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ダイエットは運動が関係なかった!?食べる「量」がキー

ダイエットの基本はまず自分を「知る」こと

ダイエットをしよう!と決めたらすぐに行動に移したくなりますが、その前に一番大事なのが「現状把握」です。

毎日どのようなタイムスケジュールで生活し、どんな食事をしてどのくらい体を動かしているのかを把握することで気を付ける点が明確になります。

エネルギーの摂取と消費のバランスを整えよう

ダイエットの理論はいたってシンプルで「摂取エネルギー<消費エネルギー」です。

「摂取」は主に食生活に関連しています。食事の「量」と「質」を整えることが重要なポイントとなります。

消費エネルギーは主に運動に関連しています。
最近のアメリカの研究では運動をするよりも食生活を正すほうがダイエットには最適なのではないかという結果も報告されています。もちろん、運動をすることはエネルギー消費を促し、代謝の良い体作りに欠かせませんが、同時に食事にも気を遣うことでさらにダイエット効果が期待できます。

少なすぎる食事はダイエット効果なし!?

20代~40代の女性の推定エネルギー必要量はおよそ2000kcal*1。
しかし、実際は1,700kcalに満たない量しか摂っていません。*2

極端に少ない食事や○○しか食べないといった食事をすると、体は「栄養が足りていない!生命の危機だ!」と判断し、省エネモードになり、次に入ってきた食べ物を蓄えようとします。これがリバウンドや食事を減らしても痩せない理由です。

さらに食べる量が少なくなると便の材料が不足するため、便秘の原因にもなります。しっかり食べて不要なものはきちんと排出できる体作りをしましょう。

シンプルな食事がスマートな体をつくる

1日に必要なエネルギー量を2,000kcalとすると、そのうち60%は炭水化物(糖質)から摂ることが推奨されており*1、重さに換算すると300gに相当します。

ごはん1杯(150g)に含まれる炭水化物は約55gですので、1日3食ごはんをしっかり食べることはバランスの良い食事に近づく大事なポイントでもあります。

さらに雑穀を混ぜたり旬の野菜をたっぷり使ったお味噌汁を添えると代謝に欠かせないビタミンやミネラルを摂ることが出来ます。

ダイエット食と聞くと難しく考えてしまいがちですが、実はこうしたシンプルな食事が一番スマートな体作りへの近道だったのです。

(テキスト:磯村 優貴恵)

■参考文献
*1:推定エネルギー必要量:日本人の食事摂取基準(2015年版)
*2:エネルギー摂取量の現状:平成25年度の国民健康・栄養調査
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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