ご飯の炊き方

ごはんの炊き方でとても大切なのは、お米に水を十分吸水させることです!
お米の中心部分の「でんぷん」まで十分に水を浸透させることを浸漬(しんせき)といいます。お米は最初の30分間で急速に吸水し、約2時間でほぼ飽和状態になります。お米の芯からふっくら炊き上げるために欠かせない工程です。
白米を炊く前には30分ほど浸水させて、おいしいご飯を炊きましょう♪
(文/料理家・井澤由美子)

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豆知識レシピ

土鍋を使った炊き方

材料(2人分)

  • お米 1合
  • 1カップ(米用)

作り方

  1. 1 お米を2~3回研いで、冬場は30分以上浸水させる。(1時間だと確実にふっくらです)
  2. 2 お鍋に浸水させたお米、分量のお水を入れ、蓋をして、沸騰するまで強火で。
  3. 3 沸騰したら、弱火に変えて、5分。その後はコンロからおろして、鍋敷きを敷いて15分蒸らす。
  4. 4 蒸らす際、冬場はタオルで包んで保温させると良いです。

フライパンを使った炊き方

材料(3人分)

  • 2合
  • 水(米から5mm程度上まで) 450cc
  • 蓋つきのフライパン 1個

作り方

  1. 1 米をフライパンに入れる。 水を入れる。 20分ほど浸す(浸さなくても問題ないです)
  2. 2 フライパンに蓋をして3分強火 沸騰させる。 弱火で14分。
  3. 3 蓋を取らずに10分蒸らす。 蒸らし終わったら蓋を取り 混ぜる。
    ご飯の炊き方

新米の炊き方/栗ごはんレシピ

材料(2人分)

  • 新米(ミルキークイーン) 2合
  • 生栗 15個位
  • 塩(藻塩) 小1位
  • 日本酒(料理酒) 大2位
  • 昆布 一枚

作り方

  1. 1 生栗は熱湯に2、30分漬けておき(または少し煮る)、とりだして、皮を包丁で丁寧にむくと形がきれい。 むいた栗は水に漬けておく。
  2. 2 新米を研ぎ、分量の水で炊く準備をする。そこから水を大2ほどすくい出し、酒と塩を加える。 昆布は米の上にそっと置く。
  3. 3 新米の上に栗を敷き詰め、ふつうに炊飯する。 炊きあがり、形がきれいな栗はよけてから混ぜ合わせると、盛り付けが素敵にできます。

もち米の炊き方/お赤飯レシピ

材料(3合分   人分)

  • もち米 2カップ
  • うるち米 1カップ
  • 茹で小豆 1カップ位
  • 小豆のゆで汁 450cc
  • ゴマ塩 少々

作り方

  1. 1 もち米2カップ、うるち米1カップを洗い、ざるに上げておく。
  2. 2 炊飯器に1を入れ、小豆のゆで汁、小豆を入れスイッチON。 (茹で汁が足りない時は水を足して450ccにする。)
  3. 3 炊き上がったら、他の容器にあけ、ゴマ塩をふって出来上がり。
  4. 4 《5合の時》 もち米3カップ、うるち米2カップ、小豆のゆで汁と水を合わせて炊飯器の目盛り4.5に合わせて炊く。

豆知識コラム

お米の量り方

お米を研ぐ前に、ひとつ気をつけたいことはお米の量り方です!
正確にお米を1合ずつ量ることが、美味しいごはんを炊くことにつながります。量る分量に毎回誤差があると、水加減が異なることとなり米の炊き上がりに影響が出てしまいます。
【お米の量り方】
① 1合180mlの計量カップを使い、山盛りに米を詰め入ます(一度軽くゆするとカップにしっかり詰まります)。
② 箸などを使って、すり切り1杯を量り、あふれた余分な米を除きます。これで1合となります。

お米の研ぎ方(吸水について)

はじめに水を加えたら、ゆっくりせず手早く進めましょう!
せっかくきれいな水を吸わせても、ゆっくりしているとお米についていた「ぬかの臭い」を吸ってしまいます。軽く2~3度底から混ぜたら、すぐに水を捨てましょう。
次に研ぐ工程に入るので、水はしっかり切っておくことが重要です。

お米の研ぎ方(手の使い方)

ほぼ水が切れた状態で、米を研ぎ始めましょう。指をボールを握るような手つきで、シャカシャカと20回程度『ボウルの中をかきまわすように』して研ぎます。力を入れすぎずに、同じ方向にぐるぐるとかき混ぜてください。ボウルに水を入れて白く濁った研ぎ汁を捨てます。底の方に濃い研ぎ汁が残ることがありますので、捨てる前に、一度底から軽く混ぜてから捨ててください。

お米の研ぎ方(お水の取り替え)

素早く「水をためて研ぎ汁を捨てること」を合計3回程度行ってください。うっすら米が透けて見えるくらいの透明度になるはずです!
この程度の透明度で米の研ぎは終了です。あとはそのまま浸水させて鍋で炊くか、炊飯器で美味しく炊くかしてください。透明になるまですすぎを繰り返すとお米の栄養や旨味が無くなってしまいますので、注意してください。

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