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夏の美白は食べて守る!

「美白」と聞いて一番に思い浮かぶ栄養素といえば「ビタミンC」ではないでしょうか。
紫外線をたくさん浴びたお肌ではお肌が黒くなる原因のメラニンが作られたり、細胞内の脂質が酸化して肌トラブルの原因となったりします。

そこで活躍するのがビタミンCです。

ビタミンCにはメラニンの生成を抑える働きや酸化を抑える抗酸化作用があるだけでなく、お肌のハリ・ツヤに欠かせないコラーゲンの生成にも関与して美白・美肌を守るためには欠かせない栄養素なのです。

ビタミンCは野菜や果物に多く含まれているのですが、特にパプリカは1個で成人が1日に必要なおよそ2倍のビタミンCを摂ることができます。
その他にはゴーヤやブロッコリーなどの色の濃い野菜に多く含まれます。
果物ではいちごでは5粒、グレープフルーツでは1個で1日に必要なビタミンCを摂ることができます。※1

ビタミンCの上手な摂り方とは?

様々な食材に含まれているビタミンCですが、その摂り方には2つのポイントがあります。
まず、ビタミンCは「水溶性ビタミン」といって水に溶ける性質を持つため、一度にたくさん摂っても数時間で尿とともに体外へ排泄されてしまいます。
朝・昼・夜と毎回の食事でビタミンCを含む食材を食べることで、常に体内にビタミンCがある状態を保つことができます。
間食やデザートにお菓子を食べる習慣がある方は、フレッシュな果物に変えるというものオススメです。

2つめは「熱に弱い」ということです。
ビタミンCは加熱すると壊れてしまう性質があります。
多くの野菜や果物は生で食べることが可能ですが、火を通すときは手早く行うことがポイントです。
例外として、じゃが芋やさつま芋にもビタミンCはでんぷんに守られているので、加熱しても壊れにくいという性質があります。

仕事や育児が忙しい方は特に注意!

ビタミンCはストレスや喫煙(受動喫煙も含む)などでもどんどん消費されていきます。
そのため、紫外線をたくさん浴びる以外にもハードワークで疲れ気味の方や周りにたばこを吸っている人が多い環境にいる方は積極的にビタミンCを補給しましょう。

(テキスト: 磯村 優貴恵)

※1『厚生労働省』 「日本人食事摂取基準2015」http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
『文部科学省』 「食品成分データベース」http://fooddb.mext.go.jp/index.pl
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このテーマの作者紹介

磯村 優貴恵

管理栄養士・料理家
関東学院大学人間環境学部健康栄養学科を卒業。
大手ダイエットサロンでの食事指導の際に具体的なメニューや調理法の必要性を感じ、退職後3年間の料理経験を積む。
現在は子供から大人まで家族みんなが美味しく食べられるレシピや栄養情報を誌面やWebにて発信するほか、商品開発なども手掛ける。

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