この野菜は冷蔵室で保存?それとも野菜室?よく使う野菜の正しい保存方法とは
野菜はそれぞれに合った環境で保存することで、鮮度をキープし、長くおいしく楽しめます。
今回は、ご家庭でよく使われる野菜を中心にピックアップし、それぞれに適した保存方法をご紹介していきます。
野菜の正しい保存方法がわかれば、まとめ買いなどにも役立ち、忙しい平日の家事負担も減らすことができますよ♪
ぜひ、参考にしてみてください。
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野菜ごとに適した保存方法を知っておこう
ポイントを押さえて、上手に保存できるようにしましょう。
1.それぞれの野菜に合った場所で保存する
野菜は育った環境によって常温保存が向いているものと、冷蔵庫での保存に向いているものがあります。
特に、温かい地域で育った野菜は冷蔵庫に入れると温度が低すぎて、色が変わるなどの低温障害を起こしてしまいます。
それぞれの野菜に合った温度下で保存することで、鮮度を長く保つことができるんです。
また、常温保存の場合でも、光や湿度への配慮も必要です。
2.「包む」ひと手間で野菜を守る
野菜をラップで包んで水分が逃げないようにしたり、ペーパータオルや新聞紙に包んで乾燥や冷気から守ったりと、
このひと手間が長くおいしく野菜を食べるコツです。
冷蔵・常温どちらの保存の場合も、この「包む」手間かけることで野菜の鮮度を守り、長持ちさせてくれます。
3.水分を取り除く
余分な水分があることで、野菜が傷みやすくなってしまいます。保存前には必ず水分を拭き取るようにしましょう。
また、芋類やごぼうなどの根菜類は、泥がついていても洗わずに保存しましょう。
ペーパータオルや新聞紙に包むことで、乾燥を防ぐだけでなく余分な水分を吸うという利点もあり、野菜を傷みから守ってくれます。
常温保存が適した野菜は?
新聞紙に包み、風通しがよく、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
野菜を常温保存する場合、適温は15℃〜20℃くらいです。室温が外気温を超える場合は野菜室に保管しましょう。
また、梅雨の時期など湿度が高い季節も野菜が傷みやすくなるので、野菜室で保管するとよいでしょう。
◎じゃがいも
新聞紙や紙袋に入れて、冷暗所で保管しましょう。そうすることで3ヶ月程度の保存が可能です。
また、りんごがあればりんごと一緒に入れておくのもおすすめです。
りんごの放出するエチレンガスが、じゃがいもの発芽を抑えてくれます。
◎さつまいも
新聞紙で1本ずつ包み、冷暗所で保管します。段ボールなどに入れてもよいでしょう。
1ヶ月程度の保存が可能です。
◎玉ねぎ
ネットのような袋に入れて吊るしたり、カゴなどに入れて、風通しのよい冷暗所で保管しましょう。
床に置く場合は、底に新聞紙など湿気を吸ってくれるものを敷いておくと安心です。
2ヶ月程度の保存が可能です。
ちなみに、「新玉ねぎ」は傷みやすいため、1つずつ新聞紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
その場合、1週間程度の保存が可能です。
◎しょうが
1つずつ新聞紙に包み、冷暗所で保管しましょう。
冷蔵庫に入れる場合は、新聞紙やペーパータオルで包みポリ袋に入れるようにしましょう。
冷暗所では2週間程度、冷蔵庫では1〜2週間程度の保存が可能です。
冷蔵保存が適した野菜は?
冷蔵室と野菜室でも少し温度が違うため、それぞれの野菜に適した温度で保管するようにしましょう。
また、冷蔵庫で保管する場合、冷気や乾燥を防ぐ工夫も必要です。
ちなみに、冷蔵室は0〜5℃、野菜室は5℃〜10℃ほどに設定されています。
低温障害を起こしやすい夏野菜などは野菜室が適しています。
冷蔵室のスペースが取れない場合は、もやしや葉菜類など傷みやすいものを優先的に冷蔵室に入れるとよいでしょう。
◎ほうれん草、小松菜
水を張ったボウルなどにつけたあと、しっかり水気を拭き取ります。
ペーパータオルで包み、根元が下になるようにポリ袋に入れて口を閉じ、立てて冷蔵室に保管しましょう。
◎もやし
ポリ袋に入れて、冷蔵室に保管しましょう。
生のもやしは傷みやすいため、2〜3日で使い切るようにしましょう。
◎大根
大根に葉がついたままだと葉に水分を取られてしまうため、保存の際は葉を切り離しましょう。
丸ごとの場合は新聞紙に包み、切り分ける場合はラップに包んで、冷蔵室に保管します。
◎にんじん
水分をしっかり拭き取り、1本ずつ新聞紙で包みます。
ポリ袋に入れて口を閉じ、冷蔵室に立てて保管しましょう。
◎トマト
1つずつペーパータオルに包み、重ならないようにヘタを下向きにしてポリ袋に入れて口を閉じます。野菜室で保管しましょう。
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