え症」。手足の末端の血流が悪く、手先足先が冷えてしまう状態を言います。血流が悪いと血管が収縮して流れがより悪くなるので悪循環に陥ってしまいがちです。どちらの「冷え」も血液の流れが悪いことが原因です。血流の悪さは子宮や卵巣環境にも影響を与えます。血液によって全身に栄養分や酸素が送られるため、流れが悪くなると、卵子の発育や排卵、着床や子宮での発育に悪影響を与えてしまいます。キーは体を中心部から温めること では、「冷え」を改善する方法は?大切なのは「体を温める」ことです。ですが、体の表面だけが温まっても一時的なものなので改善はできません。体の中心部、中から温めるようにしましょう。体を温める食材としては、根菜類、ねぎ、ひじき、小豆などが挙げられます。寒い地方で作られるものや冬が旬のもの、色が黒っぽいものは体を温めると言われていますので参考にしてみてください。反対に、夏野菜や南の暖かい地方で作られるものは体を冷やす働きがあるので注意が必要です。また、飲み物も手軽に体を温めることができます。もちろん冷たい物の飲みすぎはNGです。水も常温のものが好ましいですよ。一番のオススメは朝起きてすぐに白湯を飲むことです。1日の始まりに体を温めるとその後もポカポカと温かい状態が続きます。他にはコーヒーは体を冷やしてしまうので、紅茶の方がオススメです。さらに体を温める働きのあるしょうがを加えるとより温まります。しょうがは加熱されたものの方が体を温める効果が高いので、乾燥しょうがやしょうがジャムなどを加えると良いでしょう。お風呂は「ぬるま湯」がポイント!食べ物、飲み物以外ではお風呂で有効に体を温めましょう!熱いお湯に入ると一時的に温まりますが、長続きはしません。ぬるめの41℃以下のお湯にゆっくり入ることが良いでしょう。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることでリラックス効果もあり、眠りにつきやすくなったり、睡眠の質も良くなりぐっすり眠れます。私の1番のオススメは、朝を起きたら白湯を飲み、朝ご飯をしっかりと食べること!1日の始まりに体温をあげる習慣をつけるようにしてみましょう。(テキスト:上野 知佐) 2015/11/06 07:00 ママ・プレママ部
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無理せず楽しく!妊娠中でも適度に運動を お腹に赤ちゃんがいると運動をして良いのかどうか悩む妊婦さんも多いのではないでしょうか。ですが、妊婦が運動してはいけないという決まりはありません。ルールをしっかり守れば運動はとても良い影響があります。ただし、医師から特に禁止事項の指摘がないこと、経過が順調なことが条件です。出血がある、お腹が張りやすいなどの症状がある方は医師と相談しましょう。妊婦さんにおすすめの運動それぞれの時期に合わせたオススメの運動をご紹介します。■「ウォーキング」(初期から後期までOK)妊娠中に1番オススメな運動です。歩く速さや時間、歩幅などもその時の体調に合わせて自分自身で変えることができるのも良いポイント。ウォーキングをすることによって筋肉の衰えを防いだり、血流が良くなることでむくみの対策にもなります。また、セロトニンというホルモンによってリフレッシュ効果もあります。■「ヨガ」(初期から後期までOK)体調に合わせた内容を選びながら自宅でできます。ゆっくりした動きなので、筋肉をほぐしてくれます。ヨガで重要な深呼吸によってリラックスしながら運動ができます。ひねる動作、反り返る動作はお腹に負担がかかるので無理のないように行いましょう。■「スイミング」(中期から後期までOK)浮力があるため、重くなってきたお腹を気にせずにできます。ただし、体が冷えないように注意が必要です。マタニティ専用の教室を利用するのが安心です。この他にも最近はマタニティビクスなど妊婦さん向けの教室もたくさんあるので、それらを活用するのもオススメです。避けた方が良い運動もあります。