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内側からのケアで化粧崩れを最小限に!

お出かけするときの気分をさらに楽しくしてくれるメイクアップは紫外線対策としても有効です。しかし、強い日差しの中で長時間過ごすとどうしても避けられないのがメイクの崩れ。

このメイク崩れを防ぐためには日頃のスキンケアや下地を丁寧に仕上げるなどの方法が知られていますがメイク崩れの一番の原因である「皮脂」や「乾燥」は体の内側からのサインです。外側からのスキンケアだけでなく、内側からのケアをしっかりと行うことによってメイクの崩れにくいお肌作りを目指すことができます。

脂質代謝をよくするには?

まず、皮脂のコントロールは体内での脂質の代謝をスムーズにすることがポイントです。
私たちの体はごはんやパンなどの炭水化物、肉・魚・豆類などに含まれるたんぱく質、油やバターなどに含まれる脂質の3つの栄養素がエネルギー源となっています。

しかし、これらがうまく代謝できていないと疲れやすくなったり、体の不調やお肌のトラブルの原因となったりします。中でも過剰な皮脂は脂質の代謝がうまくできていないことが原因の一つに挙げられます。脂質の代謝をスムーズにしてくれるのがビタミンB2です。ビタミンB2はレバーや納豆、乳製品や雑穀などに多く含まれます。

夏でも肌の乾燥に注意

2つ目は乾燥。
お肌の乾燥は紫外線をたくさん浴びるだけでなく、気温が高い夏は体内の水分が奪われやすく、乾燥しやすい季節でもあります。また、極端な食事制限で脂肪の摂らなさすぎも原因となります。

魚や大豆などに含まれる質の良い油を適量摂ることに加えて、お肌の潤いを保つビタミンAを含む食材を摂ることも必要です。ビタミンAはお肌の潤いを保つことはもちろん、免疫力UPにも役立つ栄養素なので、風邪をひきやすい方にもオススメです。レバーやうなぎ、卵、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれており、熱に強く油と一緒に摂ることでスムーズに吸収されるという特徴があります。

あの身近な食品で問題解決!

脂質の代謝をスムーズにすることで過剰な皮脂を防ぐとともに、潤いを保つことで乾燥による毛穴の開きを抑えて、メイクの崩れにくいお肌作りに役立ちます。
なかなか食事を変えるのが難しい・・・という方は、雑穀ごはんに具だくさんのお味噌汁を基本の食事に取り入れることをオススメします。

この夏はいつものスキンケアにプラスして食事にも意識を向けてみましょう!

(テキスト: 磯村 優貴恵)
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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