噴火湾の濤声聴こゆる如し 毛蟹丸ごと喰らふ Ⅰ レシピ・作り方
材料(1~2人分)
- ボイル毛蟹 1杯
作り方
- 1 特大毛蟹である。函館は年中北海道産の毛蟹が手に入る。この蟹は函館近郊の噴火湾産で、今にも波音が聞こえてきそうなほど新鮮である。
- 2 味噌の入りもなかなか。噴火湾産はオホーツク産と比べて味噌の色合いがよくいかにも旨そうである。毛蟹の値段は味噌の値段と言っていい。
- 3 それにしても「甲羅盛り」は豪華である。このような蟹が2千円台で買えるのは地元冥利に尽きる。最後は熱燗の「甲羅酒」を楽しむべし。
- 4 胴肉を剥いた後の殻は決して捨ててはいけない。第1関節より先の細い脚と一緒にスープを取る。まず180ccの日本酒を注いで沸騰させる。
- 5 水を1000cc足し長ネギを適当に入れて沸騰させる。灰汁を取ったら弱火にして1時間ほど煮出す。「鉄砲汁」は絶品。蟹飯にも使う。
きっかけ
毛蟹はそのまま喰らうのが一番旨い。酒にもビールにもよく合う。ただし、剥きながら、食いながら飲むのは手が汚れて「あずましくない(具合が良くないという意味合いの方言)」。寿司屋さんなどで出してくれるように「甲羅盛り」にするととてもあずましい。
おいしくなるコツ
あまり工夫は要らない。そのまま食べればよい。スープを取るのがミソ。鉄砲汁は絶品で一度食べたらやめられない。飲んだ後の〆には格好の一品である。また、このスープで炊いた蟹飯は当然だが味が違う。蟹は捨てるところがない。
- レシピID:1790000230
- 公開日:2010/12/02
関連情報
- カテゴリ
- かに
- 料理名
- 毛蟹の胴肉・蟹味噌「甲羅盛り」
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