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【賢く節約!】食費を減らす冷蔵庫の整理整頓術をプロの料理家が紹介!

9,610view 2021/03/31 09:00 節約・家計管理
【賢く節約!】食費を減らす冷蔵庫の整理整頓術をプロの料理家が紹介!
こんにちは!管理栄養士の植草真奈美です。

つい詰め込みすぎてごちゃごちゃしてしまう冷蔵庫ですが、キレイな状態をキープすることで冷蔵庫内の食品を見えやすくし、食品ロスをなくす=食費の節約に繋がります!

今回は私が実践している冷蔵庫収納術をご紹介します。冷蔵室、野菜室、冷凍室に分け、それぞれのポイントを解説していきます。
100円ショップグッズの活用方法やまとめ買いした食材の冷凍保存の方法などもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

上手な収納で、使いやすくて節約にもつながる冷蔵庫を目指しましょう!

冷蔵庫の整理整頓術(1)冷蔵室編

冷蔵室はもっとも使う頻度が高く、ごちゃごちゃしやすいのが悩みどころ。ですが、食品を入れる場所を決めることで自然と片付けが習慣化し、キレイな状態をキープしやすくなります。

まず、扉を開けて目の届きやすい中段・下段には作り置きのおかずや賞味期限の短いもの、上段には使う頻度が少なく、賞味期限の長いものをしまうようにします。
上段、中段、下段にしまうものが分けられたら、それぞれ100円ショップで売っているかごやトレーなどを使ってまとめると、よりスッキリとして取り出しやすくなります。

私は食品が見えているほうが使いやすいので、冷蔵室ではカゴではなく透明のトレータイプを使っています。ヨーグルト、ジャム、メープルシロップなど一緒に使うことが多いもの、味噌などドアポケットにしまわない調味料、豆腐と納豆など使用用途の似ているものと、グループに分けて1つのトレーでまとめると使いやすいです。
作りおきのおかずは、中身が見える透明のタッパーがおすすめです。同じもので揃えると、整理もしやすいですよ。

ドアポケットには調味料を入れていますが、ソース類、中華用など一緒に使うことが多いものを近くにしまうようにしています。
チューブや袋入りの調味料は、チューブを立てる専用のスタンドや小物ケースなどドアポケットにつけられる100円ショップグッズを活用することで、倒れたり散らばったりせず、すっきりとまとまります。

冷蔵室に食品を入れる割合としては、7割くらいが目安です。入れすぎると冷気のまわりが悪くなるので気をつけましょう。
冷蔵庫の整理整頓術(1)冷蔵室編

冷蔵庫の整理整頓術(2)野菜室編

野菜室は収納力があるのでつい詰め込みがちですが、工夫しないと野菜が傷んでしまうことも多いですよね。

まず、野菜は買い方にもコツがあります。玉ねぎやじゃがいもなど常温で保存できる常備野菜、冷蔵庫で保存するれんこん、にんじん、大根などの根菜、トマトやナス、ピーマンなどの果菜、きのこ類をバランスよく選びましょう。水菜やほうれん草、小松菜などの葉野菜は傷みやすいので、買うものを絞るようにしましょう。

野菜室の上段は野菜室を開けるたびに目に触れるので、トマトやフルーツ、ハーブなど日持ちしないものを入れます。また、上段はつぶれたり、傷つきやすい野菜や果物も守ることができますよ。

下段は深さがあるので、仕切りを活用した立てる収納がおすすめです。例えば、にんじんは土の中で育っているときと同じように保管すると長持ちすると言われているので、葉の部分を上に向けて立てて保管することで、野菜室の整理ができるだけでなく鮮度を保つことにもつながります。今回は見やすいようにすべてそのまましまっていますが、キッチンペーパーや新聞紙などにくるむと乾燥から野菜を守ることができるので、より野菜を長くおいしい状態で保存できます。

ちなみに野菜室は野菜くずが出るなど汚れやすいので、掃除がしやすいように私はペーパーバックを使っています。ペーパーバックは野菜を乾燥から守る新聞紙のような役割も担ってくれますよ。
根菜、果菜、葉野菜と種類を分けて収納するとよいでしょう。
冷蔵庫の整理整頓術(2)野菜室編

冷蔵庫の整理整頓術(3)冷凍室編

冷凍室には冷凍食品やまとめ買いした肉や魚、アイスなどいろいろなものを詰め込みがちですよね。これらはサイズや形もさまざまですが、上手な収納のコツは「立てる収納」と「容器を揃えた収納」です。上に重ねてしまうと下に入っているものが見えなくなってしまいますが、立てて並べることで、中身をすべて把握することができます。

下記で食材の種類ごとに詳しく説明します。

・まとめ買いした肉や魚
使う分量ずつ小分けにしたり、下味を付けたり使いやすい形にして、フリージング用の袋に入れて保管しましょう。日付や分量、味などを袋に書いておくと管理しやすいです。すべて見えるように仕切りなどを使い、立てて収納することで、使い忘れを防げます。

・袋入りの冷凍食品
カゴや仕切りを使って立てることでキレイに収納でき、何があるか見つけやすく取り出しやすいです。在庫が把握しやすく、使い忘れも防ぐことができますね。

・アイス
箱アイスは箱の開け口を上にして立てておくと取り出しやすいですよ。カップアイスなど個包装のものはカゴを使ったり、同じサイズのものを重ねてまとめて収納すると取り出しやすいです。

・調理済み食品
ジッパーつきの袋に入れて立ててすべて見えるように収納しましょう。調理した日付や料理名を書いておくと使いやすいですね。

この他、私はごはんや娘の離乳食なども冷凍室に保管していますが、それぞれタッパーは同じもので揃えています。サイズが揃っていると整理しやすく、特に離乳食など保存期間を細かく決めているものは、管理もしやすくなります。
冷凍庫は引き出しで上段、下段に分かれているタイプが多いと思いますが、上段には自分で調理したものを中心に収納し、下段には冷凍食品や肉・魚などの生鮮品の冷凍、アイス、ごはんなどを収納しています。調理済みのものと肉や魚などの生物はスペースを分けて収納すると、衛生面でも安心ですね。
冷蔵庫の整理整頓術(3)冷凍室編
冷蔵庫内の整理整頓は食品のロスをなくし、食費の節約になることはもちろんですが、冷蔵庫は毎日見るからこそ上手な収納でキレイな状態にしておくと気持ちいいですよね。自宅で過ごす時間が長い今だからこそ、ぜひ見直してみてください!

この記事の作者

植草真奈美 さん
植草真奈美

管理栄養士・フードコーディネーター。保育園で栄養士の実務経験を積んだのち、大手料理教室へ。本社商品開発部でレシピ開発を担当後、ヘルスケア事業部の立ち上げに携わる。独立後はレシピ開発やコラム執筆をはじめ、セミナー講師、実業団への栄養指導のほか、離乳食メディアの監修なども手がける。

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