ジャンプするもの、ひねる運動、転んだりぶつかる可能性のあるもの、グッと力を入れるものは妊娠中は止めておきましょう。運動と合わせて摂りたい栄養素最後に運動した時に摂って欲しい栄養素もご紹介します。まずは良質なたんぱく質です。脂肪分解酵素を活発にする働きがあります。豚肉などの肉類、かつおなどの魚類、豆腐などの豆類、チーズなどの乳製品に多く含まれています。次にビタミンB1です。糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあります。豚肉や大豆、穀類に多く含まれています。そして、ビタミンB2です。脂肪分解してエネルギーにしてくれます。さばや納豆、緑黄色野菜に多く含まれています。自分自身の状態、妊娠経過をしっかりと把握した上で自分に合わせた運動を取り入れて楽しいマタニティライフを送りましょう。(テキスト:上野 知佐) 2015/10/12 18:00 ママ・プレママ部
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妊娠中でも食べたい!「海の幸」何がダメで何が良いの? 妊娠中は食中毒の危険性があるため、「生魚」の摂取に気を付けて欲しいと以前の記事でお話ししました。ですが、海の幸は魚だけではありません。注意して欲しい食材をご紹介します。一見健康的に思える「海草」に潜む危険まず、妊娠中に注意が必要なものとして「海草」があります。日本人に馴染みの深い昆布やわかめには「ヨウ素」が多く含まれています。海草類は低カロリーな為、ダイエットにも人気の食材ですね。体重コントロールが必要な妊娠中に取り入れようと思っている方も多いのではないでしょうか?ですが、食べ過ぎには注意です!昆布やわかめに多く含まれている「ヨウ素」は、胎児の骨や脳の発育に必要な栄養素です。一見、妊娠中に必要な栄養素に思えますが、過剰摂取に気を付けなくてはいけない栄養素なのです。過剰に摂取すると、赤ちゃんがクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)になる可能性があります。昆布でだしを取ったお味噌汁にわかめを入れて、副菜にひじきの煮物を・・・など海草の多い食事を毎日のように食べるのは控えましょう。だしもかつおやいりこ、干ししいたけなどを活用するのがオススメです。秋においしい「魚卵」にも注意!次に、「魚卵」も注意が必要です。食べてはいけない食材ではありません。ですが、生のまま食べることが多い食材でもあるので、生魚と同様にリステリア菌という食中毒に注意しなくてはいけません。十分に加熱することを守り、たまに少量食べるくらいにしておきましょう。また、魚卵は塩分が多いこともオススメできないポイントです。妊娠中は妊娠高血圧症候群の予防の為にも減塩を心がけて欲しいので、魚卵は控えめにしましょう。妊娠中で食べても大丈夫な海の幸では、妊娠中にもOKな海の幸には何があるでしょうか?「貝類」やえびやかになどの「甲殻類」は大丈夫です。ただし、これらも生ではなくしっかりと加熱したものを食べましょう。魚類だと過剰摂取で胎児の神経発達に影響が出る可能性のある水銀を含まない「青魚」「白身魚」がオススメです。あじ、さば、いわし、かつお、さんま、鯛などがあります。普段から手に入りやすい種類の魚が多いですね。あれもダメ、これもダメと妊娠中は控えた方が良い食材が多くなります。ですが、選び方や注意するポイントをしっかりと守れば大丈夫!海の幸も楽しみながら妊娠生活を送りましょう!(テキスト:上野 知佐)【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2015/10/02 07:00 ママ・プレママ部
