ひんやりスイーツ作りに知っておきたい!「ゼラチン」と「寒天」の違いと使い分け
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2017/07/14 07:00
料理上手
夏になると食べたくなるのが、ゼリーや寒天などの“ひんやりスイーツ”ですよね。フルーツゼリーやコーヒーゼリーなど、種類も豊富で気分に合わせて楽しめます♪ しかし、ゼラチンを使えば良いのか寒天を使えば良いのか、悩んだことありませんか?
動物性のゼラチンは口当たりバツグン!
ゼラチンとは、牛や豚などのコラーゲンを粉状や板状にしたものです。ゼラチンは体温で溶ける性質があるため、口に入れた瞬間とろけていき、食感がとっても良いんです!そのため、ゼリーだけでなく、ムースなども作ることができます。
しかし、夏場のキッチンやダイニングの気温でも溶けてしまうことも。食べる直前まで冷蔵庫に入れておくのが◎ですよ。
お菓子作り売り場には板ゼラチンや粉ゼラチンが売られていますが、粉ゼラチンの方が使いやすくておすすめです。
ゼラチンを溶かす時は、沸騰させないようにしましょう。沸騰させてしまうと、固まる力が弱くなってしまいます。ひんやりスイーツを作る時には温度管理が大切なので、料理用の温度計があると便利です。
植物性の寒天は扱いやすい!
寒天は海藻を原料としていて、固まる力が強いので、少量で固めることができます。ゼラチンのように体温では溶けないため、食感はやや硬めです。牛乳寒天やようかんなどによく使われます。形がくずれにくく溶けにくいので、クラッシュゼリーなどを作る時にもおすすめです。
寒天にも、糸寒天・棒寒天・粉末寒天と種類がありますが、粉末寒天はふやかす必要がなく、そのままに溶かせば使えるのでとっても使いやすいです。寒天を使う時は、しっかりと沸騰させて使いましょう。砂糖を入れると、離水することを防止できますよ。
(テキスト: 管理栄養士 若子 みな美)
ちょっとの工夫でおしゃれに作れるコーヒーゼリー
2層のゼリーというだけでおしゃれなのに、さらに斜めの2層というハイレベルなゼリー。見た目のおしゃれさと裏腹に、意外と簡単に作れるのも嬉しいところ。ぜひ、トライしてみて♪
寒天で作るコーヒーゼリーは昔ながらの喫茶店風に
寒天で作れば少し硬めの食感に。ホイップクリームの上にさらにさくらんぼをトッピングすれば、喫茶店で出てきそうなゼリーにできあがります♪
どこか懐かしい味の牛乳寒天もマスターしたい!
フルーツ缶詰で作る牛乳寒天は、老若男女が大好きな味に♪夏休みのおやつにも喜ばれそうですね!
オレンジジュースと寒天で簡単に作れる♪
オレンジジュースと寒天で作るのでとっても楽ちん♪オレンジジュースの他に、りんごジュースや野菜ジュースなどお好きなジュースで作るのも◎ですね。
おもてなしやホームパーティーで大活躍!
子どもが大喜びすること間違い無し!りんごジュースとゼラチンで作れるんです。ホームパーティーやおもてなしに作れば、歓声が上がりそうですね♪
この記事の作者
若子 みな美 さん
管理栄養士・フードコーディネーター
雑誌の連載、レシピ開発と撮影、栄養や料理に関する記事の執筆や監修を中心に活動。病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してさまざまな視点からコーディネートしている。
ホームページでは簡単オリジナルレシピを発信中。http://orangekitchen.info/