薬膳 八珍湯: 月経異常 貧血 冷え性 更年期障害 レシピ・作り方
- 1時間以上
- 500円前後
材料(3人分)
- A 党参(トウジン) 21g
- A 川芎(センキュウ) 12g
- A 茯苓(ブクリョウ) 21g
- A 炙甘草(シャカンゾウ) 13g
- A 熟地 (ジュクジ) 15g
- A 当帰(トウキ) 18g
- A 白朮(ビャクジュツ) 13g
- A 白芍(又は芍薬) (ビャクシャク) 15g
- 水 1.5L
- 骨つき肉 300-600g
- タマネギ(なくてもよい) 3個
- 人参(なくてもよい) 1.5本
- きのこ(干しシイタケ等。なくてもよい) お好みの量
- 塩 小さじ1(お好みで増減)
作り方
-
1
3L鍋に水1.5L、Aの生薬を全て入れる。
今回は野菜たっぷりのスープにする為、水量を本来(骨つき肉とだけ煮る場合)の2.5Lから減らしています -
2
タマネギは丸ごとか半分に、人参は大きめの乱切りにする。きのこは適当に割いて(切って)おく。
※干しシイタケの場合、水に戻さずそのまま鍋に入れて構わない。 - 3 野菜(タマネギ、人参、きのこ)と骨つき肉を先の鍋に入れ、強火で沸騰させる
-
4
灰汁をとる
蓋をして極弱火(IH10段階の2)で3時間煮る -
5
火を止め加塩する。
※本来、このように加塩は一番最後なのですが、筆者は必ず忘れてしまうので、先に入れる場合が多いです。お好みで。 - 6 出来上がり
- 7 党参:強壮薬として、食欲不振、疲労倦怠、咳嗽、口渇などに応用。
- 8 川芎:補血,強壮,鎮静,鎮痛,駆お血薬として,冷え性,貧血,月経障害などに応用
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9
茯苓:漢方名はマツホド(松塊)。サルノノシカケ科ブクリョウの菌核
抗腫瘍、利尿作用、浮腫改善。消化不良改善。 -
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炙甘草:煎った生の甘草。脾胃や三焦*の元気を補う。
*三つの熱源の意。上焦(横隔膜より上部)中焦(上腹部)下焦(へそ以下)にあり、体温を保つために絶えず熱を発生している器官とされる -
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熟地: 生の地黄を酒と共に蒸したもの
血糖降下、強心、血圧上昇、利尿、緩下などに用いる - 12 当帰:冷え性、月経不順、貧血を主訴とする婦人病などに用いられる
- 13 白朮:胃腸炎、消化不良、下痢、腎臓機能の減退による尿利の減少または頻数、浮腫、身体衰弱、自汗、身体移痛などに応用する。漢方でいう水毒を除く要薬
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白芍(又は芍薬)
めまい、目がかすむ、月経不順、盗汗、胸脇が張って痛む、いらいら、憂鬱、テネスムス、下痢、腹痛、筋肉の痙攣、疼痛 -
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今回参考にしたのはこちら(Bee’s brand)
煮込んだ後、食べられる生薬と硬くて食べられない生薬(例:炙甘草)があります。食べるときによけてください。 -
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生薬効能は富山大学和漢薬データベースをできるだけ参照し、不足情報はその他のサイトから収集しました。
https://www.inm.u-toyama.ac.jp/database/ -
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【裏技】
スープの味に飽きたり、いまいちと感じた場合、味噌をお好みの量入れ、ラーメンとして食べてみてください。スープを捨てず全部飲むために薄味がおススメです -
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他のパッケージ製品Aの配合例
炙甘草13g, 川芎12g, 茯苓21g, 当帰18g, 白芍15g, 白朮13g, 熟地15g, 党参21g -
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他のパッケージ製品Bの配合例
炙甘草7g, 川芎5g, 茯苓14g, 当帰8g, 白芍8g, 白朮11g, 熟地26g, 党参7g, 枸杞子8g, 棗砂糖漬け一個(11g)
きっかけ
シンガポールでは、安価な漢方スープセットが容易に手に入り、レシピは不要ですが、出国後も生薬を自分で組み合わせて再現できる様、配合記録目的でレシピ化しました。
おいしくなるコツ
土鍋があると最高ですが、無ければ筆者の様にステンレス鍋で。圧力鍋は、早く出来ますが味は落ちます。
- レシピID:1380016917
- 公開日:2021/07/21
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