(2ページ目) ママ・プレママ部の記事一覧
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赤ちゃんは甘味が大好き!離乳食に甘味を使うコツは? 離乳食は薄味に!離乳食は薄味で!とよく言われますが、「味がないとおいしくないのでは?」「薄味だと食べてくれない」と悩むママも多いです。なぜ、薄味にするのか。それは濃い味付けだと赤ちゃんの体に影響があるためです。離乳食は本来、食事や生活のリズム作り、食材の味や食感を知る、食事は楽しいと学ぶことが目的なので、味付けは特に必要ありません。それに加えて塩分や糖分を大人と同じように摂ってしまうと内臓機能がまだ未熟な赤ちゃんにとって消化するのが負担となってしまいます。また味覚が作られる時期なので、この時期の味付けが一生の食の好みに関わってきます。濃い味に慣れてしまうと偏食になることもあるため、離乳食は薄味にするようにしましょう。赤ちゃんが甘味を好むのはなぜ?赤ちゃんは甘い食材をよく食べる傾向にあります。それにもちゃんと理由があるんです。それは、赤ちゃんは母乳やミルクの味である甘味を本能的においしいと感じるからです。赤ちゃんが生まれて初めて出会う味覚である甘味は安心できる味なのです。甘味が好きといっても離乳食で大人と同じような甘味は必要ありません。大人がおいしいと感じる甘さは赤ちゃんにとっては甘すぎます。赤ちゃんに必要な甘みの目安としては、母乳やミルクの味や市販の赤ちゃん用食品をママも食べてみてください。ママには物足りない、ほのかに甘い、それくらいで赤ちゃんは十分ですよ。甘味を付けるのにオススメな食材は?薄味にと言っても食べてくれないとママも不安になりますよね。そんな時には自然な甘味を付けるようにしましょう。甘味を付ける=砂糖を使うだけではありません。りんごやバナナなどの果物、にんじんやかぼちゃなどの野菜、メープルシロップがオススメです。メープルシロップと同様にはちみつも自然なもので良いと思われがちですが、はちみつは乳児ボツリヌス症になる可能性があるため1歳未満は絶対にNGです!(※1) 同じ理由で黒糖、きび砂糖も注意しましょう。赤ちゃんにもおいしいものをと考えるのはとても素敵なことですが、赤ちゃんのためにも時期に合った甘味を取り入れていきましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)(※1)『厚生労働省』 「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html (2017.8.3アクセス) 2017/09/26 07:00 ママ・プレママ部
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赤ちゃんこそ要注意!塩分のとり過ぎと「食塩中毒」の危険性 赤ちゃんに高塩分のものは与えてはいけないのはなぜ?離乳食は「味付けをしない」または「薄味」が推奨されていますが、それには理由があります。赤ちゃんの体は、食塩の排出をする“腎臓”の機能が未発達なため、とり過ぎると腎臓に大きな負担がかかります。また、食塩がうまく排出できず体内に過剰に蓄積されてしまうことで、腎機能低下や、重症になると「食塩中毒」を引き起こす恐れもあります。赤ちゃんの味覚は大人に比べて3倍も敏感と言われており、大人が食べておいしいと感じる味付けは、赤ちゃんにとって高塩分です。離乳食が高塩分にならないよう注意しましょう。食塩中毒とは?原因や症状食塩中毒とは、食塩の多量摂取、または、食塩量に見合うだけの水分を摂取できておらず、体内のナトリウム濃度が高くなることが原因で起こる中毒です。症状は、嘔吐や下痢、痙攣や硬直、その他にも発熱や成長不良、心不全や不整脈を引き起こします。赤ちゃんは、・食塩を排出する腎臓が未発達・食塩の摂り過ぎで喉が渇いても、自力で水分補給ができないことなどから、大人に比べて食塩中毒のリスクが高いと考えられています。NGな食材の例離乳食では高塩分の食材を与えぬよう、選び方に注意が必要です。ハム・ソーセージなどの肉加工品、かまぼこ・はんぺん・ちくわなどの魚加工品は、塩分や添加物が多く含まれるので離乳食では与えません。味付け海苔や梅干し、コーンビーフ、いくらなどの魚卵、塩鮭や魚の干物も高塩分のため、離乳食には不向きな食材です。また、そうめん・うどんは離乳食でよく用いられますが、塩分が多いため、やわらかく茹でた後よく水にさらして塩分を抜くようにしましょう。赤ちゃんの正しい熱中症対策!塩水は飲ませる?夏場は汗を多くかきミネラルを失いやすいことから、熱中症対策として「塩水」を飲むことがあります。しかし赤ちゃんには、多量の塩分を摂ってしまうため、絶対にNGです。赤ちゃんの熱中症対策ポイントを確認し、正しく予防してあげましょう。【ポイント】・こまめに水分補給をする母乳やミルク、湯冷ましや麦茶、離乳食などから、多めに水分をとるようにします。・直射日光を浴びないようにする帽子をかぶる、ベビーカーには日除けをつけるなど、直接日差しを浴びないようにし、気温の高い10時~14時のお出かけはなるべく避けます。・室内温度は28℃以下に設定する赤ちゃんが汗をかかない程度である28℃以下にし、遮光カーテンやすだれなどで日差しが当たらないようにします。(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵) 2017/09/05 07:00 ママ・プレママ部
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妊活中におすすめの食事とは?何を食べたら良いの? 「妊活」をスタート!食生活はどう改善する?妊活を始めたら、体を作る基礎である食生活を見直しましょう。自分自身の体を整えることで、妊娠しやすい体や、お腹の中で健やかに赤ちゃんを育む環境作りにつながります。食べ方の基本ポイントは、・1日3食しっかりと、なるべく同じ時間に食べる・主食(ご飯・パン・麺)、主菜(肉・魚・卵・大豆のおかず)、副菜(野菜・海藻類のおかず)をそろえる・早食い、過食、極端なダイエット避けるを意識しましょう。目標のBMIは?体型と妊活の関係BMI(体格指数)はダイエットの目安として知られていますが、実は妊活とも密接な関係があり、妊娠にもっとも最適なBMIは「20~24」といわれています。(※1)一見関係なさそうに感じる体型と妊活ですが、太り過ぎや痩せ過ぎは排卵障害のリスクを高めたり、「卵巣予備能」といわれる卵巣年齢の高齢化の原因にもなります。(※1) 妊活を始めたら食生活の見直しとともに体重管理をし、BMIを適正に保ちましょう。◎参考:BMIの計算方法→【体重(kg)】÷【身長(m)の2乗】摂りたい栄養素や食材は?妊活中はどのような物を食べると良いのでしょうか。具体的な栄養素と食材をご紹介します。① 鉄貧血予防や、体全体に栄養を運び子宮内の環境を整えるサポートをします。【食材】レバー、赤身の肉や魚、卵など② 亜鉛女性ホルモンの分泌や細胞の生成に関わります。