初めて&少量大丈夫!ジップロックで昔ながらの梅干し レシピ・作り方
材料(25人分)
- 南高梅3L以上(傷みや傷のない梅 正味)
- 1kg
- あら塩
- 180g
- ホワイトリカー35度
- 適量
- ジップロック大 ダブルジッパー
- 2枚
- 赤紫蘇(葉の部分のみ)
- 200g
- 紫蘇用あら塩
- 36~40g
- 清潔なふきんかペーパー
- 適宜
- 耐熱ガラスボウル
- 2個
- 使い捨て手袋
- 適宜
- 梅と梅酢保存容器
- 各1個
- 洗濯ネット(100均でも)
- 1個
- 土用干し用ざる(100均)
- 1個
作り方
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- 1
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- 梅は緑の状態なら、段ボールなどにいれ2~3日追熟。
全体的に黄色く、少し柔らかくなり、桃のような香りがしてきたらOK。
上の写真は追熟中。
「完熟」南高梅は水に漬けないこと!
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- 2
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- 傷みや傷がある梅はかびの原因になるので除く。
追熟してくると、NGな梅がよくわかります。
こういう梅は梅ジュースなどに加工します。
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- 3
- やさしく梅を洗い、水気を切り、清潔なふきんかペーパーで拭く。特にへたの部分に水気が残らないように。
梅に傷をつけないようへたの部分を爪楊枝などでとる。
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- 4
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- ざるなどにあけ、風乾させる。(カビ対策)
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- 5
- ガラスボウルにホワイトリカーを適量入れ、梅の表面をくぐらせる。へたの部分はペーパーを細くしたり、綿棒などで丁寧につけるとよい。(カビ対策)
梅をジップロックに入れる。
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- 6
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- 塩を入れ、全体的に塩が回るように振ってから、平らにし、空気をできるだけ抜いていく。丁寧にジッパーをしめる。
ジップロックは二重にし、受け皿にのせ、ジッパー部分を上に折っておく。
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- 7
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- 上から雑誌、水を入れたペットボトルなどで2kg程度の重しをする。次の日から梅酢があがるので、1日に1~2回上下をそっといれかえ、梅の表面を梅酢で濡らす(カビ対策)
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- 8
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- 梅酢がふえると漏れやすいので、立てて、重石も半分~なしにする。重しのかけすぎはぺったんこ梅に。最低1日1度は梅酢に浸かっているかチェック(超重要)
空気がたまっていれば抜く。
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- 9
- 手や金けのものはいれないで。
ジップロックをやさしく回したり、上下を返したりして土用干しまで可愛がってあげます(^^)
大切な梅酢が漏れ出ないよう、ジッパーはきっちりと。
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- 10
- 紫蘇を入れない場合は、このあと手順20へ
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- 11
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- 紫蘇が出回ったら、新鮮で両面が綺麗な紫色のものを購入。葉の部分だけで一束100gなので、ボツの葉がないとして2束。
小さすぎる葉(かびやすい)、緑の葉(色出にくい)は除く。
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- 12
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- 葉を摘み取り、綺麗に洗う。大きなボウルを2~3個用意するとやりやすい。
サラダドライヤーかネットに入れて脱水機、またはぶんぶん振り回し、水気を取る。
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- 13
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- 濡れているとカビの原因になるし、カラカラだと紫蘇の液が出にくいので、カラカラの手前まで乾かす。
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- 14
- 耐熱ガラスボウルをきれいに洗い少し水気があるうちに3分ほどレンジにかけ消毒。水気は自然乾燥かペーパーで拭く。2個用意し、ボウル1で紫蘇用の塩を量る。
梅酢保存用びんを消毒しておく。
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- 15