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妊活中も体重コントロールはしっかりと! 妊娠中は体重管理に気を付けなくてはいけないと聞いたことがあるのではないでしょうか?でも、妊娠中だけではありません!妊活中も体重コントロールが重要です!まずは自分の肥満度を知りましょう。痩せすぎ太りすぎを判断するのに使うのが、BMIです。「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で計算される肥満度を表す指数になります。18.5以下が痩せ、18.5~25未満が標準、25以上が肥満とされています。痩せすぎのは、胎児にもママにも栄養が足りない状態!痩せすぎだと妊娠するのにどのような影響があるのでしょうか。BMIが18.0以下になると女性ホルモンが作られにくくなり、月経が止まったり、排卵が起こらなくなる可能性があります。これは、痩せすぎのまま妊娠すると胎児に栄養がいかないだけでなく、ママ自身の体に大きな負担がかかると脳が判断し、自分の身を守るために生命維持を優先して排卵をコントロールしているんです。月経周期が乱れている方は要注意ですよ。妊活で摂りたい栄養素では、妊活中の方にぜひ摂って欲しい栄養素をご紹介します。まずは、「葉酸」です。妊活、妊娠、授乳で大切な栄養素です。健康な卵子や精子を作ったり、子宮の状態を良くしてくれる効果があります。また、妊娠初期に重要な赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを軽減してくれるので、妊娠する前から積極的に摂るようにしましょう!葉酸は緑色の野菜や納豆、海草類に多く含まれています。ほうれん草やブロッコリー、アボカドなどがオススメです。葉酸は水に溶けやすい性質があるので、生のままか汁ごと飲めるスープやポタージュにするのがオススメですよ。次に、「ビタミンE」です。排卵に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を高めてくれます。ビタミンEは油脂類、ナッツ類、魚卵、キウイなどに多く含まれています。おすすめはあの森のバター!葉酸とビタミンEを含むオススメの食材は「アボカド」です!女性は好きな方も多いのでは?1回に食べられる量も多く、切ってすぐ生のままでOKなので手軽ですよ。調理のアレンジもたくさんあるので、油と一緒に食べるのもGOOD!ただし、アボカドは森のバターと呼ばれるようにカロリーや脂質が他の果物に比べると高めです。食べ過ぎには注意しましょう。赤ちゃんの為に、自分自身の為に、急激なダイエットは控えましょう。(テキスト:上野 知佐) 2015/09/29 18:00 ママ・プレママ部
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おいしい食材がいっぱい!秋におすすめ離乳食! 「秋」と言えば「食欲の秋」と言うくらい旬のおいしい食材がスーパーにたくさん並びますね。秋は冬に備えてエネルギーを蓄えるために最適な食材が多い季節です。かぶ、ごぼう、里芋、しいたけ、しめじ、にんじん、ねぎ、ほうれん草、れんこん、さつまいも、かぼちゃ、りんご、鮭、さんま・・・など馴染みのある食材も多いですね。離乳食にも最適な食材がいっぱいあります。「旬の食材」で食育!旬の食材は、その時が一番おいしいですし、栄養価も高いんです!せっかくなので、離乳食にも利用して赤ちゃんにも栄養満点ごはんを食べてもらいましょう!また、旬の食材は四季を感じることができます。ママやパパと一緒に旬の食材を食べて、四季を感じる・・・とても素敵な食育ですね。もちろん食べさせる時に赤ちゃんに「今は○○がおいしい季節なんだよ」と話しかけてあげるのもGOOD!離乳食の段階に合わせて食材を選びましょう!それでは、それぞれの段階に合わせた秋が旬のおすすめ食材を紹介します。■ゴックン期「ゴックン期(初期)」は、かぼちゃとさつまいもなどがおすすめです。甘味の強いかぼちゃやさつまいもは離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに好まれやすいです。調理も簡単!ペースト状にして飲み込みにくそうだったら、だし汁、野菜スープ、粉ミルクなどで伸ばすと食べやすくなります。