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脳に良いのはウエストに良い!若い人も要チェックな脳に良い食材&認知症予防

「認知症?この年齢からそんなこと考えなくても…」そう思っていませんか?実は若い頃の生活習慣が認知症発症の有無やタイミングに影響しています。

2025年には認知症患者が700万人以上になると予測されています。なんと、65歳以上の5人に1人という計算です。※1 そのような日本の将来も頭の片隅に置きながら、今回は若いうちからできる認知症の予防策を紹介します。コツは太らない生活習慣とイコールでもあります。そのコツと、特に脳に良い食材を生活の中に取り入れていきませんか?

脳に良い食材

① 大豆・卵
記憶力をアップさせる「レシチン」が豊富です。

② バナナ
「トリプトファン」を含みます。トリプトファンは神経伝達物質であるセロトニンの原材料です。セロトニンは別名で幸せホルモンと言われ、思考を安定させ、幸福感や満足感を感じやすくします。

③ 青魚
血液をサラサラにし、脳の血流を良くする「DHA・EPA」が豊富です。

老化を進める「糖化」

脳が老化する原因の一つに「糖化」があります。糖化とは、体内のタンパク質や脂肪が糖と結びついて劣化することで、その過程で糖化最終生成物(AGEs)という老廃物を生成しますが、このAGEsが脳を老化させるのです。

糖化を進める原因の一つが、糖のとりすぎです。特に清涼飲料水や加工食品・調味料に含まれる「果糖ぶどう糖液糖」や、菓子パンや菓子に含まれる過剰な「白砂糖」は糖化を進めてしまうので要注意です。

一方、糖は脳のエネルギー源でもあります。ポイントは糖の種類!ごはんや麺の「でんぷん」から糖を摂りましょう。

肥満予防は体の健康維持だけではない!

何を食べるかと同じくらい大切なことは、よく噛んでいるか?です。咀嚼は頭に近い部分の血流を良くします。また、よく噛むとだ液が出るため、風味や味わいが脳を刺激します。

脳も体も「これだけ食べていれば大丈夫」というものはありません。しかし、過剰な糖分を控え、ごはんと大豆や魚をよく噛んで食べるなど、「肥満予防=認知症予防」であることはわかっています。

いつもと違う行動をすることも脳を刺激してくれますよね。帰り道を変えたり、寝る前にストレッチをしたり。または、今夜は新しいレシピにチャレンジしてみませんか?

(テキスト: 松原 郁実)

※1 『厚生労働省』「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000079008.pdf
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脳にもウエストラインにも良いレシピ3選

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箸が止まらぬ美味しさ♪ 秋刀魚のごまだれ漬け丼 秋刀魚の刺身、長葱のみじん切り、ご飯、刻み海苔、大葉、… by らるむ。
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このテーマの作者紹介

松原 郁実

管理栄養士・健康食育シニアマスター・きのこマイスター
高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科を卒業。ヘルスケア系企業や総合健康保険組合でメタボ改善支援・健康教室の業務に携わり、栄養相談は3000名以上を実施。働き盛りのビジネスパーソンに向け、おいしく・賢く食べるコツを提案している。
現在は雑誌の健康コラム執筆、TVの栄養監修等を含め、大人の食育セミナー、イベントなど多方面で活動中。

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