ロシアのごちそうで寒~い冬を乗り切ろう!
・ビーフストロガノフ
比較的安価な細切れ肉を使えば、煮込み時間が意外に短く、節約料理にもなります。なお、スメタナと呼ばれるサワークリームの一種を多用するのも特徴です。
・ボルシチ
スビョークラというビーツが色鮮やかなスープ。この野菜なしではロシア料理は語れないという人もいます。味付けは多くの場合、基本的に塩とコショウだけとシンプル。その替わりにハーブ類をふんだんに使うのがポイントです。
・ピロシキ
従来はペーチと呼ばれる炉(かまど)で焼いていたそうです。地方によっては油で揚げるタイプも定着しています。大勢集まったり、行事ごとがあるときには決まってパイを食べる習慣があり、中に詰める具材も肉や野菜、果物など様々で、大きさや形も多種多様です。
・ブリニ(ロシア風パンケーキ)
ロシアの謝肉祭にあたるマースレニツァには欠かせない一品。小さめに焼いたパンケーキにロシア名産のキャビアやイクラなどを載せてオードブルなどに活用できます。
このように身体が温まるメニューがいっぱいのロシア料理。寒い国であるため「お料理が冷めないように!」という、フレンチのレストランなどでオードブルやスープなどが一皿ずつ提供される「コース料理」の方式は、実はロシアが起源です。このようなロシア風のおもてなしが、世界の料理文化に多大な影響を与えたのです。
まだまだ寒い日が続きますので、体を温めてくれるあったかいロシア料理をぜひ楽しんでみてくださいね。