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ナッツ類はダイエットの敵?それとも味方?

ナッツの栄養とダイエットの関係

ナッツ類にはクルミやアーモンド、カシューナッツやピスタチオなど様々な種類がありますが、100gあたりおよそ600kcalとエネルギー量は高めです。※1

その理由としてナッツ類は半分以上が脂質でできていることが挙げられます。「脂質」と聞くとダイエットの敵のようなイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、脂質は大事なエネルギー源となるだけでなく、ホルモンの材料になったりお肌の潤いを守ったりする働きがありまます。

ナッツに含まれる脂質は不飽和脂肪酸が多く、悪玉コレステロールを抑える役割があります。さらに、ナッツには100gあたり10g前後もの食物繊維を含みます。※1食物繊維は体内の不要なものや余分なものを絡めとって出すデトックスの役割があるため、ダイエットの強い味方となってくれます。

ビタミンやミネラルも豊富で、特に若返りのビタミンとも呼ばれるほど高い抗酸化作用を持つビタミンEが豊富に含まれています。※1

ダイエットの味方・・・でも食べ過ぎには注意!

綺麗を保ちながらもダイエットの役に立つナッツですが、カロリーや脂質も高い食材でもありますので、やはり食べ過ぎには注意が必要です。小腹がすいたときのおやつとして食べる際は20g(アーモンドで約20粒)を上限の目安とすることをオススメします。

ナッツ類はコンビニやスーパーで手軽に手に入れることができますが、選ぶときには以下の3点に注意をしましょう。

① 食塩の添加
おつまみ用にと食塩の添加をされているものが多く見られますが、摂りすぎると塩分によってむくみの原因にもなります。

② 油脂の添加
保存性等の理由で植物性油脂を添加しているものもありますが、時間とともに油脂は酸化してしまいます。

③ 砂糖の添加
ナッツ類はチョコレートやキャラメルといった糖分との相性もとても良いためお菓子として加工されているものも多くありますが、その食べやすさからついつい食べ過ぎてしまい脂質や糖質の摂りすぎによって肥満の原因にもなりますので注意が必要です。

ナッツ類を選ぶ際はシンプルで加工していないものを選び、少量ずつよく噛んで味わいながら食べることが大事なポイントです。

どんな食材も食べ過ぎはNG。上手に摂り入れることで楽しく綺麗になれるダイエットを目指しましょう!

(テキスト:磯村 優貴恵)

※1 『文部科学省』「食品成分データベース」http://fooddb.mext.go.jp/index.pl
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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