■モグモグ期「モグモグ期(中期)」は、かぶやほうれん草など。まだまだ食べる練習をする時期なので、柔らかく調理しやすいものがオススメです。かぶはコトコト煮込むと甘くなって食べやすくなります。ほうれん草はしっかりと茹でてアクを抜いてから与えましょう。■カミカミ期「カミカミ期(後期)」は、れんこんや鮭など。だんだんと食べる事に慣れてくるので歯ごたえのあるものもOKです。れんこんは繊維が多いので、すりおろすと使いやすいです。この時期は手づかみ食べをしたい子も多いので、おやきやスティック状にしたメニューにするのが良いでしょう。■パクパク期「パクパク期(完了期)」は、ごぼうやさんまなど。繊維が固く、飲み込みにくいごぼう。噛むのが上手になってきた完了期からがオススメ。しっかりとアクを抜いて柔らかく調理してあげましょう。噛む練習にもなりますよ。今は何がおいしいのかな?とスーパーでチェックするもの楽しいですよ。いつも使い慣れている食材と組み合わせて上手に旬の食材を取り入れていきましょう。(テキスト:上野 知佐) 2015/09/16 07:00 ママ・プレママ部
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辛い物を食べるとおっぱいも辛くなる?絶対食べちゃいけないの? 暑い日が続く夏。ひんやり冷たい物、さらっと食べられる物も良いけれど、辛い物も食べたい!そんな気持ちになるママもいるのでは?でも、授乳中に辛い料理はNGと聞いたことがある・・・それは本当なのでしょうか?詳しく美味しい母乳と食事の関係についてはこちらの記事でご紹介します。香辛料たっぷりの料理、辛い料理を食べるとおっぱいも辛くなる?・・・答えはNO!辛い料理を食べたからといって、そのままおっぱいの味が辛くなるわけではありません。ですが、おっぱいがその時に食べたものによって成分が微妙に変化することは本当です。辛い料理を食べたことによっておっぱいに含まれる成分が微妙に変化し、その変化を敏感に感じ取る赤ちゃんもいるのです。そのため、辛い料理を食べた後のおっぱいを嫌がる赤ちゃんもいます。おっぱいを嫌がるだけではなく、体調に変化が現れる赤ちゃんもいます。下痢になったり、お尻がかぶれたり。これも微妙に変化した成分によるものと言われています。個人差が大きいものなので、まったく大丈夫な赤ちゃんもいれば、色々と症状が出る赤ちゃんもいるのです。脂肪や塩分が原因かも!?辛い料理と言ったら、カレー!カレー大好き!そんなママもいるのでは?ですが、カレーを食べた後におっぱいを嫌がったり、乳腺炎になったりすることもあります。これは、香辛料だけが原因ではありません。市販のカレールーを使用して作った場合、ルーには香辛料以外に塩分や脂肪分も多く含まれています。揚げ物や洋菓子など脂肪分の多い料理を食べた後におっぱいが詰まりやすくなるママもいますよね?それと同じです。香辛料だけでなく脂肪分や塩分が多いおっぱいを嫌がる赤ちゃんも少なくありません。嫌がって飲まない→飲み残しができる→詰まるという悪循環になる可能性もあるのです。では、授乳中は絶対辛い料理を食べてはいけないのか?そんなことはありません。食べたくて食べたくて我慢しているのがストレスになるのも良くありません。毎日毎日辛い料理なのは避けた方が良いですが、たまにならOK!と考えましょう。もし、辛い料理を食べた後に赤ちゃんがおっぱいを嫌がる、下痢になるなどの変化があったら食べたいのをぐっと堪えて卒乳するまで我慢しましょう。授乳中のママが食べた物は赤ちゃんに影響する。それはわかっていてもママだって好きな物を食べたい時もありますよね。アルコールなどダメなものもありますが、辛い料理の場合は上手に取り入れて、ママも楽しく食事をしましょう。(テキスト: 上野 知佐)【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2015/08/25 07:00 ママ・プレママ部
