お茶はデイリーに活躍する美容アイテム!
お茶には抗酸化作用がたっぷり!?
私たちの身体はストレスや激しい運動などによって活性酸素が過剰に発生します。活性酸素は体内の正常の細胞を攻撃するため、お肌の老化にもつながります。そこで役立つのがお茶、特に緑茶に含まれる栄養でよく知られているのが「カテキン」や「タンニン」ではないでしょうか。
これらはポリフェノールの一種です。ポリフェノールは抗酸化作用を持つ成分で苦みや渋み、色の成分です。さらに緑茶の茶葉自体にはむくみ予防に役立つカリウム、粘膜の潤いを保つカロテン、ビタミンC、葉酸、食物繊維など美容に嬉しい成分が多く含まれています。
お茶の葉に含まれる成分を丸ごと取るには、お茶の葉が粉状になっているものや、抹茶を選ぶとよいでしょう。
お茶の種類によって変わる栄養素とは?
お茶といっても紅茶や中国茶など様々な種類がありますが、種類によっても含まれる栄養素は変わってきます。緑茶(玉露)の茶葉100gあたりにはビタミンCが110mg含まれますが、烏龍茶には微量、紅茶には含まれていません。(※1)
ビタミンCは抗酸化作用があるほか、美肌には欠かせない栄養素です。さらに水溶性で体にためておけない成分でもあるので、食品で毎日補給することが望ましいでしょう。
お茶を飲むにあたり注意することとは?
身体嬉しい成分が多く含まれるお茶ですが、やはり飲みすぎには注意が必要です。
お茶に多く含まれる成分の一つに挙げられる「カフェイン」は覚醒作用があるため、多くとりすぎると動悸がしたり、夜眠れなくなったりします。最近はカフェインレスのお茶もありますので、カフェインに慣れていない子供や制限した方が良いとされている妊娠中の方や、夜寝る前などにはこちらを選んだほうがよいでしょう。量に関しては個人差があるため、ご自身がおいしく飲めて無理のない量を心がけましょう。
おいしいお茶は日常生活にも欠かせない美容の必須アイテム!風味がよいのもお茶の楽しみの一つですので、ぜひ、様々なお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(テキスト: 管理栄養士 磯村 優貴恵)
(※1)『日本食品標準成分表(五訂)』「文部科学省」