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赤ちゃんは甘味が大好き!離乳食に甘味を使うコツは?

離乳食は薄味に!

離乳食は薄味で!とよく言われますが、「味がないとおいしくないのでは?」「薄味だと食べてくれない」と悩むママも多いです。
なぜ、薄味にするのか。それは濃い味付けだと赤ちゃんの体に影響があるためです。

離乳食は本来、食事や生活のリズム作り、食材の味や食感を知る、食事は楽しいと学ぶことが目的なので、味付けは特に必要ありません。
それに加えて塩分や糖分を大人と同じように摂ってしまうと内臓機能がまだ未熟な赤ちゃんにとって消化するのが負担となってしまいます。

また味覚が作られる時期なので、この時期の味付けが一生の食の好みに関わってきます。濃い味に慣れてしまうと偏食になることもあるため、離乳食は薄味にするようにしましょう。

赤ちゃんが甘味を好むのはなぜ?

赤ちゃんは甘い食材をよく食べる傾向にあります。それにもちゃんと理由があるんです。
それは、赤ちゃんは母乳やミルクの味である甘味を本能的においしいと感じるからです。赤ちゃんが生まれて初めて出会う味覚である甘味は安心できる味なのです。

甘味が好きといっても離乳食で大人と同じような甘味は必要ありません。大人がおいしいと感じる甘さは赤ちゃんにとっては甘すぎます。
赤ちゃんに必要な甘みの目安としては、母乳やミルクの味や市販の赤ちゃん用食品をママも食べてみてください。ママには物足りない、ほのかに甘い、それくらいで赤ちゃんは十分ですよ。

甘味を付けるのにオススメな食材は?

薄味にと言っても食べてくれないとママも不安になりますよね。そんな時には自然な甘味を付けるようにしましょう。
甘味を付ける=砂糖を使うだけではありません。りんごやバナナなどの果物、にんじんやかぼちゃなどの野菜、メープルシロップがオススメです。

メープルシロップと同様にはちみつも自然なもので良いと思われがちですが、はちみつは乳児ボツリヌス症になる可能性があるため1歳未満は絶対にNGです!(※1) 同じ理由で黒糖、きび砂糖も注意しましょう。

赤ちゃんにもおいしいものをと考えるのはとても素敵なことですが、赤ちゃんのためにも時期に合った甘味を取り入れていきましょう。

(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)

(※1)『厚生労働省』 「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html (2017.8.3アクセス)
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このテーマの作者紹介

上野 知佐

管理栄養士・幼児食アドバイザー
1988年生まれ。昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。
社員食堂での勤務を経て、特定保健指導、妊婦さんや産後ママ向けのダイエット指導を行う。現在は、自身の妊娠を機に妊婦さん向けレシピや離乳食、幼児食、母乳育児ママ向けレシピをブログにて発信中。

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