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- 使い捨て手袋をして、ボウル2に紫蘇と半分の量の塩をいれ、両手でもみこむ。量が多いが、だんだんしなっとして、泡(アク)と紫の液がでるので、きつく絞ってすて、葉を塩の残ったボウル1へ。
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- 16
- 紫蘇をもむときに手袋を使うのは、爪などが染まりやすいのと、その後紫蘇をほぐしたりするのに便利だから。綺麗に手を洗って、ジップロックに紫蘇を入れるときは新しい割箸を使ってもOK。
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- 17
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- やさしく紫蘇をほぐしながら残りの塩をまぶし、もう一度もみ、アクを絞り捨てる。梅の漬かったジップロックを傾け、100ccほど白梅酢を入れ、ほぐしながら発色させる。
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- 18
- 梅酢は軽く重しをして梅とシソが浸るくらいあればよいので、それ以上の白梅酢はこの時点で消毒した瓶に入れて保存する。
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- 19
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- 紫蘇と15の色づいた梅酢を、ジップロックにまんべんなく入れる。
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- 20
- 土用干しまで、カビがはえてないか、梅酢に浸ってるか、変なにおいがしないか毎日チェック。紫蘇をいれるとカビリスクがアップするが、丁寧に紫蘇を処理して梅酢に浸っていれば大丈夫。
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- 21
- 土用干しは、日光と夜露(一日目は梅酢)に当てることで皮をしなやかに、実を柔らかくし、風味を増します。
まず梅雨明けにピーカンに晴れそうな日3~4日を確保。
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- できれば7~8時くらいには汁気を切りながら、梅をざるに並べ、安定した台に置き日光に当てる。下も通気よく。
梅酢はほこりよけの蓋を軽くして瓶ごと干す。
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- 紫蘇は大雑把に広げて軽く干す。風で吹き飛ぶので、ネットなどをかけておくとよいです。
ゆかりにするならカラカラまで干し、梅と一緒に保存分はしっとりしていてOK。
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- 1日目は、3時間ほど干してまだ湿ってる間に裏返す(皮がざるにくっつき、破れやすいため)。
夕方4時ごろ温かい梅を温かい梅酢に戻す。
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- 2日目、1日目同様、途中1~2回ひっくり返しながら干す。固い部分があっても日光のおかげで柔らかくなりますよ!
梅酢には戻さず、夜の間も干して夜露に当てる。
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- 都会のコンクリートジャングルでは昼夜の温度差がなく夜露がおりにくいですが、高層階では結構しっとりします。お好みでざるごと屋内に取り込んでもOK。
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- 3日目は2日目の繰り返し。梅の大きさ天気により、日数は調整。
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- 4日目の朝、皮をそっとつまみ、手の甲をつまんだようにうすく皮が実から離れれば干しあがり。重さは大体半分程度。表面はうっすら白く塩吹いた状態。消毒した保存容器に梅をいれて保存。
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- ちょうどよく干せた梅は、梅酢にくぐらせたり、漬け込んだりしなくても、保存中にしっとりしてきます(梅蜜)
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- 30
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- すぐ食べられますが、3か月以上してこなれるとより美味しい。
紫蘇は干してゆかりにするか、一部は梅と一緒に入れてもOK(たくさん入れると色が黒ずむ)
おいしくなるコツ
完熟の綺麗な梅と美味しい塩と愛情だけで、酸っぱく、しょっぱい昔ながらの梅が美味しくできます。
18%以上の塩分とジップロック(空気に触れにくい)でカビの失敗は少ないですが、干すまで毎日カビチェックを!
きっかけ
梅干し大好きだけど昔ながらの梅は高いし、安いのは添加物ばかりで変な味。自分で作ろうにもかびたらどうしようかと躊躇してましたが、ジップロックの簡単漬けを知りチャレンジ!感動した&自分なりに工夫をしたので、覚書もかねて投稿しました。
関連情報
- カテゴリ
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梅干し
- 料理名
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紫蘇入り梅干し(塩分18%)
細か~くカビ対策しています。手順が多そうですがやれば簡単!