手軽に再現☆江戸時代の調味料「煎り酒」 レシピ・作り方
材料(使い切れる量人分)
- 日本酒
- 200cc
- 鰹節
- 100cc(重さ4~5グラム)
- 梅干し
- 1個
- 水、たまり醤油
- 各小さじ1
作り方
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- 1
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- 鍋に材料をすべて入れ、温める。
煮立てて水分を飛ばしていく(時々、梅干しを転がすといいですよ)。
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- 2
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- 半分ぐらいまで煮詰まったら火を止める。
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- 3
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- 茶こしなどでこす。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
完成!
注:冷却にかかる時間は調理時間に含めていません。
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- 4
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- 【使い方】
梅の香りが爽やかで、鰹節の風味がアクセント。醤油の代わりに、刺身に付けて食べると、素材の旨さが引き立ちますよ。うちではかなり好評でした。
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- 5
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- 【たまごふわふわ】
煎り酒を使う江戸時代の料理です。
レシピID:1200009067をご参照ください。
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- 6
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- 【ドレッシングにしても】
煎り酒を使ってドレッシングを作るのもお勧め。フレンチ・ドレッシング風に仕立てるなら、「お江戸レッシング」(ID:1200009076)をご参照ください。
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- 7
- 【煎り酒】
室町時代末期に考案され、江戸時代中期まで広く用いられていた調味料。醤油の普及に伴い、次第に利用されなくなったそうです(ウィキぺディアより抜粋)。
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- 8
- 江戸時代にベストセラーだったレシピ本「料理物語」には「熬酒(いりざけ)は鰹一升に梅干十五乃至二十、古酒二升、水少々、溜り少々を入れて一升に煎じ、漉し冷してよし」とあります(同前)。
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- 9
- 現代語訳:鰹節1升(1.8リットル)、梅干し15~20個、日本酒(新酒でないもの)2升(3.6リットル)、水少々、たまり醤油少々を入れて、1升にまで煮詰める。漉して冷ますとよい。
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- 10
- このレシピでは、作りやすいように1/18(十八分の一)の量で再現しています。
メイン写真も江戸時代っぽく写してみました(何故か長崎の出島扇子ですが。。汗)
おいしくなるコツ
梅干しの量を増やして、もう少し塩辛い仕上がりにしても。梅干しが保存食だということ、そして少量の菜(おかず)で大量の白米を食べていた江戸時代の食生活を考えると、当時の梅干しは今よりも塩辛く、煎り酒も塩分濃度が高かった可能性があります。
きっかけ
「たまごふわふわ」を忠実に再現したくて、煎り酒を作ってみました。現代的には(?)鰹節を煮立てちゃうところに少し抵抗あったのですが(苦笑)。
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昔はメジャーな調味料だったんだとか。
ここでは江戸時代のレシピ本を元に、少量を手作りします。
さあ、味覚のタイム・トリップ♪