流行レシピ最前線 万能調味料ってホント?カンタンにできるの?なぜ話題? 『塩ヨーグルトをはじめよう』著者の佐藤わか子さんに教えてもらう塩ヨーグルトレシピ 塩麹ブームに続く、塩ヨーグルトの人気に注目。簡単でおいしい塩ヨーグルトを使ったレシピを教えてもらいました。 冷めても硬くならない、お弁当にぴったりの鶏料理は必見です。

鶏肉の味噌ヨーグルト漬け焼き

Q&A 先生、塩ヨーグルトについて教えてください

なぜ話題なのですか?

「塩ヨーグルト」とは、無糖のヨーグルトに塩分を足したもので、今これを調理に活用している人が急増中なのです。塩分とは、塩はもちろん、味噌やナンプラーなどもOK。塩ヨーグルト床に野菜、肉、魚を漬けこむと、乳酸菌の効果で肉質はジューシーに、野菜は甘みがアップ。驚くほど美味になるのです。

カンタンにできるの?

ヨーグルト床さえ作れば、そのなかに食材を数日漬けるだけ。漬け床の入れ物として使うのは、ビニール製の保存袋やステンレス製の容器など。少量のヨーグルトで漬けられるので経済的でもあります。野菜の場合、漬け床のヨーグルトは2~3回くり返して使えますし、火を通せばソースとしても再利用できます。

保存容器で漬ける場合は、サランラップで密着させて覆いましょう

どんなところが万能?

塩や味噌などを加えた「塩ヨーグルト床」は、野菜、肉、魚など、基本的にどんな食材にも合い、料理をおいしくしてくれます。たとえるなら塩、コショウのような万能調味料で、初心者でも安心して使えるのです。今回は、塩ヨーグルトの効果を実感できるおすすめのレシピ2品をご紹介します。

先生おすすめのレシピ1 ふっくらジューシな肉質に焼き上がる! 鶏肉の味噌ヨーグルト漬け焼き

  • Cooking time:10分(1日漬けこむ)
  • Cost:1000円(4人分)
  • おもな材料:鶏もも肉、ヨーグルト、味噌

味噌を加えた"塩ヨーグルト床"に鶏肉を半日~1日漬けこみ、焼いた料理。塩も胡椒もせずにフライパンでソテーするだけ。簡単な調理法なのに、味噌漬けのような豊かな香りとまろやかなコクが味わえます。

私が試しました!

どこにヨーグルト?と思ったぐらい、ヨーグルトの味はありません。表面はカリッと香ばしく、中はやわらくジューシー。これが塩ヨーグルト床のパワーなんですね。冷めても身が硬くならないのでお弁当にも便利です。(楽天レシピユーザMさんママ)

「鶏肉の味噌ヨーグルト漬け焼き」のレシピはこちら

先生おすすめのレシピ2 ご飯のお供やお酒のおつまみにぴったり! 秋野菜の塩ヨーグルト漬け

  • Cooking time:5分(2~3日漬けこむ)
  • Cost:210円
  • おもな材料:ヨーグルト、塩、切り昆布、秋野菜

ヨーグルトに塩、切り昆布を加えて、"塩ヨーグルト床"を作ります。そこに好きな旬の野菜を2~3日漬けこむと、爽やかな漬物ができあがり! ぬか床のように毎日混ぜる必要がなく、野菜なら2~3回使えます。

私が試しました!

しんなりと漬かっていて、味も見た目も漬物。ヨーグルトの香りはほとんどしませんが、独特の爽やかさがあり、野菜がみずみずしかったです。でも、主人の晩酌に出したら、きっとぬか漬けだと思うでしょうね。
(楽天レシピユーザR.Kさん)

「秋野菜の塩ヨーグルト漬け」のレシピはこちら

レシパーさん投稿より。今、塩ヨーグルトに挑戦している人たちがたくさん! 簡単にできる!ヨーグルトの万能づかいレシピはこちら。

  • 焼くだけで風味豊か!

    塩ヨーグルトでジューシー"豚ロースのソテー☆"

    お弁当におすすめ。冷めても硬くならない豚肉ソテー。

    詳細レシピを見る

  • さっぱり味ソース

    我が家の
    ツァツキ

    グリル肉に合う!爽やかなヨーグルトソース。

    詳細レシピを見る

  • にんにくと相性◎

    トルコの
    ポーチドエッグ

    ヨーグルトとオリーブオイルで作るカフェ飯。

    詳細レシピを見る

  • カロリーダウン!

    エビとアボガドの
    塩ヨーグルトサラダ

    塩ヨーグルトをマヨネーズのかわりに使ってヘルシー。

    詳細レシピを見る

先生の紹介 佐藤わか子(各国料理研究家)

栄養士の免許を取得後、食のトータルコーディネートを行う会社で企画、調理を手がけ、独立。オールアバウトのエスニック料理担当のガイドを10年以上つとめるなど、執筆活動も行う。ブルガリア料理、トルコ料理などに詳しく、ヨーグルトへの造詣も深い。各国料理のエッセンスを無理なく和食や家庭料理にいかすことを得意とし、自宅にて旬の素材をふんだんに使った料理教室「Wakka Kitchen」を主催。

楽天ブックスで購入

  • Photographer/Mieko Fukuda
  • Photographer/Tamon Matsuzono (先生のプロフィール写真、書影)
  • Food coordinator/Kanako Hahimoto
  • Recipe/Wakako Sato