失敗しない!電気圧力鍋で発酵あんこ&あずき茶 レシピ・作り方
材料(4人分)
- 乾燥小豆
- 250g
- 乾燥米麹
- 200g
- 塩
- 小さじ半分
- あずき茶用の水
- 2L
- 小豆を蒸す水
- 200ml
- 発酵用の水
- 上限400ml
作り方
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- 市販の乾燥小豆(250g)と乾燥米麹(200g)を使いきるレシピ。水っぽい仕上がりにならないように、発酵用の水は控えめにしました。失敗しないコツです。
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- 乾燥小豆250gをザルに入れて水洗いしてから、フライパンで軽く炒ります。焦げないように注意!
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- 水2Lを加えて小豆を茹でます。(水の量は小豆の4倍が目安)沸騰したら少し温度を下げて、ふつふつと煮立たせながら、 茹で汁に色がつくくらい、10分ほど茹でます。
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- 小豆の灰汁には抗酸化作用を持つ「サポニン」が含まれています。あずき茶は「サポニン」を摂取する健康茶なので、すくわず、そのままにして◎
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- 火を止めて、茹で汁を捨てずにボトルへ移します。(小豆の粒が入らないように漉し器を使うのがおすすめ。おたまですくってもよし)
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- 冷蔵庫内の温度が上がらないように、よく冷ましてから冷蔵庫に入れて、あずき茶の完成! 冷茶が苦手なら、お茶漬けや茶粥に活用するのもおすすめ。(梅干しや鮭フレークとの相性◎)
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- 【味見ポイント】あずき茶は、そのまま飲むとポクポクとした雑味を含む、硬水のような飲み心地ですが、冷やすとキリッとします。健康茶としてややクセはあるものの、サッパリとした味わいに。
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- あずき茶を冷ましているあいだに、発酵あんこ作り。茹で汁を除き、水溶性のサポニンが溶け出て「渋抜き」された状態。色が抜けて、水を吸った小豆がふっくら。味には支障ないので心配しないで!
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- 茹でた小豆を電気圧力鍋に入れ、水200mlを加えます。小豆が水に浸るくらいの量です。
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- 電気圧力鍋の蓋を閉め、圧力切替弁を「密閉」にする。「圧力調理」を選択。加圧時間「15分」に設定して、調理スタート。小豆を蒸します。減圧時間も含み「55分」放置。
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- 【時短・裏ワザ】減圧時間を待てない場合は、圧力切替弁の上に布巾を置いて「排気」に切替。熱い蒸気が勢いよく噴き出し、「急速減圧」できます。火傷に注意!水分が垂れるので慎重に蓋を開けて
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- 【注意】上記のように「急速減圧」する場合は、必ず電気圧力鍋の取扱説明書を確認してください。中に圧力が残っていた場合、中身が噴水のように飛び出したり、故障の原因になることがあります。
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- 出来上がった蒸し小豆がこちら。指で潰せるくらいの柔らかさ。こしあん派は、この段階で小豆を潰してください。なめらかさにこだわるなら皮を取り除いても◎皮にも栄養があるので、残してもOK
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- (「急速減圧」で蒸気を「排気」したので、釜の底に水気が残っていますが、発酵用の加水の際に量を調整すれば大丈夫。難しく感じるようなら、ガーゼなどで漉して水分を切ってください)
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- 乾燥米麹200gをほぐしながら加え、蒸し小豆に満遍なく絡むようによく混ぜます。塩小さじ半分を加え、発酵用の水200ml〜400mlを加えます。
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- 【発酵ポイント】水が少ないと発酵が進みません。甘味が足りなくなる、苦くなるので注意! ただし、水を入れすぎると、べちゃべちゃとした水っぽい仕上がりになるので注意!上限400mlで。
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- (今回は釜の底に小豆を蒸した際の水分が残っていたので、水200mlで作りました。300mlでもよかったかな。べちゃべちゃになるのだけはイヤ!という気持ちで水控えめで作るのがコツ!)
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- 電気圧力鍋の蓋を閉め、圧力切替弁を「排気」に切替。「低温・発酵モード」で温度は「60℃」に設定。発酵時間を「8時間」に設定して調理スタート。減圧時間を含み「8時間半」放置。
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- 【発酵ポイント】温度が低いと酸っぱくなる、温度が高いと麹菌が死滅して発酵できなくなるので注意!また、発酵時間が短いと発酵が進まず、甘みが足りなくなるので注意!しっかり放置して!
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- 発酵が終わったら、完成!食べてみると驚くほど甘い!優しい甘み!ちょっと水が少なすぎた?米麹の粒が残るくらい!つぶあん派には、ちょうどいい食感!常温に置くと甘みが増していく!
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- 発酵あんこは、冷蔵庫で保存する場合、3日〜1週間ほどで食べきって。(冷やすことで酸味が増してきたら、常温に置くと落ち着きます)あずき茶は、3日ほどで飲みきってください。
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- 【発酵ポイント】冷蔵庫の低温の中では、麹菌の働きが抑えられ、乳酸菌が活性化して、酸っぱくなっていくので注意。冷凍庫で保存すれば、麹菌も乳酸菌も働きが止まり、1ヶ月ほど保ちます。
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- 【アレンジ&活用法】発酵あんこは、トーストにのせて、塩気のあるバターと合わせて「あんバタートースト」にしても美味しい!
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- 【アレンジ&活用法】市販のミニパンケーキに挟めば、「簡単どら焼き」に。
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- 【アレンジ&活用法】マグカップに発酵あずきと豆乳、ココアパウダーを入れて電子レンジで温めれば、ポリフェノールたっぷり「豆乳あずきドリンク」に!
おいしくなるコツ
とにかく、水の量と温度設定に注意。水っぽく仕上がった発酵あんこは煮詰めれば食べられますが、熱すると麹菌が死んでしまって雑菌が繁殖しやすくなり、保存が効かなくなるので注意!水は少なすぎてもダメなので、様子を見つつ調整してください。
きっかけ
電気圧力鍋を活用したくて。巷には「乾燥小豆200g・乾燥米麹200ml・発酵用の水400ml」で作るレシピが多いですが、量を変えても発酵可能か、実験するつもりで作りました。また、あずき茶を同時に作りたくて、工程を工夫しました。
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電気圧力鍋(アイリスオーヤマ PC-MA2-W)を使用。小豆の茹で汁は捨てずに「あずき茶」に。むくみ予防&貧血予防に◎