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正しい食生活で美肌を保つ!夏の温度差と美容の関係は?

温度・湿度差のある環境とお肌の関係とは?

外に出ると汗をかき、乾きにくいのが高温多湿の日本の夏。しかし、電車やオフィスに入ると25℃以下でカーディガンなどの羽織ものが一枚ないと身体が冷えてしまう・・・この温度と湿度の差はお肌にとって大きなストレスとなります。

私たちの身体は常に一定の状態を保とうとして汗をかくことでお肌表面の温度を下げたり、皮脂を出して乾燥から守ろうとしたりしています。このように汗や皮脂の分泌の変化が大きいと毛穴の開きやかゆみ、あせもなどの原因となり、さらに紫外線により活性酸素が多く作られることでお肌のトラブルにつながりやすくなってしまいます。

また、この温度差の変化が何度も繰り返されると身体の恒常性を保つために働く自律神経が乱れやすくなってしまうのです。自律神経の乱れが夏バテとして知られている倦怠感の原因になり、風邪などの体調不良を引き起こしやすくなります。

自律神経を整えるオススメ食材

自律神経とは体内の活動を24時間調整することで身体を常に同じ状態に保つために働いている神経で、体が元気に活動しているときに働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経の2つに分けられます。

この自律神経のバランスを保つことでお肌の代謝もスムーズに行われ、肌荒れの予防・改善にも役立ちます。バランスを整えるためにオススメなのはビタミンB群が多く含まれる食材です。ビタミンB群は糖質、脂質、たんぱく質といったエネルギーの代謝をスムーズにする働きがあるだけでなく、神経系を整える働きもあります。

豚肉や青魚、チーズ、発酵食品である味噌や納豆などに多く含まれます。主食のお米も白米ではなく胚芽米や玄米、雑穀米を混ぜたものにするだけでもビタミンB群の摂取量を増やすことが出来ます。また、ストレスを感じやすい人はビタミンCの消費も多くなりますので野菜や果物を積極的に摂るように心がけましょう。

生活習慣を整えて快適な夏を迎えましょう!

お肌の健康を守るためには生活習慣を見直すことも大切です。
オフィスの冷房が強い場合は温かい飲み物を飲むことで体の内側からの冷えを予防することができます。湯船につかってリラックスすることや十分な睡眠時間をとることなどしっかりと体を休ませることも美肌にとっては重要なポイントです。

この夏は温度差に負けない健康美肌を目指しましょう!

(テキスト: 磯村 優貴恵)
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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