春のお弁当に！フライパン不要の簡単おかずレシピ【頑張りすぎない家族ごはん#18】

11,116view 2021/03/25 09:00 料理上手

こんにちは！管理栄養士の中村りえです。

寒かった冬が終わりを告げようとしていますね。ポカポカ陽気の春の行楽シーズンがやってきます。
まだ大人数で集まることは難しいですが、家族で楽しむピクニックにお弁当を持って出かけてみませんか？

今回は春にぴったりなお弁当レシピ「お花のハムカップグラタン」をご紹介！
簡単にできてお子さんも喜ぶようなかわいいおかずを作ってみませんか？密を避けつつ、春の陽気を楽しみましょう♪

栄養バランス◎！かわいい春おかず「お花のハムカップグラタン」

今回ご紹介するお弁当レシピは、野菜とタンパク質が摂れるので栄養面もばっちりなハムカップグラタン。ハムを器にしてその上に卵やブロッコリーなどを彩りよく乗せます。

ブロッコリーやいんげんなど緑色の野菜が苦手なお子さんも多いですが、ハムやチーズと一緒にとることで青臭さが感じにくく食べやすくなります。
また、成長期の子どもたちにとって大事な栄養素であるカルシウムは、チーズで摂るようにすると日々の食事にプラスしやすいのでおすすめです。

今回はたまごグラタンとブロッコリーグラタン2種類を一度に作ります。黄色と緑が映える2種類のグラタンでお弁当が華やかに。
まとめて2種類作っても簡単に済むのがハムカップグラタンのよいところです。

また、お弁当の彩りとして重宝するブロッコリーはまとめて茹でて冷凍しておくと便利ですよ。

フライパン不要で忙しい朝でも作りやすい

今回の「ハムカップグラタン」レシピはフライパンを使わないラクチンレシピ。
お弁当の定番である卵焼き、鮭の塩焼き、唐揚げなどはどれもフライパンや鍋を使う料理です。複数のおかずを同時に作るとなるとコンロが足りなくなってしまうこともありますが、ハムカップグラタンは電子レンジとトースターを使って簡単にできるので、忙しい朝にも作りやすいのが嬉しいポイントです。

下準備なしで10分もあれば完成するので、ぜひレシピをチェックしてくださいね。

「お花のハムカップグラタン」レシピ

【材料（4人分）】
・ハム：8枚
＜たまごグラタン：4個分＞
・卵：2個
・マヨネーズ：大さじ2
・パン粉：大さじ1
＜ブロッコリーグラタン：4個分＞
・ブロッコリー：8房
・コーン：15g
・牛乳：大さじ2
・スライスチーズ：1枚
・薄力粉：小さじ1

【作り方】
1. お弁当用のアルミカップにハムを入れて、アルミカップごとココットなどの小さめの耐熱容器に入れる。
2. たまごグラタンを作る。耐熱ボウルに卵を割り入れてラップをして600wの電子レンジで1分30秒加熱する。フォークで卵を潰してから、マヨネーズを加えて和える。ハムカップ4つにそれぞれ入れてパン粉をのせる。
3. ブロッコリーグラタンを作る。ブロッコリーは小房に分けてラップで包んで600wの電子レンジで1分30秒ほど加熱する。耐熱ボウルに牛乳、スライスチーズ、薄力粉を入れて混ぜて600wの電子レンジで1分ほど加熱してチーズを溶かす。残った4つのハムカップそれぞれに手で小さく割いたブロッコリー、コーンを入れてチーズクリームの順にのせる。
4. 2と3をトースターで5～8分ほど焼く。ハムカップの淵がかたくなったら焼き上がり。冷めたらココットから外す。

【ポイント】
ハムをお弁当カップに入れると自然とひだができてお花の形になります。そのままだと開いてしまうのでココットやプリンカップなど小さめの容器に入れてから焼いてください。ハムは焼くとお花の形に固まります。焼いたものが冷めたらココットから外してください。
また、ハムに具を入れてからココットに入れると中身が出てしまうので、ココットにハムを入れてから具を入れるようにするのがポイントです。スライスチーズは溶けないタイプにするととろっとしたチーズクリームができます。

意外と簡単で見た目もかわいいいハムカップグラタン。春の公園ピクニックのお供にぜひ作ってみてくださいね。大人はブラックペッパーを振って楽しんでみても◎

この記事の作者

中村りえさん

管理栄養士・米粉料理家
プロの管理栄養士・料理研究家による「食」のプロデュース・レシピ開発を手掛ける(株)エミッシュ所属。管理栄養士ならでは切り口でレシピ提案・コラムの執筆を行う。
家族の小麦アレルギーをきっかけに米粉に出会う。おいしさに魅了され、米粉料理の良さを伝えて日本の米文化を守りたいと考え、米粉の情報も発信している。