【梅仕事】年に一度の宝石作り?黄金色の完熟梅ジャム レシピ・作り方
材料(2〜3人分)
- 完熟梅
- 300g(砂糖の量を合わせれば何gでも)
- 砂糖
- 梅とほぼ同量
- 水
- 鍋の大きさによるがカップ2程度
作り方
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- 完熟梅を用意します。
今年は梅干作りでハネた、傷ありアザありの梅を冷凍していたので、傷んだところを削いで使いました。
半解凍で包丁を当てると削ぎやすい!
毎年これでいこう…
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- 2
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- 一度水(分量外)から茹でこぼします。
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- 3
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- 自然に冷ましてもいいですが、あえて待つ意味もないので水(分量外)を優しく入れて冷まします。
水を捨てたら皮をなるべく丁寧に剥がします。
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- 4
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- グシャー!!
これはお裾分け用なので、ちょっとだけ気を使って手袋してますが、どうせ煮込むので素手でもいいと思います。
ちゃんと冷めてないと、火傷します。
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- 5
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- 種の周りはエグみが強いので、ケチ心を出して絞りすぎると、後で味が決まらず苦労します。
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- 6
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- 取り除いた種や皮に水を入れます。
梅の味がいっぱい残っていてもったいないのでね…。
つまり、汁の方を使います。
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- 7
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- 潰した梅の実を鍋に入れます。
普段はしないんですが、今回は人にあげるので目の粗いザルで軽〜く裏ごししてから入れました。
そこに6の汁をザルで濾して加えます。
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- ふつふつと沸いている状態を保ちつつ、ひたすらアクを掬います。
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- <7で裏ごしをしない場合>
取りきれなかった皮などがここらで浮いてくるので、箸で摘まんで取り除きます。
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- 10
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- ただただアクを掬います。
ボコボコ沸かしちゃダメですが、かるく沸騰させた状態を保つとアクがよく集まります。
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- 11
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- アクが減ってくると少し透明感が出てきます。
ここで梅と同量の砂糖を入れます。
さらにアクを掬い続けます。
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- 12
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- アクが出なくなり、透明度も上がってきました。
味を見て、「酸っぱいけどかなり甘くなったな」というところまで、必要あれば砂糖を追加します。
ちょっとだけパンに付けてみるのも手ですね。
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- 砂糖が多いので、すこし緩いかなと思っても冷めたら粘度が増します。
スプーンに少量とって冷ましてみるといいですよ。
瓶に詰めて完成!
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- 光に透かすと美しい…。
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- ライ麦入りなど、重い感じのパンには特によく合います。
また、意外なところで豚肉と相性抜群!
ベーコンを角切りにして炒めたところに軽く絡ませたり、ポークグリルにソースとして添えても。
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- 味見をするうちに舌が酸味に慣れ、完璧のつもりが家族に「酸っぱすぎ!」と言われることも。
その場合はまた鍋に開けて砂糖と少しの水を追加して軽く煮込めばどうなかなるんですね、これが。
おいしくなるコツ
梅は酸が強いので、金属の調理器具を長時間使わないようにすること。
エグみがなるべく入らないように、皮や種が混入したまま長時間煮込まないこと。
また、あまり水を入れすぎると煮込み時間も当然長くなり、梅の香りが飛んだり色が茶色になります。
きっかけ
初めて梅干し用に高級梅をお取り寄せした際、ほんのちょっとの傷のために使えず余った梅が予想以上に出て愕然。
ジャムと梅味噌(レシピID:1420011770)に転用して使いきりました。
完熟梅で丁寧に作ればまるで宝石のように美しいジャムが出来上がります。
是非パンやベーコンに合わせてみて下さい。