【食材】魚介類、レバー、牛肉など③ カルシウム受精卵の発育をサポートし、妊娠後は赤ちゃんの骨や歯の材料にもなります。【食材】乳製品、小魚、大豆製品、ひじきなど④ 葉酸赤ちゃんの脳や神経の発達に関わります。脳や神経は妊娠初期に作られるため、葉酸は妊娠前からの摂取が推奨されています。【食材】レバー、緑黄色野菜、焼きのり、いちごなどいつもの料理をアレンジして“妊活レシピ”に!これらの食材を毎日の食事に取り入れるには、何も特別な料理を考える必要はありません。いつもの料理に摂りたい食材を加えて“妊活レシピ”にするのがおすすめです。例えば、チャーハンであれば、具材に小松菜やしらす、卵を。ハンバーグには、牛肉100%でひじきやほうれん草、枝豆を混ぜ込んで。うどんや素麺のトッピングには、茹でた豚肉や納豆、焼きのりをトッピングして。トーストには、ツナやコーンビーフ、チーズや桜えびをのせて。妊活のための食生活の見直しは、毎日の積み重ねが大切。「頑張って妊活に良い料理を作ろう!」と気張らずに、このように上手く献立に取り入れていけると良いですね。(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)(※1) Luvtelli Tokyo&NewYork (2014) 『Luvtelli Baby Book2』 一般社団法人Luvtelli 2017/08/24 07:00 ママ・プレママ部
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アレルギーが心配!離乳食の卵はいつからOK? 卵はいつから大丈夫?離乳食を始める上で気を付けて欲しいのが「アレルギー」です。小児期のアレルギーの原因として多いと言われているのが卵なので、特に注意が必要です。(※1)卵は卵黄と卵白に分けられます。特に卵白にアレルギーの原因となるタンパク質が含まれているので、アレルギーが起こりにくい卵黄から始めるようにしましょう。卵黄を始める目安は、豆腐や白身魚などのタンパク質に慣れてくる7,8ヵ月頃(離乳食を始めて2ヶ月くらい)です。(※2) 卵黄でもアレルギー反応がある場合があるので、必ず極少量から始めましょう。卵を食べさせる時の進め方まず、卵黄を食べさせる時は固ゆでにした卵を使用します。生卵を割って分けた場合、卵白が混ざってしまうため、必ず固ゆでにした卵から卵黄部分を分けるようにします。他の食材とは違い、小さじ1杯からではなく耳かき1杯程度の少量から始めます。アレルギー反応がなければ少しずつ量を増やしていき、最大でも卵黄1個分にします。(※2)卵黄になれたら卵白も始めることができます。卵黄に慣れてすぐではなく、できれば1ヵ月以上経ってから始めるのがおすすめです。卵白を始める時には全卵を使用します。しっかりと火を通すようにしましょう。全卵も初めは耳かき1杯程度からにします。離乳食完了の頃でも全卵2/3個までにしましょう。(※2)卵黄が大丈夫でも卵白でアレルギー反応が出る子も多くいます。全卵をあげ始める時には、食べさせる時間に注意し、食べた後の経過も気を付けてみてあげるようにしてくださいね。卵を使ったおすすめ離乳食レシピ卵は栄養価の高いタンパク源で、他の食材とも組み合わせしやすいので離乳食のレパートリーが増えます。ごはんに混ぜたり、シンプルなスクランブルエッグにするだけでなく、フレンチトーストやプリンなど大人と同じようなメニューも作れるようになりますよ。卵黄のみの時期は固ゆででパサつきがちなのでおかゆに混ぜたり、スープにしたり、とろみのあるものと一緒にあげることで食べやすくなります。アレルギーが出ると不安になってしまいますが、卵アレルギーを発症する赤ちゃんは多くいます。成長と共に治ることも多いので、医師と相談しながら上手にアレルギーと付き合っていきましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)(※1) 「厚生労働省」 『食物アレルギー』http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-08.pdf (2017.7.13アクセス)(※2) 「厚生労働省」『授乳・離乳の支援ガイド』http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf (2017.7.13アクセス) 2017/08/01 07:00 ママ・プレママ部
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離乳食は作り置き&冷凍保存できる?「フリージング」の上手な活用術を伝授 離乳食の保存方法は「フリージング」離乳食は、茹でたりつぶしたりと作るのに手間がかかりますよね。赤ちゃんにはおいしい離乳食を食べさせてあげたいけど、毎食いちから手作りするのは大変。そんな時には「フリージング(冷凍保存)」がおすすめです。おかゆや茹で野菜などをまとめて作ってフリージングすれば、離乳食も作り置きができます。食べる時は鍋や電子レンジで加熱するだけなので、離乳食作りがグッと手軽になりますよ。フリージングに不向きな食材は?おかゆ、麺類、肉、魚、野菜など、ほとんどの食材がフリージング可能です。しかし中には不向きな食材もあります。冷凍すると食感や品質が変わってしまう食材はフリージングには向きませんので控えましょう。■不向きな食材・豆腐食感がぼそぼそとし、味も損なわれる・プレーンヨーグルト冷凍すると分離してしまう(加糖タイプならOK)・茹で卵白身がゴムのような固い食感になる(黄身のみならOK)・こんにゃく水分が抜けて食感がぼそぼそと固くなるフリージングの際の注意点フリージングをする時には、気を付けたい注意点があります。美味しさを保ち、衛生面でも安心して食べられるように、ポイントをおさえましょう。■冷凍するとき・清潔な調理器具を使い、食材が新鮮なうちに調理する・調理後はしっかりと冷まし、空気に触れないよう密閉する・1食分ずつ小分けにして冷凍する■解凍するとき・雑菌の繁殖を防ぐため、食べる前にはしっかりと加熱する(自然解凍はNG)・一度解凍した食材は、再冷凍しない・保存期間は1週間を目安に使い切るおすすめレシピ離乳食のフリージングは「おかゆ」「人参」「しらす」などの単品食材だけでなく、複数の食材を組み合わせた「おかず」もフリージングOKです。作り置きしておくと便利なおすすめレシピをご紹介します。<いろいろ野菜のMIX>人参、大根、玉ねぎなどお好みの野菜を月齢に合わせた大きさに刻み、やわらかくなるまで茹でて混ぜ合わせ、小分けにして冷凍する。おかゆやうどんに混ぜれば、手軽に彩りや栄養価をUPできて便利です!<成長に欠かせないタンパク質源となる肉や魚のおかず>・鶏とかぼちゃの煮物風茹でた鶏ひき肉に、茹でてつぶしたかぼちゃとだし汁を加えて混ぜ、小分けにして冷凍する。 ・鮭ポテト茹でてほぐした鮭に、茹でてつぶしたじゃが芋を加えて混ぜ、小分けにして冷凍する。離乳食のフリージングを上手に活用しながら、赤ちゃんとの離乳食期を楽しく過ごしていけると良いですね。(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵) 2017/07/20 07:00 ママ・プレママ部
