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砂糖の選び方はキレイの分かれ道!

砂糖の摂りすぎは美容の敵?!

日頃からなんとなく口にしているお菓子や飲み物には砂糖が多く使われているため、知らず知らずのうちに砂糖を大量に摂っている可能性があります。特に炭酸飲料などには500mlのペットボトル1本に含まれる砂糖の量は、スティックシュガー(1本3g)に換算すると10本以上になるものもあります。

砂糖の摂りすぎはお肌のくすみやたるみといった老化を招く「糖化」を促進し、ビタミンB1やカルシウムなどのビタミン・ミネラルの消費を早めてしまいます。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際に必要な栄養素ですので、不足することで疲れやすくなったりむくみやすくなったりする原因となります。

また、カルシウムは骨や歯の健康だけでなく、お肌の潤いや眼の強膜を丈夫にするために必要となります。カルシウム不足が長く続くと骨粗鬆症のリスクも高くなるため、綺麗な笑顔やバックスタイルを保つためにはしっかりと摂りたい栄養素の一つなのです。

気になる砂糖の選び方

ひと口に砂糖といっても種類はさまざま。中でも注意するべき砂糖は「白砂糖」です。

白砂糖は原料であるサトウキビなどを精製した状態の砂糖です。たとえるならば玄米を精製してできた白米にあたります。周りに含まれる栄養素をすべて精製してしまうため、見た目は真っ白で綺麗なのですが、栄養素は糖質のみ。そのため吸収が早く、血糖値が急上昇します。

急上昇した血糖値は下降するのも早く、体はすぐに糖分が不足していると感じて次の糖分を要求するようになります。こうしてどんどん砂糖(糖分)の摂取量が増えてしまうのです。

ここで大切なのが砂糖の選び方です。黒糖やきび砂糖は精製度合が低いため、原料となるサトウキビに含まれているミネラル分が多く残っています。料理に使用する際も黒糖やきび砂糖の方がしっかりとコクが出るため、白砂糖よりも少ない量でも満足度が高まることがあります。

糖分と一緒に摂りたい栄養素

砂糖(糖分)とかしこく付き合うためには摂りすぎに注意することはもちろんですが、糖分の代謝をスムーズにするビタミンB1、血糖値の上昇を緩やかにするための食物繊維も一緒に摂ることを心掛けましょう。

おやつをやめるのが難しい・・・という方は、食物繊維やビタミン・ミネラルを含む果物に変えてみるというのもオススメですよ。

(テキスト:磯村 優貴恵)
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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