楽天レシピ編集部や栄養士、料理専門家がお届け!食に関するマガジン

五月病の症状は長引いてない?幸せホルモン「セロトニン」を増やし憂うつを抜け出そう

4,988view 2016/06/01 07:00 健康・ダイエット
五月病の症状は長引いてない?幸せホルモン「セロトニン」を増やし憂うつを抜け出そう
ゴールデンウィークが過ぎ、早1ヶ月。みなさん「五月病」からは抜け出せましたか?そもそも五月病とは、5月の連休明けに起こしやすい体のだるさや心の憂うつ状態です。しかし、6月に入っても五月病が続き、輪をかけるように梅雨が心をモヤモヤさせる、という人もいるのでは?

そんな人は無理にやる気を起こそうとする前に、まず食事を見直してみましょう。「体は食べたものからつくられる」とよく言いますが、実は心も食べたものからつくられます。体と心を安定させるのは脳内のセロトニンという物質。セロトニン不足は不眠やイライラを引き起こします。今回はセロトニンを食事から増やす方法を紹介します!

幸せホルモン「セロトニン」

セロトニンとは神経伝達物質のことで、別名「幸せホルモン」とも言われます。最大の生産場所は腸!さらに、腸は第二の脳と呼ばれるほど思考や心と密接な関係があります。つまり、腸内環境をきれいにすることが重要。

腸内をきれいに掃除してくれるのは食物繊維です。食物繊維の多い食品は当コーナー内で多く紹介されているので、今回は繊維質をとり入れられているかの目安を紹介します。それは「よく噛んでいますか?」です。一口2〜3回噛めば飲みこめる、パッケージに「ふんわり、とろとろ、クリーミー」と書かれている商品を好んで買うという人は、もしかしたら日頃から食物繊維が少ないかもしれません。

セロトニンを増やそう

セロトニンの材料はトリプトファンというアミノ酸です。また、セロトニンづくりのサポーターとなるのがビタミンB6、炭水化物です。

・ トリプトファンが豊富:ヨーグルト、チーズ、バナナ、納豆、米、そば
・ ビタミンB6が豊富:まぐろ、かつお、牛肉、卵、納豆、きなこ、ピスタチオ
・ 炭水化物:米、パン、麺類、芋類

朝ごはんでセロトニンパワーアップ

簡単でオススメな方法は朝ごはんのひと工夫です。パン食の人は納豆ごはんや卵かけごはんにチェンジしてみてはいかがでしょうか。どうしてもパンを食べたい場合にはチーズトーストにしたりツナサラダを付け合わせたりしましょう。

朝は時間がない!という人はバナナヨーグルトやきな粉入りミルクなど、ぱぱっと食べて胃腸に負担をかけにくいメニューはいかがでしょうか。

セロトニンパワーアップのコツは腸活と朝食!元気と笑顔は食生活から、長引く五月病を乗り越えていきましょう。

(テキスト: 松原 郁実)

この記事の作者

松原 郁実 さん
松原 郁実

管理栄養士・健康食育シニアマスター・きのこマイスター
高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科を卒業。ヘルスケア系企業や総合健康保険組合でメタボ改善支援・健康教室の業務に携わり、栄養相談は3000名以上を実施。働き盛りのビジネスパーソンに向け、おいしく・賢く食べるコツを提案している。
現在は雑誌の健康コラム執筆、TVの栄養監修等を含め、大人の食育セミナー、イベントなど多方面で活動中。

関連する記事

    デイリシャス配下共通/アクセスランキング上部のチームサイト枠      

健康・ダイエットのランキング

    デイリシャス配下共通      

ジャンル一覧

楽天レシピ プレミアムサービス開始!3日分献立でラクしよう
【楽天市場】Rmagazine|雑誌コラボ情報など旬の話題の情報発信サイト


おすすめの特集

もっと見る