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離乳食でも大活躍!「だし」の使い方を知りましょう 「だし」っていつから使えるの?和食の基本でもあるだしは離乳食でも活用できます!離乳食初期から使用できる優れものです。和風だしには、昆布、かつお、煮干しなどがありますが、離乳食の場合はまずはアレルギーの心配が少ない昆布から使用します。魚に慣れてきた中期頃からかつお、えぐみのある煮干しは後期以降にと使い分けるのがおすすめです。初期から使用できると言っても、離乳食開始直後から使う必要はありません。最初はだしを使わず食材本来の味を知ってもらうようにしましょう。また、玉ねぎ、にんじん、キャベツなど食べられる野菜を煮たスープも洋風だしとして使えますよ。「だし」はどうして必要?前述した通り、離乳食は食材本来の味を知ってもらうことが大切なので、調味料などは使わずに食材の味を活かすのが基本です。ですが、赤ちゃんも食の好みやその時の気分で食べてくれないこともあります。そんな時にだしを使うと余分な塩分や調味料を使わずに「うま味」を感じる食事になり、食べてくれなかった食材を食べられるようになることもあります。だしを使用するのは良いのですが、1点注意があります。それは、市販の粉末だしを避けることです。市販の粉末だしには、昆布やかつお以外の魚や塩分が含まれていることがあります。アレルギーの原因になったり、塩分の取り過ぎになることもあります。手作りは厳しい・・・という場合にはベビー用の市販だしを活用しましょう。基本の「だし」の取り方では、実際にだしを作る時の手順を紹介します。■昆布だし材料: 昆布10g・水1ℓ①昆布の表面をかたく絞ったぬれ布巾で軽く拭く。②鍋に水と昆布を入れて30分~1時間浸す。③中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。■昆布・かつおだし(1番だし)材料: 昆布10g・かつお節20g・水1ℓ①昆布の表面をかたく絞ったぬれ布巾で軽く拭く。②鍋に水と昆布を入れて30分から1時間浸す。③中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。④かつお節を入れて沸騰したらすぐに火を止める。⑤アクを取り、30秒程置いてからキッチンペーパーなどで濾す。多めに作った場合、製氷皿に入れて凍らせれば必要量を解凍して使用できるので便利ですよ。だしを取る=面倒と思いがちですが、味覚が敏感な赤ちゃんのためにもおいしいだしを使って離乳食を一緒に楽しみましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐) 2017/07/11 07:00 ママ・プレママ部
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【月齢別】離乳食と授乳の関係!母乳やミルクは「どのくらい」「いつまで」あげる? 離乳食を始めたら母乳・ミルクはどうする?生後5~6か月になると、多くの赤ちゃんが離乳食をスタートします。「離乳食を始めたら、母乳やミルクはどのくらいあげれば良いの?」と疑問に思うママもいますよね。離乳食を始めても、しばらくの間は母乳やミルクが主な栄養源となるため、今まで通りにしっかりと授乳する必要があります。月齢と共に離乳食が進み、食事から摂れる栄養が多くなると、徐々に母乳やミルクの割合が減っていきます。離乳食と母乳・ミルクのバランスは?【5~6か月】離乳食は1日1回、栄養の約20~30%を離乳食から摂ります。この時期は「離乳食を食べることに慣れる」のが目的で、主な栄養源は母乳やミルクです。離乳食の後には、母乳やミルクを飲みたいだけたっぷりとあげましょう。授乳回数は、母乳で1日6~7回、ミルクは5回くらいで1日1000mlが目安です。(※1)【7~8か月】離乳食は1日2回、栄養の約30~40%を離乳食から摂ります。まだまだ栄養源の半分以上は母乳やミルクですので、離乳食の後には、母乳やミルクをたっぷりとあげましょう。授乳回数は、母乳もミルクも1日5回くらい。ミルクは1日700~900mlが目安です。(※1)【9~11か月】離乳食は1日3回になり、食事のリズムが整ってきます。徐々に栄養源が離乳食に移る時期で、約60~70%を離乳食から摂るようになります。離乳食の食べが良いと、母乳やミルクの回数が減ってくる子もいます。授乳回数は、母乳もミルクも1日5回くらい。ミルクの量は1日500~700mlが目安です。(※1)【12~18か月】離乳食は1日3回+おやつで、栄養源のほとんどを離乳食から摂るようになります。離乳食を十分に食べている場合は、栄養補給の意味での授乳は必要なくなるため、母乳やミルクは無しでOKです。しかし母乳は赤ちゃんにとって「心の安定」の役割もあるため、欲しがるようであれば無理にやめる必要はありません。ママと赤ちゃんのスキンシップの時間として、大切にしてあげましょう。母乳・ミルクはいつ完全にやめる?母乳やミルクの卒業に、決まった時期はありません。ご飯がしっかりと食べられ、コップやストローで上手に水分がとれるようになれば母乳やミルクからの栄養補給は必要なくなりますので、卒業しても大丈夫なタイミングです。大体の目安は1歳~1歳半ごろですが、離乳食の進み具合は個人差が大きいため、焦らずに、赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。(テキスト:管理栄養士 板垣好恵)(※1) 山元倫明 (2014) 『月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科』 (株)ベネッセコーポレーション【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2017/06/29 07:00 ママ・プレママ部
