抗酸化作用のある食べ物とは?「美白ケア」は体の中から始めましょう
紫外線をたくさん浴びるとお肌が乾燥したり、シミ・シワが出来たり、くすんだり…お肌の老化を感じることはありませんか。
実は紫外線を浴びると、体は細胞を守る防御機能として大量に活性酸素を発生させます。活性酸素自体は決して悪いものではないのですが、過剰に発生すると、健康な細胞までを攻撃してしまうのです。
お肌の老化を抑えて美白を守るためには!?
そんな活性酸素の発生を抑えることが老化防止の対策となります。このためには帽子や日焼け止めを使った外側からのケアが大切です。
しかし細胞の生まれ変わりは体の内側で起こっていることですので、体の内側のケアも意識しましょう。そこで役に立つのが「抗酸化作用の高い食べ物」です。
抗酸化作用の高い食べ物とは?
抗酸化作用のあるものを栄養素や成分で分けると大きく3つあります。
①ビタミンC
美白に欠かせない栄養素の代名詞として知られるビタミンC。
野菜や果物、中でも柑橘類やパプリカに多く含まれます。さつまいもやじゃがいもなどの芋類に含まれるビタミンCはでんぷんに守られているので熱にも強いという特徴があります。
②ビタミンE
ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
優れた抗酸化作用を持っており、ごまやくるみなどの種実類などに多く含まれます。サラダの仕上げにくるみを散らし、胡麻ドレッシングをかけていただくなど、ちょっとしたことで手軽に補うことが出来ます。
③ファイトケミカル
ファイトケミカルとは植物が紫外線やその他外敵から身を守るために自ら作り出す化学物質のことで、有名なものにはトマトの赤い色素であるリコピンなどがあります。他にもベリー類のアントシアニン、緑茶のカテキンが挙げられます。これらも抗酸化作用が高いため美白・美肌ケアには欠かせない成分です。
生活習慣を整えて、お肌のターンオーバーをUP!
上記の成分はもちろんですが、基本的には炭水化物やタンパク質、脂質をバランスよく摂ること、そして質の良い睡眠をとることで代謝機能がスムーズに働き、お肌のタンオーバーも正常に行われやすくなります。
万が一日焼けをしてしまっても、お肌の代謝を高めることで白くて綺麗なお肌への生まれ変わりを助けてくれます。今年は外側のケアに加えて食べるものも少し意識してみてくださいね。
(テキスト: 管理栄養士 磯村 優貴恵)