香港テイストの甘じょっぱい奶黄(カスタード)月餅 レシピ・作り方
材料(8(個)人分)
- 〈奶黄餡(カスタード餡)〉
- 約320g
- 白インゲン豆(水煮缶※)
- 正味約240g
- ※塩味のついている料理用のもの
- 砂糖
- 60(甘さ控えめ)~80g
- 咸蛋(アヒルの塩卵)の黄身
- 1個分
- ゆで卵(鶏卵)※の黄身
- 1個分
- ※咸蛋に替えてもOK
- スキムミルク※
- 20g
- ※コーヒー用ミルクパウダー可
- バター
- 10g
- (調整用)スキムミルクまたは牛乳
- 必要があれば適量
- 〈皮(16g/個)〉
- (約Φ4.5cm×高さ4cm)※
- ※50g容量の抜き型使用
- 薄力粉
- 64g(8g×8)
- 塩
- 少々
- 蜂蜜
- 40g(5g×8)
- 花生油(ピーナッツオイル)
- 24g(3g×8)
- 〈打ち粉用〉
- 強力粉
- 少々
- 〈仕上用〉
- みりん
- 少々
作り方
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- 1
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- 〈奶黄餡(カスタード餡)を作る〉
白インゲン豆の缶※の水気を切る。
※少し塩味がついたイタリア製(内容量400g、固形量240g)使用。
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- 2
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- フードプロセッサーの容器に白いんげん豆、砂糖、ゆで卵&咸蛋※の黄身、スキムミルクを入れる。
滑らかになるまで、撹拌する。
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- 3
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- ※柔らかいものもあり、液体が流れ出る場合もあるので、注意する。
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- 4
- 耐熱容器に移し、電子レンジで加熱して水分を飛ばす。
加熱ムラのないように、途中数回取り出してゴムべらで混ぜる。
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- 5
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- 約320gになるのが、出来上がりの目安(冷めると固くなることを考慮)。
ちょうど良い加減になったら加熱をやめる。
バターを加えて混ぜ、計量する。
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- 320gない場合、スキムミルクを足す。
硬い場合は牛乳で調整する。
餡の表面にラップを貼り付けて冷ます。
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- 〈備考〉
餡は「水煮缶deなんちゃって白あん」(レシピID:1560009305)
をベースにしています。
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- 8
- 砂糖は60gだと甘さ控えめ、スキムミルクの代わりにコーヒー用ミルクパウダーを使用すると柔らかめになります。
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- 8等分(40g/個)して丸める。
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- 〈皮の生地を作る〉
ボウルに薄力粉と塩を入れ、その他の材料※を加える。
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- ※ピーナッツオイルの代わりにサラダオイルでもOK。
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- つるんとした状態になるまで、ゴムべらで混ぜこねる。
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- 8等分(16g/個)※して丸める。
※餡に対する皮の分量が少なめなので、調整して総量が約50gになればよい。
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- 〈餡を包む〉
生地をラップではさみ、底の平らな容器で7~8cmの円になるように押しのばす。
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- 上のラップをはずし、餡を生地の上にのせる。
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- 餡に生地を這わせるように伸ばしながら包む。
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- 〈成形する〉
十分に打ち粉をまぶし、型抜きする。
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- 包餡直後は粉が浮いた状態なので、オーブンを予熱する間馴染ませる。
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- 〈焼成する〉
予熱したオーブン中段で200℃約15分焼く(よい焼き色がつくまで)※。
少し膨らんだ状態になる。
※水分が多い餡の場合や加熱時間が長いと皮が割れる恐れがある。
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- (注)
今回はオーブン下段を使用しました。
底は十分焼けていますが、トップの焼き色が薄めなので、上火に近い中段に替えた方がよいかもしれません。
その際は、様子を見ながら時間少なく。
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- 〈仕上げる〉
取り出して、トップにみりんを刷毛で塗る(粉気が消える)。
粗熱が取れたら再度塗る(底と側面も)。
ある程度乾いたら、ラップで包んで保存する。
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- 翌日以降が全体に味がなじみ、皮もやわらかくなって美味しくなる。
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- 〈備考1〉
お手本にしたのは、鉅記(koi kei )餅家の約55gの迷你(ミニ)月餅。
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- ご覧のような、本場の皮が薄めの仕上がり※に近づけるため、皮):餡=1:2.5で。
包みにくい場合、適宜割合を調整してください。
ちなみに、今までのレシピでは1:1.5位でした。
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- ※皮:餡=1:4位のものもあるようです。
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/201610030000/
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- 〈備考2〉
干支の鶏の模様で。
中段で焼きました。
餡が膨張して皮が破れそうなときは、早めに取り出してください。
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- 皮生地:餡=1:3で。
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- 〈備考3〉
白あんを緑豆餡に替えて。
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/202306150000/
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- 〈備考4〉
自家製白あん(レシピID:1560010569)+咸蛋黄身2個で。
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- 詳細はブログ参照
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/202306250000/
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- 〈参考1〉
大福のような冰皮(ひんやり)月餅にする場合は、柔らかめの餡の方が皮との一体感が出ます。
http://cookpad.com/recipe/4065373
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- 〈参考2〉
cookpadでも色々な月餅をご紹介しています。
https://cookpad.com/kitchen/2496250
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- 〈参考3〉
皮の配合の違いによる比較について
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/201809210000/
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- 〈参考4〉
薄皮での包餡
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/201908260000/
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- 〈参考5〉
皮:餡=1:4の超薄皮で
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- 詳細はブログ参照
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/202306270000/
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- 檸檬月餅(楽天レシピID:1560011974)
ブログ掲載
https://plaza.rakuten.co.jp/minfannote/diary/201908300000/
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- 〈参考6〉
「咸蛋(塩卵)不使用の奶黄(カスタード)月餅」
(レシピID:1560014418)
おいしくなるコツ
塩味がきいているので、甘みを感じやすいと思います。
後から砂糖やスキムミルクをプラスできるので、お好みの甘さ&味にしてください。
固さも水分を飛ばしたり、加えたりして後から調整できます。
皮と餡の割合はお好みで調整してください。
きっかけ
香港土産の月餅をお手本にしました。
しっかりと固めの餡で、咸蛋(塩卵)入り、ミルクというよりもキャラメルのような濃厚な甘さ、塩味のおかげでこの上もなくくどい!香港テイストです。
原材料を頼りに再現してみました。
香港のお土産のカスタード月餅がお手本です。
柔らかいクリームではなく、しっかりとした食感&隠し味以上の塩入り餡を再現してみました。