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将来の為にも今しっかりと!赤ちゃんの紫外線対策 紫外線シーズン真っ只中。日焼けに悩む時期ですね。ママは対策ばっちり!でも赤ちゃんはどうしたら良いのでしょうか?赤ちゃんはとても日焼けしやすいんです!それは、肌が薄く皮膚細胞へのダメージを少なくするメラニン色素が少ないために紫外線に対するバリア機能が弱いから。では、赤ちゃんを紫外線から守るためには何をしたら良いでしょうか?重要なのは、「肌に直射日光が当たらないようにすること」です。帽子を被り、長袖長ズボンを着用するのがベストですが、真夏日や猛暑日に完全防護の服装では体温調節が苦手な赤ちゃんはすぐに体温が上がってしまいます。体温が上がると汗をかき、脱水状態になってしまうこともあるのです。最近は「UVカット仕様の衣類」が売られていますので、上手に活用してみてはいかがでしょうか。また、紫外線の多い時間帯に外出を避けることも有効です。午前10時~午後2時が最も紫外線が強い時間と言われています。お散歩やお外遊びはこの時間帯をなるべく避け、朝早めや夕方日が陰ってからがおすすめです。紫外線が少ないだけでなく、過ごしやすい気温になるのでお出かけもしやすいですよ。赤ちゃんは日焼け止め大丈夫・・・?「紫外線対策=日焼け止め」と考える方も多いのではないでしょうか?ですが、赤ちゃんに使って良いのか気になる所でもありますよね。日焼け止めを赤ちゃんに使用するのは問題ありませんが、注意が必要です。あまり多用せず、紫外線が多い時間帯に外で過ごすことが長くなりそうな場合には使用しましょう。また、落としやすい物を使うようにしましょう。石けんで落とせるものだと普段体を洗うのと同じように落とすことができます。日焼け止めが落ち切れずに肌に残ってしまうと炎症を起こしてしまう可能性もあるので、外出から帰ったらこすらずに優しく落とします。日焼け止めを落としたら保湿も十分にしましょう。日焼け止めを塗ることで肌に負担がかかるため、使用後のケアも重要ですよ。日焼け止めを選ぶ際には、炎症を起こす可能性もある「紫外線吸収剤」が入っていない物を選びましょう。パッチテストも忘れずに!紫外線対策したのに焼けちゃった!そんな時はしっかりクールダウンしてあげましょう。日焼けは火傷と同じ。冷たいタオルやローションなどで冷やしてあげます。水ぶくれができてしまったなど重度な場合には病院へ!赤ちゃんの日焼けは将来に関わることも。ママがしっかりケアしてあげましょう。(テキスト: 上野 知佐) 2015/08/12 18:00 ママ・プレママ部
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脱水症から赤ちゃんを守る!水分補給の大切さを知ろう。 この時期になると特に意識して欲しいのが水分補給です。毎日どのくらいの水分を飲んでいますか?自分が思っているよりも体は水分を欲しているんです。ママにも赤ちゃんにも大切な水分補給についてお話します。赤ちゃんは大人より脱水症になりやすい! 赤ちゃんは特に注意が必要です。大人よりも体内の水分率が高いこと。体温が高く汗をかきやすいこと。おしっこの濃さなどで体の水分を一定に保てないこと。自分で水分補給をするのが難しいことなどが理由にあります。ママが意識して水分補給をさせてあげることが重要です。普段からおしっこの回数、母乳やミルク、水分を飲む量や回数をチェックしておきましょう。回数や飲む量が減っている時には注意してみてください。脱水症は「水」の不足ではなかった! 飲むものは基本的には「水」です。特に脱水状態でなく、普段飲むのであれば常温の水が良いです。ですが、脱水状態の時には注意が必要です。体の中の水分は水だけではありません。ナトリウム、カリウムなどのミネラル成分も含まれています。「脱水=水の不足」ではなく、ミネラルも不足している状態です。この時に水だけを補給すると体内のナトリウム濃度が薄まり、けいれんなどを起こすこともあります。そのため脱水の症状がある時にはイオン飲料などを利用すると良いでしょう。