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妊娠中の体重増加はどれぐらいなら大丈夫?管理のポイントをチェック! 妊娠中の体重増加、どこまでOK?妊娠中の悩みで多い「体重管理」。気を付けていたのに判子を押されちゃった!という方も多いですよね。では、妊娠中の体重増加の目安はどのくらいなのでしょうか?まずは妊娠前のBMI「体重㎏÷(身長m×身長m)」を計算します。このBMIが18.5未満(やせ)の場合は9~12㎏、18.5以上25.0未満の場合は7~12㎏、25.0以上の場合は個別対応と言われています。(※1)自分の目安を確認してみましょう。妊娠中に体重が増加しすぎると、妊娠高血圧症候群や分娩時の出血量過多などのリスクが高まります。(※1) ママにも赤ちゃんにも影響が出る可能性があるので注意が必要です。NGな生活習慣をしていませんか?改めてチェック!体重を気にしてあまり食べないようにしているのに増えてしまう・・・と悩む方も多いのでは?妊娠中は赤ちゃんのために栄養を溜めようとするので、いつも通りにしていると体重が増えてしまいがちです。間食はしていませんか?料理の味付けは濃くありませんか?食べる時間はだいたい決まっていますか?間食などによる食べ過ぎはもちろん、塩分の摂り過ぎによるむくみで体重が増加している可能性もあります。また、遅い時間の食事もおすすめできません。運動量の少ない夜にしっかりと食事を摂ると消費カロリーが少ないため、体に蓄えられてしまうからです。自分の生活で気になったところはありませんか?改めてチェックしてみましょう。体重管理におすすめな食べ方適切な体重管理をするためのおすすめポイントがあります。1つ目は3食バランスよく時間を決めて食べること。食事のバランスだけでなく、食べる時間も意識しましょう。2つ目は塩分を控えめにすること。塩分の代わりにダシをきかせたり、酸味を利用して味付けが薄くてもおいしく食べられる工夫をしましょう。3つ目は炭水化物はしっかりと食べること。体重の増加を抑えたいからといって炭水化物を減らす人が多いですが、それは良くありません。ママと赤ちゃんのエネルギー源となるのでしっかりと食べましょう。体重管理がストレスにならないように、少しの工夫で楽しくマタニティライフを過ごしましょう!(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)(※1) 『厚生労働省』 「「妊娠期の至適体重増加チャート」について」http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a4.pdf (2017.5.11アクセス) 2017/06/20 07:00 ママ・プレママ部
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離乳食、野菜は何から食べさせる?気を付けるポイントは? 野菜を使う時のポイント離乳食を開始し、おかゆに慣れてきたら次の食材である「野菜」を加えていきます。(※1)初めはドロドロとしたポタージュ状に調理してあげましょう。離乳食で野菜を使用する時には注意して欲しいポイントがあります。1つ目は、新鮮な食材を選ぶことです。離乳食はほとんど味付けをしません。それは野菜本来の味、おいしさを知ってもらうことも離乳食の目的の1つだからです。そのため、古くなったものよりも新鮮なもの、旬のものを取り入れることがオススメです。2つ目は、農薬についてです。現在日本で販売されている野菜の多くは農薬を使用しています。よく洗う、下茹でする、葉物は内側を使う、皮を厚めに剥くなどひと手間をかけるようにしましょう。野菜の種類、何から始める?野菜を始めようと思っても、どんな野菜からあげるのが良いのか悩みますよね。赤ちゃんは母乳やミルクの味である「甘味」を好みます。そのため、甘味の強い野菜から始めると赤ちゃんも受け入れやすくなりますよ。例えば、にんじんやかぼちゃ、さつまいもなどがあります。これらは調理も簡単なので野菜を始める第一歩にはオススメです。甘味のある野菜に慣れたら、かぶ、大根、ブロッコリーなどアクの強くないものを始めていきましょう。ほうれん草も初期によく使用されますが、アクがある野菜なので下処理を十分にしてからあげるようにしましょう。時期別おすすめメニューおすすめの野菜メニューを時期別にご紹介します。初期はドロドロとした形状にした方がよいので、じゃがいもと好きな野菜、野菜から取ったスープや粉ミルクを溶いたものを混ぜたポタージュがオススメです。中期は喉越しがよくなるように豆腐と野菜を和えた白和えも良いでしょう。※大豆はアレルギーが起こることもありますので、事前に確認の上、使用してください。後期は手づかみで食べたくなる子も多い時期なので、野菜とご飯を混ぜて焼いたおやきにすると食べやすくなります。完了期はアクの強いものも使用できるのでなるべく多くの種類の野菜を入れて、食べやすくなるようにとろみを付けたあんかけ丼にするのもオススメです。野菜は好みがはっきりと分かれる食材です。一度食べなくても調理方法や形状を変えたり、少し間を空けてみると食べてくれることもあるので、色々と試しながら進めていきましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)(※1)『厚生労働省』 「授乳・離乳の支援ガイド 離乳編」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf (2017.4.4アクセス) 2017/06/06 07:00 ママ・プレママ部
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【新生児期】授乳の間隔や回数、母乳とミルクでどう違うの? 母乳・ミルクで授乳ペースは違う?赤ちゃんが産まれたらすぐにスタートする授乳。はじめは授乳ペースもバラバラで、時間はどのくらいあけるの?1日に何回あげれば良いの?など疑問を持つママも多いです。実は、間隔や回数などの授乳ペースは、同じ新生児期でも「母乳をあげるか」「ミルクをあげるか」で異なります。■母乳の場合授乳間隔は、約1.5時間~2.5時間ごと。1日に10回以上の授乳回数になるようにしましょう。(※1)新生児はまだ母乳を吸う力が弱く1回に飲める量が少ないため、すぐに母乳を欲しがることもあります。その場合は時間を気にせずに、欲しがるだけあげてOK。母乳も最初は少しずつしか出ませんが、赤ちゃんに吸われる刺激によりどんどん作られていきます。新生児期は「頻回授乳」がスムーズな母乳育児のポイントです。月齢が進むと1回に飲める量も増え、1~3ヶ月頃には2~3時間、4~5ヶ月頃には3~4時間と、授乳間隔があいていきます。■ミルクの場合授乳間隔は、約3時間~3.5時間ごと。ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかり腹持ちも良いため、間隔を長くあけます。回数は1日に約7~8回が目安です。(メーカーによっても異なりますので、使用するミルクのパッケージを参照してください)母乳のあとにミルクを足して飲ませた場合も、3時間~3.5時間ほどあけるようにしましょう。新生児期に注意することは?■ミルクはあげ過ぎに注意!生後3ヶ月位までは満腹中枢が未形成のために「お腹いっぱい」の感覚がわからず、疲れるまで飲み過ぎてしまうことも。特にミルクは消化に時間がかかるため、飲み過ぎは体の負担になってしまいます。たくさん飲んでほしいからと、あげ過ぎないようにしましょう。■よく眠る赤ちゃんに注意!赤ちゃんがよく眠ってくれて母乳やミルクの間隔が長くあくことが続いてしまうと、飲む量が足りず、体重が思うように増えない原因になってしまいます。よく眠ってくれるとママは助かりますが、眠りすぎでは?という日が続いたら、起こしてあげるようにしましょう。授乳ペースは赤ちゃんによっても左右されます。一番大切なのは、赤ちゃんがしっかり栄養を摂って元気に成長できることです。「教科書通りに!」と考え過ぎずに、ママと赤ちゃんのペースで、母乳育児・ミルク育児を楽しみましょう。(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)(※1) SOLANIN (2014) 『いちばんやさしい はじめての母乳育児』 成美堂出版【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2017/05/18 07:00 ママ・プレママ部
