【新生児期】授乳の間隔や回数、母乳とミルクでどう違うの?
赤ちゃんが産まれたらすぐにスタートする授乳。
はじめは授乳ペースもバラバラで、時間はどのくらいあけるの?1日に何回あげれば良いの?など疑問を持つママも多いです。実は、間隔や回数などの授乳ペースは、同じ新生児期でも「母乳をあげるか」「ミルクをあげるか」で異なります。
■母乳の場合
授乳間隔は、約1.5時間~2.5時間ごと。1日に10回以上の授乳回数になるようにしましょう。(※1)新生児はまだ母乳を吸う力が弱く1回に飲める量が少ないため、すぐに母乳を欲しがることもあります。その場合は時間を気にせずに、欲しがるだけあげてOK。
母乳も最初は少しずつしか出ませんが、赤ちゃんに吸われる刺激によりどんどん作られていきます。新生児期は「頻回授乳」がスムーズな母乳育児のポイントです。
月齢が進むと1回に飲める量も増え、1~3ヶ月頃には2~3時間、4~5ヶ月頃には3~4時間と、授乳間隔があいていきます。
■ミルクの場合
授乳間隔は、約3時間~3.5時間ごと。ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかり腹持ちも良いため、間隔を長くあけます。回数は1日に約7~8回が目安です。(メーカーによっても異なりますので、使用するミルクのパッケージを参照してください)
母乳のあとにミルクを足して飲ませた場合も、3時間~3.5時間ほどあけるようにしましょう。
新生児期に注意することは?
■ミルクはあげ過ぎに注意!
生後3ヶ月位までは満腹中枢が未形成のために「お腹いっぱい」の感覚がわからず、疲れるまで飲み過ぎてしまうことも。特にミルクは消化に時間がかかるため、飲み過ぎは体の負担になってしまいます。たくさん飲んでほしいからと、あげ過ぎないようにしましょう。
■よく眠る赤ちゃんに注意!
赤ちゃんがよく眠ってくれて母乳やミルクの間隔が長くあくことが続いてしまうと、飲む量が足りず、体重が思うように増えない原因になってしまいます。よく眠ってくれるとママは助かりますが、眠りすぎでは?という日が続いたら、起こしてあげるようにしましょう。
授乳ペースは赤ちゃんによっても左右されます。一番大切なのは、赤ちゃんがしっかり栄養を摂って元気に成長できることです。
「教科書通りに!」と考え過ぎずに、ママと赤ちゃんのペースで、母乳育児・ミルク育児を楽しみましょう。
(テキスト: 管理栄養士 板垣 好恵)
(※1) SOLANIN (2014) 『いちばんやさしい はじめての母乳育児』 成美堂出版
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