ただし、イオン飲料には糖分が多く含まれているものも多いので、飲みすぎに注意しましょう。水分補給はタイミングが重要 水分補給をして欲しいタイミングは、外出後、汗をかいた後、気温の高い場所にいる時、お風呂の後などです。夏の暑い時期は1度にまとめて飲むよりも定期的にこまめに少しずつ飲むことをおすすめします。赤ちゃんの場合も同様です。特に寝起きは汗をかいていますので、起きたら水分補給をさせてあげましょう。ママも水分補給をしっかりと 赤ちゃんだけでなくママにも水分補給は重要です。妊娠中でつわりのある方は、嘔吐すると体から大切なミネラルや水分が失われてしまいます。これも脱水状態です。また、喉が渇く時は「お腹の赤ちゃんが水分を欲しがっているサイン」だと思ってくださいね。 産後、特に母乳育児の方はより水分が必要になります。母乳は約88%が水分です。多くの水分が母乳として赤ちゃんに取られてしまいますので、喉が乾いてからではなく1時間に1回など定期的に飲むようにしましょう。最低でも1日に2L、母乳の方はその倍くらい飲んでも良いくらいですよ。 こまめな水分補給で脱水症から赤ちゃんもママも守りましょう!(テキスト: 上野 知佐) 2015/07/21 18:00 ママ・プレママ部
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妊娠中は特に気を付けたい「食中毒」。予防のためにも避けるべき食材とは? 妊婦健診で「避けた方が良い食べ物」など妊娠中の食事について話を聞いたことがあるのではないでしょうか?あれもこれもダメなの?と思った方もいるのではないかと思います。では、なぜ妊娠中は妊娠していない時よりも食べ物に気を遣わなくてはいけないのでしょうか。それは、妊娠中は免疫力が低下しているためにウィルスや細菌に感染しやすいからです。また、母体が感染することで菌が胎盤を通して胎児に感染し、流産や早産の原因となることもあるのです。脳性まひの危機がある怖い菌も!妊娠中に注意して欲しい食中毒の1つに「カンピロバクター」という細菌があります。このカンピロバクターは、主に生の牛肉や鶏肉によって感染します。母体の感染によって、赤ちゃんが髄膜炎になる可能性が高くなると言われています。もし髄膜炎になると、治療しても脳性まひが残ることもあるのでとても怖い食中毒です。生肉以外にも犬や猫などのペットも感染源となることもあります。熱に弱い菌なので、しっかりと加熱して食べるようにしましょう。ナチュラルチーズもNG?!「〇〇物」に注意 また、厚生労働省からも注意喚起されている「リステリア菌」による食中毒にも注意して欲しいです。このリステリア菌は、生ハム、ナチュラルチーズ(加熱されていないもの)、スモークサーモン、魚卵などによって感染します。冷蔵庫に長期間保存され、加熱せずにそのまま食べられるものに多いです。この細菌は塩分や低温に強いため、これらの食材を食べる時には長期間保存せずに、十分に加熱して食べるようにしましょう。※1その他には「サルモネラ菌」「トキソプラズマ」「腸炎ビブリオ」などの食中毒があります。これらは生卵、生肉、生魚など「生」のものに付着している可能性があるものです。リステリア菌も同じですが、妊娠中は「生物」「加熱せずにそのまま食べられる物」には注意して、なるべく「十分に加熱して食べる」ようにすることがおすすめです。食べ物選びは慎重にどの食材も「禁止」されているわけではありませんが、赤ちゃんを危険にさらしてまで「避けた方が良い」と言われているものをあえて食べる必要はありません。食中毒になるとお腹の赤ちゃんだけでなくママ自身も苦しいです。2人揃って元気に妊娠生活を送るためにも、いつもより少しだけ食べ物に気を付けてみましょう。(テキスト: 上野 知佐)※1 『厚生労働省』 「リステリアによる食中毒」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055260.html 2015/07/15 07:00 ママ・プレママ部