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離乳食っていつから?時期別の進め方とコツ 離乳食いつから始める?離乳食はいつから始めたら良いのか悩むママも多いと思います。まずは始められるサインをチェックしてみましょう。・首がすわり、支えるとおすわりできる。・大人の食事に興味を持っている。・スプーンを口に入れられる。・授乳や睡眠などの生活リズムが整っている。これらのサインが揃う生後5~6か月頃から始めることが多いです。さらに大切なのはママの心と体の準備が整っていることです。赤ちゃんとママの準備が整ってから始めるようにしましょう。(※1)時期別の進め方とコツ離乳食は初期、中期、後期、完了期に分類されます。1)まず初期(5~6か月頃)は、食べさせることよりも母乳やミルク以外に慣れるための期間です。1日1回から始め、1ヶ月くらい経ったら2回にしてみましょう。まずは10倍粥から始めます。その後野菜やタンパク質を徐々に増やしていきましょう。この時期はドロドロ状が目安です。2)次に中期(7~8ヵ月頃)は、食べ物を口に入れて飲み込めるようになった頃から始めましょう。舌と上あごを使って食べる練習をする時期です。1日2回、より多くの食材を食べられるようになります。この時期は親指と人差し指で簡単につぶれる硬さが目安です。3)次に後期(9か月~11か月頃)は、口でもぐもぐとできるようになった頃から始めましょう。手づかみ食べをしたがる頃なので、自分で食べる練習をする時期です。1日3回大人と同じ食事回数になります。ママと一緒に食べると赤ちゃんも楽しく食べられるので良いですよ。この時期は熟れたバナナくらいの硬さが目安です。4)最後に完了期(12か月~1歳半頃)は、歯茎でしっかり噛めるようになったら始めましょう。大人の食事へ近づく時期です。1日3回、食事内容によっては大人と同じメニューでOKです。その場合は噛みにくい食材は避け、味付けを大人の1/3くらいに薄めるようにしましょう。離乳食をあげる時のポイント離乳食をあげる時にはどんな食材も初めてのものはアレルギー反応が出ることもあるので、必ず少量から始め、様子をみてあげるようにしましょう。(※2) 食べ終わった後もしばらくは注意して様子を見てあげてくださいね。何か気になる変化があった時はすぐに病院へ行きましょう。赤ちゃんにとって大切な離乳食。ママも一緒に楽しみながら進めていきましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)※1 『厚生労働省』「離乳の支援のポイント」 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-10_20.pdf※2 『厚生労働省』「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku03_003.pdf 2017/05/01 07:00 ママ・プレママ部
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食物繊維だけじゃない!妊娠中の便秘解消に役立つ食べ物は? 妊娠中、便秘になりやすいのはなぜ?多くの妊婦さんが悩む便秘。それには「女性ホルモン」が関わっています。妊娠すると女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌が活発になります。この黄体ホルモンは、妊娠の継続に欠かせない大切なホルモンですが、一方で、スムーズな排便に必要な「腸のぜん動運動」を抑制してしまう働きがあります。腸の動きが鈍ることで、便が排出されにくくなり、便秘を引き起こしてしまうのです。その他、大きくなった子宮が腸を圧迫して便が通りづらくなること、つわりにより食事・水分摂取が少ないこと、運動不足なども妊娠中の便秘の原因と考えられています。便秘を改善するための食べ物は?① 食物繊維「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ役割が異なります。水溶性食物繊維は果物、海藻、こんにゃくなどに多く、水分を取り込み便をやわらかくします。不溶性食物繊維は、穀類、繊維質の野菜、きのこ、豆類などに多く、便のカサを増やして腸の動きを活発にします。水溶性・不溶性どちらも摂ることが便秘改善のポイントです。わかめときのこの汁物、こんにゃくと根菜の煮物など、バランス良くとりましょう。② 発酵食品発酵食品である味噌、ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬けなどに含まれる「乳酸菌」は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、便秘改善をサポートします。ご飯のお供にはキムチやぬか漬け、フルーツにはヨーグルトをかけるなど、食事に取り入れましょう。③ 植物性の油妊娠中、体重増加を気にして油の摂取を控える方もいらっしゃるかもしれませんが、便が腸内をするすると滑り出てくるためには、適度な油が必要です。サラダやパンにはオリーブオイルや亜麻仁油をかけたり、おやつにはアーモンドやくるみなどを選ぶのもおすすめです。朝コップ1杯の水で、便秘改善!朝起きたら、コップ1杯の水を飲む習慣をつけましょう。腸のぜん動運動が刺激され、排便を促してくれますよ。水分不足は便を固くするため、便秘にとって大敵です。水以外にも、牛乳や豆乳、麦茶やハーブティーなどで、こまめに水分補給ができると良いですね。快適なマタニティーライフを送るためにも、毎日の食事にほんの少しの工夫を加えて、便秘を予防・改善しましょう!(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵) 2017/04/18 07:00 ママ・プレママ部
