一番簡単な?ビーツの下茹で&保存法【覚え書き】 レシピ・作り方
作り方
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- ビーツは皮をむき、食べやすく切る。
ここではころころとさいの目に切っています(手順5参照)。
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- 耐熱容器に入れ、ラップをする。電子レンジで加熱する。
加熱時間ですが、500~600ワットの場合、ビーツ200グラムあたり4~5分です。
加熱後は粗熱が取れるまで放置(コツ参照)。
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- 粗熱が取れたら、1回で使う量ごとにラップで包む。
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- フリーザーバッグに入れて、空気を抜くように閉じる。冷凍庫へ。
3カ月ぐらいは保存できますよ。
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- 【切り方はお好みで】
使い勝手がいい千切りもお勧め。
大きめサイズ(切り方)の場合、電子レンジの加熱時間を長めにするか、一度に加熱する量を少なめにするなど、調整してくださいね。
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- 【ビーツの下茹でについての考察】
ビーツは生食もできます。つまり灰汁がきつい野菜ではないということ。下茹でする最大の理由は「色落ち」「色移り」だと思われます。
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- ビーツの色はベタレインという水溶性の色素によるものです(赤紫色はベタシアニン、黄色はベタキサンチン)。煮込めば煮込むほど溶け出してしまい、煮汁もほかの食材も着色させてしまいます。
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- そこで、下茹でによってあらかじめ火を通しておき、煮込み時間を短くする必要があるのです。また下茹での際もベタレインが大量に溶け出すのを防ぐため、皮をむかずに丸ごと茹でるのです。
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- しかし皮つきで大きいサイズのビーツを軟らかく煮る(下茹でする)には長時間かかります。このため、「下茹で1時間(3時間)」
みたいなデフォルトが生まれてしまったのではないでしょうか。
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- ちなみに「酢水で茹でる」とするデフォもあるようですが、これは酸性の水で茹でることで発色効果を高めているのでしょう。アルカリ性だとベタレインが不安定で色も変化してしまいます。
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- 以上の点から、「小さく切って電子レンジ加熱」→「水にさらさずに保存」という方法は、ビーツに効率よく火を通し、ベタレインはあまり失われず、発色にも問題ない下処理だと考えられます。
おいしくなるコツ
手順2。ここは水にさらさないでくださいね。ビーツの色素が水に溶けて(=一部が失われて)しまいます。詳しくは手順6以降をご参照ください。
注:粗熱を取るための時間は調理時間(作業時間)に含めていません。
きっかけ
生でも食べられると農家の方に聞き。これまでの下処理は何だったのかと。いろいろ調べて、実際に試してみました。
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そんな疑問を感じたら、この方法を試してみて。
作業時間10分、色落ちだってしませんよ。