料理にパイナップルはあり?なし?~これを知れば、パイナップル論争に決着!~
パイナップルには、糖分以外にビタミン類などの栄養素が含まれています。中でもブロメリラインはタンパク質を分解する働きがあります。分解されたタンパク質は消化されやすく胃もたれを防ぎます。例えば、あらかじめパイナップルと一緒に漬けこんでさっと炒めたり、つけあわせに使えばお肉をやわらかくし消化も良くなります。酢豚に入れるパイナップルもこれの働きの一例です。
このように使い勝手が良いパイナップルですが、調理をする時に気を付けることがあります。ブロメラインは熱に弱く60℃以上で加熱すると働きが弱まります。お肉と一緒にじっくり炒めるのではなく、仕上げ直前にさっと温める程度に炒める方法がおすすめです。また、南国フルーツなので、体を冷やす食べ物に分類されています。冷え症の方には食べすぎには要注意です。
料理にパイナップルを使うことは、好き嫌いは別として、効能な働きの面から見れば合理的な方法だといえます。パイナップルを使って、お肉料理のレパートリーを広げてみてはいかがでしょう。