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この冬は血流UPで巡るカラダを作ろう!

血流が悪いとなぜダメなの?

私たちの全身を巡っている血液は酸素や食べ物から摂った栄養を運ぶ大事な役割があります。しかし、血流が悪くなると酸素や栄養がうまく運ばれずに結果として血色が悪い、お肌トラブルが起きる、便秘や体調不良といった原因となります。

身体を内側から温めて血流を良くすることは寒い冬に負けない健康美への第一歩なのです。

食べ物で体の内側から温めよう

血流を良くするには大きく分けて2つのポイントがあります。

まずはバランスの良い食事をすること。
食事をすると摂った栄養素の一部が体熱として消費されます。ごはんを食べた後に体がポカポカするのはこのためで、これを「食事誘発性熱産生」といいます。

つまり、きちんと食事を摂ることで体温を作るために代謝がアップし、身体全体が温まるのです。ダイエットしたいから・・・と制限してきた食事が実は冷えを招いている原因となっていることもあります。
まずは基本の3食をしっかりと食べることで体を内側から温めましょう。

二つ目は体を温める食材を摂り入れることです。
冷え対策の食材として生姜は有名ですが、生姜の摂り方にもポイントがあります。それは加熱して摂るということです。

生の生姜に含まれる辛み成分はジンゲロールといって殺菌作用があります。ジンゲロールは生姜を加熱したり乾燥したりすることでショウガオールという成分に変わります。ショウガオールは身体の深部の熱を作り出す働きがあり、冷え予防に役立ちます。

炒め物や煮物に加えたり、温かい紅茶やココアに加えたりするなど、毎日の生活に取り入れ続けることが手足の先端までぽかぽかになるポイントです。

ファッションにも気を遣って冷え予防!

冷えは普段のファッションとも大きく関係しています。スキニーパンツやヒールが高く先の細いブーツはお洒落で見た目もスタイリッシュなので冬場のファッションの定番でもあります。しかし、その一方で締め付けが強いために血流を制限して手先や足先まで十分な血液が行かずに冷えの原因となります。

そのため、きちんと自分に合ったサイズの服を選ぶとともに、体に締め付けの少ないものを選ぶのも血流UPには大切なポイントとなります。

食事やファッションに意識を向けながら、身体の隅々まで巡りの良い体を作ることで冬のインナービューティを始めてみませんか。

(テキスト: 磯村 優貴恵)
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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