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授乳とダイエット、どんな関係? 授乳がダイエットになる?産後のママにとって気になる「ダイエット」。「授乳中は母乳のおかげで痩せるから平気だよ」なんて話を聞いたことがある方も多いのでは?そう言われるのには理由があります。赤ちゃんのごはんとなる母乳は100g当たり65kcalあります。(※1)個人差の大きいものですが、1日で800㏄近くを飲んでいるのでママは1日に約500kcalを母乳によって消費しているのです。(※2)このように授乳中は消費するエネルギーが多くなるため、摂取エネルギーを上回って痩せやすくなります。ここで1点注意です。母乳によって消費するエネルギーよりも多く食べていると当然痩せにくくなります。授乳しているのになかなか痩せない・・・という方は、食べ過ぎている可能性もありますよ。授乳期のダイエット法ダイエットと言うと、食事制限や運動が思い浮かぶと思います。ですが、産後は体力が落ちている上に育児や母乳を作るためにエネルギーを消費しているため、無理なダイエットは禁物です。3食しっかりと食べることを基本に、食事の質を考えてバランスの良いメニューにしましょう。また、産後1ヵ月を過ぎてから体調を考慮しながら少しずつ体を動かすようにしてみましょう。産後ダイエットを始める時期についてはこちらの記事もチェックしてくださいね。どんな食事にすれば良い?バランスの良いメニューとはどんなものでしょうか。まず授乳中のママに心がけて欲しいのは、色々な食材を食べることです。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルが摂れるようにしてみましょう。主食、主菜、副菜、汁物と揃った一汁三菜が理想的ですが、産後は忙しくなかなか食事作りに時間をかけていられないと思います。そんな時には、ごはんと具だくさんな味噌汁だけでもOKです。野菜以外に魚や大豆製品、脂肪分の少ない肉も入れると栄養価もUPします。野菜では母乳の分泌を促進し、体を温めてくれる根菜類が特におすすめです。授乳がダイエットに繋がることもありますが、痩せることに気を取られ過ぎてはいけません。ママがしっかり栄養を摂って、赤ちゃんの成長のためにもおいしい母乳を作ってあげましょう。※1「食品栄養データベース(文部科学省)」https://fooddb.mext.go.jp/index.pl(2017.2.23アクセス)※2「日本人の食事摂取基準2015(厚生労働省)」http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042642.pdf(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐) 2017/04/11 06:00 ママ・プレママ部
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授乳中の気になるお悩み・・・母乳にいい食べ物ってなに? 母乳にいい食べ物母乳はママの血液から作られています。そのため、ママが食べたものが母乳に影響すると言われているのです。そこで、実際に何を食べると母乳にいいのかご紹介します。まずは「水分」です。水分が足りなくなると血液もドロドロになり、流れが悪くなります。そうすると母乳も作られにくくなってしまいます。ですが、水分をとる上で1つ注意して欲しいことがあります。それは、冷たいものではなく常温、または温かい飲み物にすることです。体が冷えてしまうことでも血液の流れが悪くなりますよね。この冷えも母乳の出方に影響を与えるので気を付けましょう。次におすすめな食べ物は、「根菜類や青菜」です。これらは母乳の出を良くすると言われているため、意識して摂るようにしましょう。最後に、「大豆製品、魚、脂肪の少ない肉」です。これらはタンパク源となります。肉では、ささみ、むね肉、赤身肉などがおすすめです。母乳の成分の多くはタンパク質なので、しっかりと摂ることが大切です。母乳に悪い食べ物一般的に母乳に悪いと言われている食べ物は、揚げ物、脂肪の多い肉、洋菓子などです。脂肪でも特に動物性脂肪は乳腺炎の原因になりやすいと言われているので注意しましょう。胸が張りやすい人は食事の影響も受けやすいので、これらのものはなるべく避けるようにすると良いでしょう。肉が食べたい時には脂肪の少ない肉を選んだり、甘い物が食べたい時には生クリームや牛乳などの少ない和菓子の方がおすすめです。おすすめの食事母乳にいい食事としてよく勧められるのは和食です。和食の基本である一汁三菜の食事では、水分、野菜、タンパク質など必要な栄養素をしっかりと摂ることができるからです。ですが、授乳中は食事作りに時間をかけていられない!そんな方も多いはず。そこでおすすめなのは、鍋料理です。肉や魚と一緒にたっぷりの野菜を入れて栄養もしっかりと摂れますし、温かいスープで体も温まります。何品も作るのは面倒という時に良いですよ。お鍋の残りを次の日に取っておいて、雑炊にしたり、煮込みうどんにすると調理の手間も省けます。なるべくママが食事作りに負担を感じないように、かつ栄養たっぷりのおいしい母乳を赤ちゃんに飲んでもらえるように、母乳にいい食べ物を知って食事に取り入れてみましょう。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐) 2017/03/30 06:00 ママ・プレママ部
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気になる産後ダイエット!いつから始める? 産後ダイエットとは妊娠、出産は女性にとって人生の一大イベントです。心にも体にもとても大きな変化や影響を与える期間になります。特に目で見てわかりやすいのは体型。出産を終えると、思っていた以上にお腹がへこんでいない・・・腹筋がなくなっている・・・と悩むママも少なくないのでは?ダイエットしなくちゃ!と考える方も多いと思いますが、産後ダイエットは普通のダイエットとは違います!産後ダイエットは妊娠、出産によって変化した体を整えるために行うものです。体重を減らす、体脂肪を減らすというよりも妊娠前の体の状態に戻すことに重点を置いて行いましょう。産後ダイエットを始める時期は?産後ダイエットっていつから始めていいのかが気になりますよね。産後は出産によるダメージも大きく、体力も落ちているため、すぐに始めるのはNGです。悪露の状態や子宮、体の回復など1ヵ月健診で医師からOKサインが出てからにしましょう。帝王切開の場合は体の回復により時間がかかるため、3ヶ月くらいからが目安になります。一般的な目安ですので、自分の体調と相談しながら無理はせずに徐々に始めていきましょう。食事での痩せ方やコツ産後ダイエットの場合、急に激しい運動を行うのは体に負担がかかってしまうため、ストレッチなどの軽い運動と食事が基本になります。母乳育児の場合、母乳を作るために1日約500kcalのエネルギーを消費していると言われています。そのため、母乳育児の方は食事制限をするダイエットはNGです。ミルク、混合育児の方は母乳分の消費エネルギーはありませんが、育児で体力を消耗しますので無理な食事制限は禁物です。産後ダイエットでは、「3食しっかりと食べる」「炭水化物をしっかりと食べる」「脂肪分は控えめにする」「高たんぱく質、低カロリーな食事にする」ことを心がけましょう。1食ずつのバランスも整っているのがベストですが、育児に追われて調理時間を確保できないこともあると思います。その時は単品メニューになってももちろんOKですが、色々な食材を摂れるようにしてみてくださいね。産後は母乳による消費カロリーでダイエットできることも多くあります。母乳がしっかりと出ている方はぜひ母乳育児を積極的に行ってみてください。(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐) 2017/03/16 06:00 ママ・プレママ部
