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水分補給だけじゃない!毎日の食事で熱中症に負けないカラダ作り

これから本格的に暑い夏が到来する7月!海水浴に、夏フェスに、BBQ・・・そんな夏本番に心配なのが「熱中症」。

楽しい夏のレジャーを思いっきり楽しむためには、早めの備えが必要です。熱中症予防には水分補給が欠かせませんが、今回は飲み物だけではない、普段の食べ物から熱中症対策をする方法を紹介します。

「夏野菜のガパオごはん」は、彩りの良い夏野菜をたっぷり使ったレシピ。暑さに負けないカラダ作りに必要な栄養素や、おうちで簡単に作ることができるエスニック料理です。
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水分だけでは危険!?ビタミンとミネラルでカラダ作りを

夏にかかりやすい熱中症の主な原因は、汗によってカラダの必要な水分が奪われてしまうことによって、内臓や脳の機能が低下することにあります。人の身体の水分は約60%。体重のたった2%の水分が失われただけでも人は脱水症状となり喉の渇きを感じ始めます。

しかし、水ばかりがぶがぶ飲んでしまうのは実は危険。大量に汗をかいた場合は、水分補給と同時に塩や梅干しなど塩分を含む食事でナトリウムの摂取を心がけましょう。

さらに、水分代謝に関わるミネラルであるカリウムも、汗と一緒に失われる栄養素。不足すると脱水症状になってしまうため、普段の食事からカリウムを摂取することが大切です。

なす、ズッキーニなどの野菜やナッツ類にはカリウムが豊富に含まれています。夏に不足しがちなカリウムやビタミン類といった栄養素を、カラフルな夏野菜でおいしく補給して、熱中症を予防しましょう。

ガパオごはんは疲労回復にも効果的!

豚肉に多く含まれるビタミンB1は疲労回復やエネルギー代謝を促してくれます。
玉ねぎ、にんにくに含まれるアリシンと組み合わせると、より吸収効率アップ!ビタミンB1+アリシン=アリチアミンという、疲労回復に効果的な脂溶性の物質になります。油と一緒に炒めて摂取するのは効果的なので、まさにガパオごはんは疲労回復にぴったりのレシピです。

また、赤ピーマンにはビタミンCがたっぷり!ビタミンCは夏の紫外線などのストレスから身を守り、疲れを軽減してくれます。その上、夏のシミ・そばかす予防にも役立つので良いことづくし。

ガパオごはんを食べて、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

おうちで簡単!本格エスニック。気になる作り方は・・・

本格的なエスニック料理なのに、とっても簡単!ワンプレートで楽しめる、一人暮らしの方にもオススメなメニューです♪

作るときのポイントは、お野菜を炒めすぎないこと。ビタミンCは加熱に弱いため、さっとお肉と混ぜ合わせる程度でOKです。
夏野菜のガパオごはん 豚ひき肉、玉ねぎ、なす、ズッキーニ、赤パプリカ、… by 楽天レシピ

熱中症予防には、食事をしっかり摂ってエネルギーチャージを!

暑い時期は食欲不振になりやすいですが、日ごろからバランスを考えて食事をとることで、熱中症を予防することができます。

今回ご紹介した、ナトリウム、カリウム、ビタミンB1、ビタミンCなどの栄養素だけを摂取すれば良いということではなく、これらを特に意識しながら旬の野菜や果物等をうまく取り入れつつ、他の栄養素も毎日の食事でバランスよく摂っていくことが大切です。
熱中症予防や対策についてもっと詳しく知りたい方は「熱中症ゼロへ」HPをご覧ください。

(テキスト: 藤橋 ひとみ)
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このテーマの作者紹介

藤橋 ひとみ

管理栄養士・調理師
お茶の水女子大学を卒業後、管理栄養士国家資格を取得。大学院に進学し、東大先端研にて、生活習慣病の発症に関わるエピゲノム解析を行う。卒業後、食品メーカーにて商品開発業務を経験後、内側からキレイ、健康になれるお食事を広めるべくフリーの道へ。
女性のお悩みを内側から改善する栄養講座やお料理教室の主催、個別カウンセリング、コラム執筆、レシピ開発など幅広く活躍中。

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