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授乳中でもおやつが食べたい!そんな時におすすめのおやつは? 授乳中におすすめのおやつ授乳中はお腹が空きやすくなりますよね。それもそのはず!ママが摂った栄養を母乳として赤ちゃんに分けているからです。授乳中は妊娠していない時に比べて1日350kcal多く摂取するように言われています。なので、今まで通りの食事にプラスして「おやつ」が必要になってくるのです。ですが、「おやつ」というよりも食事で足りないエネルギーを補う「補食」と考えるようにしましょう。授乳中のおやつでおすすめなのは、満腹感を得やすい「ふかし芋」や「おにぎり」です。時間がある時に作っておけるので、食べたい時にさっと食べられます。また、「フルーツ」もおすすめです。しかし、体を冷やしてしまうものもあるため、温かい飲み物と一緒に取ったり、コンポートなどにすると良いですよ。おやつを選ぶ時に気を付けることおやつを選ぶ時に気を付けて欲しいことがあります。それは、母乳に悪いと言われている「脂肪分の多いものをなるべく避けること」です。特に生クリームなど動物性の脂肪を多く含むお菓子は母乳が詰まる原因となりやすいため、おすすめできません。また、甘い物の摂り過ぎにも注意が必要です。白砂糖(精製されているもの)は体を冷やすと言われています。甘い物が絶対ダメというわけではありませんが、個人差も大きいため、胸が張りやすい人は注意するようにしましょう。おやつを食べる時間もポイントです。できるだけダラダラと食べずに、おやつの時間を決めるようにしましょう。夜は授乳の回数が減る方もいるので、消費カロリーも考えて避けたほうがよいです。午前中や午後の早い時間にするのがおすすめです。乳腺炎の時でも食べていいおやつは?では、乳腺炎になってしまった!母乳が詰まってしまった!そんな時でもおすすめのおやつをご紹介します。先程挙げたおにぎりやふかし芋はもちろんおすすめですが、その他にはドライフルーツ、寒天ゼリー、赤ちゃん用のお菓子も良いですよ。ドライフルーツは砂糖を使っていないものにしましょう。赤ちゃん用のお菓子なら赤ちゃんと同じものを食べられるので、一緒におやつを楽しめますよ。おやつタイムは授乳中のママにとって大切な時間です。選び方や食べ方に注意して楽しみましょう。(テキスト: 上野 知佐) 2016/12/01 17:00 ママ・プレママ部
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母乳の味・・・ママが食べたもので変わる?!美味しい母乳にするための食事とは? 母乳の味は食べ物で変わるのか?赤ちゃんがおいしそうに飲んでいる母乳。本当においしいの?どんな味がするの?と思ったことはありませんか?その母乳の味、実はママの食べたものに影響されているんです!母乳は血液からできています。血液も食べ物によってサラサラしたり、ドロドロになったりしますよね。それと一緒で母乳もサラサラしていたり、ドロドロになったりと変化します。この変化によって赤ちゃんがおいしい、おいしくないと感じるようになるのです。おいしい母乳の味と色では、どのような母乳がおいしいのでしょうか。一般的には、「ほのかに甘味がある」「青白い色をしている」「においがない」ものがおいしい母乳と考えられています。母乳=牛乳や粉ミルクを想像する方も多いですが、母乳はミルクとは見た目が違うんです。また、それぞれの赤ちゃんの好みの違いや成長に伴っておいしいと感じる味が変わってくることもあるため、これが正解というものはありません。赤ちゃんがおいしそうに飲んでいる時の母乳を少しママも飲んでチェックしてみるのも良いかもしれませんね。おいしい母乳にするためには最後に、おいしい母乳を出すためのポイントをご紹介します。まずは、赤ちゃんがあまり好まない母乳の素となる食べ物はなるべく避けるようにしましょう。例えば、高カロリーなもの、高脂質なもの、糖分の多いものです。絶対にダメというわけではありませんが、乳腺炎の原因になるとも言われていますので、控えることをオススメします。次に、偏った食事をせず、色々な食材をバランスよく食べるようにしましょう。母乳に良いと言われている食べ物は、脂肪分の少ない肉、あさり、大豆製品、根菜類、ほうれん草、小松菜などがあります。美味しいだけではなく、栄養のある母乳にするためにおすすめの食事についてはこちらの記事でご紹介します。母乳に良い食べ物を調べると他にも色々とありますが、それらを食べればおいしい母乳が必ずできるというわけではありません。食事以外にもママの体調や体質も影響しますので、ストレスを溜めない、体を冷やさない、水分をしっかりと摂るなどママ自身のケアもしっかりとしていきましょう。ママと赤ちゃんが笑顔で授乳タイムを過ごせることが一番ですね。(テキスト: 上野 知佐)【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2016/11/20 17:00 ママ・プレママ部
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気を付けたい「妊娠糖尿病」とは?原因と予防をチェックしましょう 妊娠糖尿病とは妊娠糖尿病とは、妊娠の影響で発症する糖代謝異常の一種です。糖尿病と診断するには至らない軽度のもので、普通の糖尿病とは違います。妊娠前から糖尿病だった方も含まれません。産後は元に戻ることが多いですが、その後糖尿病を発症しやすくなるとも言われています。近年増加傾向にあると言われているので注意が必要です。妊娠糖尿病の原因としては、妊娠中に多く分泌される女性ホルモンの影響です。このホルモンが糖代謝に重要なインスリンの働きを抑えてしまうのです。これにより、糖の代謝が促進されず血糖値が上昇してしまいます。症状としては、喉が渇きやすくなったり、トイレが近くなるなどありますが、妊娠に伴って起こるものと同じなので気付かないことが多くあります。また、妊娠糖尿病になることで赤ちゃんにも影響が出ることがあります。早産や流産、発育不全や奇形、巨大児などです。妊婦健診時の検査で状態を知ることができるため、しっかりと健診を受けることが大切です。妊娠糖尿病になりやすい食事一般的に糖尿病になる原因として挙げられるのは、食べ過ぎや糖質の摂り過ぎです。妊娠中はお腹の赤ちゃんの分も食べないと!と1日の必要量以上のものを食べていると、妊娠糖尿病のリスクが高まるので注意してください。妊娠糖尿病になってしまうと、自宅での食事療法や血糖管理が必要になります。それでも改善されない場合には入院となってしまうこともあるので気を付けましょう。普段の食事で予防するには?妊娠糖尿病にならないために必要なことは、「食事に気を遣うこと」です。まずは、ごはん、パンなどの糖質となる炭水化物を食べ過ぎないようにしましょう。糖質が原因だからといって炭水化物を減らし過ぎてしまうとエネルギー源が足りなくなってしまいます。妊娠中は必要な量はちゃんと食べることも大切です。次に、糖分の多い飲み物や果物を摂りすぎないようにしましょう。ついつい食べてしまいがちですが、血糖値が上がりやすいものなので注意が必要です。最後に、よく噛むようにしましょう。噛むことで血糖値の上昇を緩やかにするだけでなく、食べ過ぎ防止にもなります。食事に気を遣っていても妊娠糖尿病になってしまうこともあります。なので、バランスの良い食事にしないと!と気負わずにできる範囲でやってみてくださいね。(テキスト: 上野 知佐) 2016/11/02 12:00 ママ・プレママ部
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妊婦にチーズはNG?!選び方に気を付けましょう 妊婦はチーズを食べないほうがいいのか?チーズはタンパク質も摂れて手軽でおいしいので、小さい子供からお年寄りまで好きな方が多い食材です。しかし、妊婦さんには注意が必要な食材の一つでもあります。チーズが全てダメというわけではありませんが、避けたほうがいい種類もあるんです。その理由は、「リステリア菌」という食中毒の原因となる菌を含む可能性があるためです。このリステリア菌はそれほど強い菌ではありませんが、免疫力が低下している妊娠中は重症化する恐れがあるので注意が必要になります。リステリア菌は、胎盤を通るのでお腹の赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性があります。流産や早産、最悪の場合は赤ちゃんが死に至ることもあると言われています。※1 赤ちゃんのためにも気を付けたいですよね。避けたほうがいいチーズリステリア菌食中毒になる危険性のあるチーズとして「ナチュラルチーズ」があります。厚生労働省からも食べるのを控えるように指導されているものです。ナチュラルチーズには、モッツァレラ、カマンベール、リコッタ、パルメザン、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ、ブルーチーズ、チェダーなどがあります。最近ではスーパーでも色々なチーズが販売されているので、身近な食材になってきました。このナチュラルチーズの中でも特に注意が必要なのが「輸入品」です。リステリア菌は加熱で死滅するのですが、日本で製造されたものは加熱殺菌の義務があるためリステリア菌に感染する可能性は極めて低いのです。輸入品の場合には生産国の基準が元になっているため、要注意です。その他妊娠中に気を付けたい食べ物や妊娠中に避けたい飲み物についてもご確認ください。チーズを食べたくなったら避けたほうがいいチーズとは反対に食べてもOKなチーズもあります。それは、「プロセスチーズ」です。これはナチュラルチーズを加熱し、溶かして固めたものです。スライスチーズや6Pチーズ、ベビーチーズなどがあります。これらは生で食べても問題ありません。ナチュラルチーズでも工夫すれば妊娠中も楽しめます。リステリア菌は、低温下や塩漬けでも死なずに増殖する菌です。そのため、大切なのは「加熱すること」です。ピザやグラタンなどしっかりと火を通して食べる料理を選ぶようにしましょう。妊娠中は食事で制限されることが多くなります。チーズもその1つですが、選び方を気をつければ妊娠中でも問題ないので、いつもより少し食材選びに気を遣ってみてくださいね。(テキスト: 上野 知佐)※1 『厚生労働省』 「リステリアによる食中毒」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055260.html【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2016/10/08 07:00 ママ・プレママ部
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【妊娠初期】「食べた方がいい食べ物」と「控えた方がいい食べ物」 妊娠初期に摂って欲しい栄養素妊娠初期とは15週(4ヶ月)までの事を言います。この時期は妊娠に気付く、つわりが始まるなど体調の変化が起こるころですね。胃の不快感や吐き気がある時には無理をせず、「食べたい時に食べられるものを食べられるだけ」でOKです。つわりに良い食べ物についてはこちらの記事でご紹介します。この時期は食べられなくても赤ちゃんに必要な栄養が不足することはありませんので、心配しないでくださいね。ですが、嘔吐が続いて水分も飲めないような場合はすぐに主治医に相談しましょう。食べられる時には意識して摂って欲しい栄養素があります。それは、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させる「葉酸」、赤ちゃんの成長に多く使われ、ママの貧血防止になる「鉄分」、歯や骨の形成に必要な「カルシウム」、血液や筋肉などの体を作る「タンパク質」です。妊娠中にいい食べ物についてはこちらの記事に詳しくご紹介します。妊娠初期に食べたほうがいい食べ物必要な栄養素を摂取するために食べたほうがいい食べ物を紹介します。■葉酸が多く含まれる・・・ブロッコリー、ほうれん草、おくら、レバー■鉄分が多く含まれる・・・レバー、牛赤身肉、しじみ、あさり、かつお、ほうれん草、大豆※ビタミンAを多く含むレバーなどの食品の食べ過ぎは赤ちゃんの発達に影響がある可能性があるため、適性の量を守って食べてください。■カルシウムが多く含まれる・・・乳製品、小魚、小松菜■タンパク質が含まれる・・・脂肪分の少ない肉や魚、大豆製品■ビタミンが多く含まれる・・・緑黄色野菜妊娠初期に食べないほうがいい食べ物、控えたほうがいい食べ物妊娠初期にはお腹の赤ちゃんのためにも、ママ自身のためにも食べないほうがいい食べ物や控えたほうがいい食べ物があります。赤ちゃんの発達に影響を及ぼすアルコールや食中毒の危険がある生肉生卵はNGです。妊娠中の飲み物についてはこちらの記事をご確認ください。また、昆布に含まれるヨウ素は甲状腺機能に影響を及ぼす可能性があると言われているため、昆布だしの料理ばかり食べるのは控え、カツオやイリコも使用すると良いでしょう。さらに、絶対ダメではありませんがカロリーや塩分、添加物が気になるインスタント食品やレトルト食品、味付きの缶詰も手軽で便利ですが控えるようにしましょう。妊娠初期は食事に特に敏感になりやすい時期です。気を付けたほうがいいポイントなどはありますが、自分の体調と相談しながら無理のない食事を選びましょう。(テキスト: 上野 知佐)【初回登録は1か月無料!】「今日の夕飯 何にしよう…」から解放されよう!管理栄養士が「時短」「節約」などのテーマで、あなたのために献立を提案します!>>楽天レシピプレミアムサービス(Android版先行リリース)詳細をチェック 2016/09/16 17:00 ママ・プレママ部